『ロスタイムライフ』,本当に最後の最終節は,
一話分まるまるいちゃいちゃ二人芝居ですか。
それでもあっという間に終わっちゃった感じがしたのは
脚本の妙と温水さん岸本さん2人の軽妙な演技力の賜でしょう。
よかったです。
『ロス・タイム・ライフ』
第11節 延長戦・特別版・後編
道波商事の裏帳簿をめぐり、怪しい男たちに拳銃を突きつけられた尾元勇蔵(温水洋一)らだが、間一髪のところで新聞記者・古橋典孝(梶原善)が帳簿を持ち出し危機を免れた。しかも、その帳簿は偽者で本物はCD-Rにして黒崎彩香(栗山千明)が持っていたのだ。
安心したのも束の間、そこへカズ子(岸本加世子)が駆け込んできた。カズ子は彩香の父親の絡んだ汚職を国会で追及していた議員だったが、そのことで乗り込んできたのではなかった。実は2人は幼なじみであり、夫婦だったのだ。
十年前に尾元が離婚届にサインをして家出して以来の突然の再会だったが、カズ子は離婚届を提出しておらず、離婚していないことを知る。離れ離れだった時間を埋めるように語り合う2人。しかし、カズ子の背後には審判団が。カズ子はロスタイム中だったのだ。
やがて、カズ子は尾元を連れ部屋に行くと思い出の手打ちそばを作るようにお願いする。カズ子がロスタイム中であることを知らない尾元は、わけもわからずそばを作り出す。そばを食べながら愛の告白をするカズ子。そして2人はキスを…。残り時間がわずかとなり、尾元に手紙を渡すと1人奥の部屋へ入るカズ子。そこに試合終了のホイッスルが。
1ヶ月後、尾元は亡きカズ子の意思をついで選挙に立候補していた。結果は落選。気を取り直しハローワークに入ろうとする尾元の足元には審判用のホイッスルが。直後、尾元が吹いたホイッスルの音が響き渡り…・
※公式ページ,思いっ切りネタバレ。
んな,いくら心根が純粋であたたかい人柄の持ち主だからって,大学受験も全力でサポートして,こんな要領が悪くて貧乏くじばかり引かされる彼が安心して生きられる世の中をつくるために国会議員にまでなるって,そこまで惚れぬく女性っているかぁ?
イイハナシダナー(ノ∀`;)
この2人の想い出話,
妻にとっては最期の4時間を使っての最後の想い出づくりなわけですが
いいなー。女性のかわいらしさって年齢まったく関係ないですね!
また彼女が留学中に何人かの別の男性ともつきあったという話のとこで
「それ,浮気だよ」「まだ話の途中なの」「でも,浮気だよ…」
のうじうじしつこく引きずってるところ笑えた…。
「いいかげんにしろ!」と,日本全国何十万の視聴者が心の中で
同時にツッ込んでいたことでしょうw。
そして亡くなるカズ子さん…
また勇蔵,不審死(医者が立ち会わないんで検死対象)の第一発見者かよ!
