ドラマ『嫌われ松子の一生』第６話

『嫌われ松子の一生』
視聴率がなかなか２ケタ乗らないそうで，
ブロガーの皆さんの関心も，
「のだめ」→「１４歳の母」→「Dr．コトー」(→「セラ機関」→「鉄板娘アカネ」？)
といったローテーションがメインのようで。
どれもなかなか面白そうではございますが，
松子を暖かく見守っていきたいと思います。


嫌われ松子の一生　
第6話
■「女子刑務所雑居房」

嫌われ松子の一生 山田 宗樹/幻冬舎

　殺人と覚せい剤取締法違反で逮捕され女囚となった松子（内山理名）は、大野島の実家を飛び出して４年、27歳になっていた。刑務所では、新入りの受刑者として独房に入れられ、集団生活のルールを学び、配属先を決めるために観察工場で適正テストをされ雑居房に移り強制労働が始まる。雑居房に移る際、松子は女子刑務所の保安課長・瀬川（片桐はいり）から「国立大を出て中学校の教師をしていたことは知られないよう気をつけて」と言われる。松子のような優秀な経歴は、必ずトラブルの元になるというのだ。そして、ほどなく雑居房に入った松子は、和子（山田スミ子）・みどり（ふせえり）・るり子（有坂来瞳）そして、めぐみ（小池栄子）と出会う。新入りの松子に興味津々な和子たちは、松子に嫌がらせやいじめを繰り返したが、めぐみだけは、いつも松子をかばい慰めてくれるのだった。そして、いつしか何でも話し合える仲になる２人。

　ある日、出すわけにもいかない島津（杉本哲太）宛の手紙の束を整理していた松子の元へ、島津から手紙が届いた。刑務所に入って2年、島津から届いた初めての手紙に、喜びを隠せない松子。だが、この手紙が元で、松子にとんでもない行動を起こさせてしまう…。
　その後、松子より先にめぐみが出所した頃、覚せい剤の売人として逮捕され刑務所に入っていた洋一（要潤）が釈放された。26歳になった洋一が戻る場所とは…。



「ズルズルのシャブ中」のみどり，
「シワシワババーのくせに結婚詐欺師」の和子，
ＤＶ苦で３歳の息子と無理心中を図り死にきれなかったるり子，
そして駄目な母親に振り回され，義父に暴力と暴行を受け続け
殺し損なっためぐみ。

スリッパを隠されて便器に落とされていたり
みそ汁の中に靴下を入れられてたり
個人用のシャンプーをなくしたといって騒ぎ，
その無くなったものが松子用の引き出しに入っていたり。
所の庭での休憩時間にボールをぶつけられたり。
陰湿といえば陰湿ないじめですが，
あのさえないオバチャンらにかまわれている光景は
端から見てると「しょーがねーなー」で勘弁してやりたい程度のきつさ。
なんか，子どもっぽい感じに見えちゃいました。
現実のニュースで伝えられる中学生・高校生の虐めの世界より。

やっぱ，作り手側に，松子に対する「愛」があるから
あんまりドロドロと陰湿な空気が生まれないのかもしれませんね。
２年後ようやく届いた(あれ？みどりはもう出所してるべき時期じゃないか？)
賢治からの初めての手紙も
彼らしい木訥で誠実な性格の伝わるものでしたし
めぐみとの交流も，息苦しい服役生活の中の一服のオアシスというより
刑務所暮らしでも人生バラ色になっちゃうようなでかい光に
見えちゃいましたし。

「男なんかに頼らずに自分の力で生きていきな。
　でも，希望は持たなきゃだめだ」
ヨッ！栄子ねえさん男前！

８年という刑期はあまりにも長いですが
手に職をつけるべく獄中で美容師の研修を受けながら，
もう来週には出所してしまいます。
しかし，その年月のギャップは…松子にさらなる試練を強いるのでした。

ホント，堅苦しい刑務所暮らしも，
外の世界に比べればよっぽど休まる世界かもしれない…
松子にとっては。

私も松子を見守っていきたいと思います。

◆キャスト◆
川尻松子(27) … 内山理名
島津賢治（44 玉川上水そばの理容店主） … 杉本哲太
小野寺保（34 松子に殺害されたヒモマネージャ） … 吹越　満
海老沢真刑事（43） … 武野功雄
【現代】 　
龍　洋一（48） … 要　　潤
沢村めぐみ（52＆22 懲役４年3月） … 小池栄子
川尻明日香（20） … 鈴木えみ
渡辺　笙（20） … 小柳　友
汐見刑事（48） … 羽賀研二
後藤刑事（29） … 浜田　学
島崎　聡（22） … 蕨野睦弘
【次回・女囚仲間】
牧野みどり（39 懲役２年） … ふせえり
遠藤和子（49 懲役３年2月） … 山田スミ子
真行寺るり子（29　懲役５年） … 有坂来瞳
瀬川陽子（35 保安課長） … 片桐はいり
大谷春樹（24） … 吉永雄紀
裁判長　…　伏見哲夫

赤木研一郎（36 元白夜マネージャ・現漁師） … 北村一輝
斉藤スミ子（元白夜トップソープ嬢・綾乃） … 鈴木蘭々
　

※私，当ブログ恒例の「かってにキャスティング」で
『嫌われ松子の一生』を勝手に配役していたんですが(6月4日Up)，
龍洋一役に要潤さん，ズバリですよ！（しつこい？）
「松子役に荒川静香，妹の久美役に浅田真央」なんて
超個人的センスで選んでいたのにね～。

ドラマ嫌われ松子の一生公式ページ－TBS
※Ａ面(原作・出演者・制作・BBS・あらすじ・ギャラリー・相関図・Emi&Yu's日記)と
　Ｂ面(アンケート・音楽・ファンレター・スタッフ日記・現場レポート・
　「松子の時代」・インタビュー・「松子の足跡」)の二本立てが凝ってますね。

「弁護士のくず」橋本ｐ日記　今もちょくちょく更新されてますよ♪

◆過去の記事
2006ドラマ感想

『大奥 華の乱』感想はこちら

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