不登校が輝く日

子供2人中学時不登校でした。

byウパリン

悩ましの高校見学

2016-10-23 22:41:57 | 日記
高校見学に行きたくなくて荒れたというコメントをいただいて、長男の時を思い出しました。

長男、中三の時は転校して夫の実家から毎日学校へ行っていました。
欠席は年間で10日以内でした。ポツポツ、単発で休みましたが、2日以上続けて休むことはありませんでした。

仲の良い友達もでき、休日は遊びにも行ったし、一見元気そうに見えましたが、やっぱり情緒不安定で時には荒れたそうです。

夜中に私に「もうダメだ」という電話が1年の間に何度かありました。1時間くらい話を聴いてあげると落ち着きました。

そんな長男、第一志望は公立でしたが、志望校の学校見学には行きませんでした(>_<)

一校だけ、私立高校の説明会に私と一緒に行きました。

講堂で全体の説明があり、その後は校舎の見学で、他の皆は校舎の中に入って行くのに、長男は「もう帰る」と言ってスタスタと逆方向に歩き、校門の外へ出て行ってしまいました。私は後を追いかけるようについて行きました。

帰り道、長男は突然、橋の欄干に持っていた傘をガンガンと打ち付け、折れ曲がった傘をポーンと川に投げ捨てました。

自転車で通りがかったおばあさんの驚きおののく顔と、川に落下して行く傘の光景は今も忘れられません。

長男は涙をこぼしながら 「オレは学校が嫌いなんだー!」 と叫び、川に飛び込もうとしたので、私は慌てて制止しました。(本気で飛び込む気ではなかったと思います。母親に 「オレはこんなに辛いんだ」とアピールしたかったんだと思います)

その後、長男も私も亡霊みたいな状態でふらふら歩いていたと思います。

駅の方角を目指して歩いていると、長男が「ゲーセンに行きたい」と言うので、見知らぬ土地でどこにゲーセンがあるかもわからない私はタクシーを捕まえて運転手さんに「ゲームセンターに行って下さい」と言いました。タクシーの運転手さんも「えー?どこにあるかなあ」と困っていましたが、何とかたどり着き、そこで長男の気が済むまでゲームをやらせて、しばらくしたら落ち着いたので帰りました。


辛すぎたので封印していて、思い出すこともなかった記憶を何年かぶりに思い出しました。(つД`)ノ

学校見学って、学校が嫌いな子にとってはとても辛いものなんだと思います。

こんな長男でしたが、無事に見学に行った高校に合格し、卒業できました。

私立に受かったら、第一志望だった公立はもう受ける気がしなくなったようで、受けずにその私立に入りました。(それまで公立目指して内申点もよくしようと頑張ってたんですが、、)

今思うと、高校見学は行っても行かなくてもどっちでもよかったと思います。

嫌な思いをするくらいなら行かない方がいいのかも。

今、高校見学に行けなくて悩んでいるお子さんや親御さんたちも、見学に行けないからって悲観することはないですよ‼︎

こんなに病んでた長男も、今はとっても元気な大学生ですからネ(๑>◡<๑)‼︎