傍からみたら思いっきり死に神だな。
彼女のラブレターに残された遺志を受けて国会議員に立候補する
尾元氏ですが,あえなく落選。
そりゃ,地盤と看板を受け継がないと無理だわな。
彼女も当選させたかったらダンナ本人に出馬要請するだけじゃなくて
後援会,党のお偉いさんに根回ししておかないとダメだわね。
(手紙を届けるよう,秘書に直に手渡しで託しておくとか)
尾元さんなら当然そういう組織的選挙活動の御輿に乗って立候補するのは
辞退するだろうけどね。
■
チャンチャンチャン… チャンチャンチャン…
「あと24時間で世界が滅亡するなら,残りの時間で何をする?」
という質問は誰もが何十回と聞いたであろう問いかけ。
そんなこと聞かれてもはっきりと「これがしたい!」というものがあるわけでもなく
かといっていくつものパターンの答えが思い付くでもなく,
その場限りのありがちな話題の切り口として流されることがほとんどだと思いますが
実際には百人いれば百通りのすごし方があるはず。
それをパーソナルな形でパッケージして具現化してみせた『ロスタイムライフ』,
サッカーの試合風の審判団だの実況中継がついたりだの
料理の鉄人かよ!と言いたくなる,かなりおちゃらけた設定の
ドラマでしたが,「面白うて,やがてkなしき…」て感じで
けっこう心に残るシリーズでした。
この最終節のエンディングで全「出場選手」の「試合」を
振り返ってましたが…
やっぱ「スキヤキ編」はあれだな…玉置浩司さんゲストの回の
古畑任三郎だな…。
せつない話ではありましたが,あんな自転車自損事故で死ぬなんてありえない。
で,ラスト2週の特別版で主人公を演じた
シリーズ全体の“狂言回し”?尾元勇蔵,
道波商事にいたはずの昭和64年時点の「極道の女編」で飲み屋のオヤジを
やってたり,「ひきこもり編」で主審をやってたいきさつが説明されなかったりと
矛盾や伏線回収残しなどいろいろ粗はありましたが
(本当にまたフリーになった最後のシーンで
拾ったあの笛を吹いたことで審判団に入った?と匂わせてますけどね)
フジの力尽くで視聴者の歓心をつかむ「ドラマ力」はすごいですね。
ロス・タイム・ライフ 公式ページ~フジテレビ
主人公の名前が中山→都並→井原→松永→森安→北澤→瑠偉(ラモス)
→堀池→三浦→黒崎→カズ(「カズ子」ときたか!)。
「あなたのロスタイムライフチェック」
人生を無駄に過ごしてきたほどロスタイムが長いってのも皮肉な話ですが,あなたのロスタイムは?
脚本:山崎淳也
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一話分まるまるいちゃいちゃ二人芝居ですか。
それでもあっという間に終わっちゃった感じがしたのは
脚本の妙と温水さん岸本さん2人の軽妙な演技力の賜でしょう。
よかったです。
『ロス・タイム・ライフ』
第11節 延長戦・特別版・後編
安心したのも束の間、そこへカズ子(岸本加世子)が駆け込んできた。カズ子は彩香の父親の絡んだ汚職を国会で追及していた議員だったが、そのことで乗り込んできたのではなかった。実は2人は幼なじみであり、夫婦だったのだ。
十年前に尾元が離婚届にサインをして家出して以来の突然の再会だったが、カズ子は離婚届を提出しておらず、離婚していないことを知る。離れ離れだった時間を埋めるように語り合う2人。しかし、カズ子の背後には審判団が。カズ子はロスタイム中だったのだ。
やがて、カズ子は尾元を連れ部屋に行くと思い出の手打ちそばを作るようにお願いする。カズ子がロスタイム中であることを知らない尾元は、わけもわからずそばを作り出す。そばを食べながら愛の告白をするカズ子。そして2人はキスを…。残り時間がわずかとなり、尾元に手紙を渡すと1人奥の部屋へ入るカズ子。そこに試合終了のホイッスルが。
1ヶ月後、尾元は亡きカズ子の意思をついで選挙に立候補していた。結果は落選。気を取り直しハローワークに入ろうとする尾元の足元には審判用のホイッスルが。直後、尾元が吹いたホイッスルの音が響き渡り…・
※公式ページ,思いっ切りネタバレ。
一途岸本 加世子/集英社 |
イイハナシダナー(ノ∀`;)
この2人の想い出話,
妻にとっては最期の4時間を使っての最後の想い出づくりなわけですが
いいなー。女性のかわいらしさって年齢まったく関係ないですね!
