ダフネの『草の想い日誌』

道端に咲く花、草のしずく、木々の香りに心動かす、そんな日常を写真と一緒に綴ります。

映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶』観てきました。

2017年11月05日 13時23分19秒 | 映画

なんということでしょう。
あと4日で優待クーポン切れるわ
・・これだけで足を運んだはずのこの映画でした。


余命短い男性が思い出のオムライスを食べる。
冒頭のこのシーンからグイグイ惹きこまれました。

マダムグループのひそひそ声が
女子中学生のお菓子を食べる音が
鼻水をすするそれに変わり、
言わずもがな、わたくしもです


キャストも素晴らしいと思いました。

ニノや、西島さん、宮崎さん、脇を固める綾野剛さんはもちろんのこと、
驚いたのが見たことのない西畑大吾くんですか、あの豊かな感情表現、素晴らしいです!!
彼は関ジャニ所属なんだとか。
何ですか?ニノといい、西畑君といい、
ジャニーズは俳優養成所ですか?


料理の薀蓄を説いたものでもなければ
レシピ自慢でもない
ミステリーテイストの料理人の生き様を描いた作品です。

食べることは生きること。
食卓は人を笑顔にできる大きな素材、
改めてそう思いました。

人の温度を感じられる
深いところを揺さぶられる、
いい作品にめぐり逢うことができて幸せです。
daphne


《あらすじ》

1930年代、かつての満州国で日本人料理人・山形直太朗が大日本帝国のフルコースレシピの創作を命ぜられます。
満州の料理人と日本人の見習い料理人とともにレシピを完成させますが、それは太平洋戦争が勃発寸前の頃でもありました。
動乱の中、未発表のそのレシピの流出を守るべく、人から人へと継がれたため、レシピの所在は不明となります。

そして70年後。
「幻のレシピを探して再現する」この任務を報酬目的で引き受けたのが、絶対味覚=麒麟の舌を持つ料理人・佐々木充でした。
あのとき山形の身になにが起きたのか?
なぜレシピは未発表のまま動乱の中に紛れたのか?
充は、レシピを追い求めるうちに、料理人・山形の魂に触れ、
自分の生き様と記憶を辿っていきます・・・そして。
果たして、そこにはなにが?
探していたレシピは・・・?


《キャスト》

現代   佐々木充:二宮和也
     柳沢健(充の親友):綾野剛
     楊晴明(中国料理界の重鎮):笈田ヨシ

1930年代 山形直太朗:西島秀俊
     山形千鶴(直太朗の妻):宮崎あおい
     鎌田正太郎(直太朗の助手):西畑大吾
     三宅太蔵(陸軍大佐):竹之内豊

《監督》 滝田洋二郎



追記 *個人的に、若かりし頃の楊さんを演じられた方がいい笑顔で大好きです