また彼女が留学中に何人かの別の男性ともつきあったという話のとこで
「それ,浮気だよ」「まだ話の途中なの」「でも,浮気だよ…」
のうじうじしつこく引きずってるところ笑えた…。
「いいかげんにしろ!」と,日本全国何十万の視聴者が心の中で
同時にツッ込んでいたことでしょうw。
そして亡くなるカズ子さん…
また勇蔵,不審死(医者が立ち会わないんで検死対象)の第一発見者かよ!
傍からみたら思いっきり死に神だな。
彼女のラブレターに残された遺志を受けて国会議員に立候補する
尾元氏ですが,あえなく落選。
そりゃ,地盤と看板を受け継がないと無理だわな。
彼女も当選させたかったらダンナ本人に出馬要請するだけじゃなくて
後援会,党のお偉いさんに根回ししておかないとダメだわね。
(手紙を届けるよう,秘書に直に手渡しで託しておくとか)
尾元さんなら当然そういう組織的選挙活動の御輿に乗って立候補するのは
辞退するだろうけどね。
■
チャンチャンチャン… チャンチャンチャン…
「あと24時間で世界が滅亡するなら,残りの時間で何をする?」
という質問は誰もが何十回と聞いたであろう問いかけ。
そんなこと聞かれてもはっきりと「これがしたい!」というものがあるわけでもなく
かといっていくつものパターンの答えが思い付くでもなく,
その場限りのありがちな話題の切り口として流されることがほとんどだと思いますが
実際には百人いれば百通りのすごし方があるはず。
それをパーソナルな形でパッケージして具現化してみせた『ロスタイムライフ』,
サッカーの試合風の審判団だの実況中継がついたりだの
料理の鉄人かよ!と言いたくなる,かなりおちゃらけた設定の
ドラマでしたが,「面白うて,やがてkなしき…」て感じで
けっこう心に残るシリーズでした。
この最終節のエンディングで全「出場選手」の「試合」を
振り返ってましたが…
やっぱ「スキヤキ編」はあれだな…玉置浩司さんゲストの回の
古畑任三郎だな…。
せつない話ではありましたが,あんな自転車自損事故で死ぬなんてありえない。
で,ラスト2週の特別版で主人公を演じた
シリーズ全体の“狂言回し”?尾元勇蔵,
道波商事にいたはずの昭和64年時点の「極道の女編」で飲み屋のオヤジを
やってたり,「ひきこもり編」で主審をやってたいきさつが説明されなかったりと
矛盾や伏線回収残しなどいろいろ粗はありましたが
(本当にまたフリーになった最後のシーンで
拾ったあの笛を吹いたことで審判団に入った?と匂わせてますけどね)
フジの力尽くで視聴者の歓心をつかむ「ドラマ力」はすごいですね。
ロス・タイム・ライフ 公式ページ~フジテレビ
主人公の名前が中山→都並→井原→松永→森安→北澤→瑠偉(ラモス)
→堀池→三浦→黒崎→カズ(「カズ子」ときたか!)。
「あなたのロスタイムライフチェック」
人生を無駄に過ごしてきたほどロスタイムが長いってのも皮肉な話ですが,あなたのロスタイムは?
尾元勇蔵:温水洋 尾元カズ子(国会議員):岸本加世子 佐々木真理子:酒井若菜 黒崎彩香:栗山千明 古橋典孝(ジャーナリスト):梶原善 エリザベス:花井京乃助 黒スーツの男:河野洋一郎 シャドー団:須田邦裕 警官:山崎直樹 検察官:越村友一 看護師長:大島蓉子 松永由紀子(唯一の生き残り):上野樹里 |
審判団C 主審:犬飼若博 副審:石田剛太 中川晴樹 第4審判:宮城竜二 審判団D 主審:飯島ぽぽぽ 副審:四位博善 川島広輝 第4審判:幸野友之 ダンサー:林希 原田薫 空ゆきこ 柳橋さやか 解説:西田征史 実況:青嶋達也アナウンサー |
脚本:山崎淳也
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