日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

高橋藍と室岡莉乃(春高バレー2020)

2020-01-23 06:51:46 | スポーツ
アラ還にもかかわらず、マンガ「ハイキュー」のファンになり、その流れで春高バレーをウォッチしました。
これが高校生?
鍛え上げられたバレーチームは無駄なミスなどなく完成度が高いことに驚かされました。
その中でも、「この選手、モノが違うぞ!」と素人の私にもわかる逸材がいました。

男子では東山高校の高橋藍選手。
身長188cmながら(まあ高校生としては大きいですが)、ジャンプ力がすごい。
空中で止っているように見えます。
まるで白鳥沢高校の牛島 若利!
とくにバックアタックが美しい。

しかし彼を活かしたのはセッターの中島健斗選手。
トスを前後左右に散らして高橋欄選手のマークをはずし、
ここぞと言うときに高橋選手を使うセンスは見事です。
そしてトスが正確で、アタッカーが戸惑う場面がほとんどないのが奇跡的。
まるでハイキューの影山飛雄。
ちょっと調べてみたら、彼は中学校時代全国制覇を成し遂げた名選手らしい。
・・・なるほど。

高橋藍選手は、将来Vリーグで活躍する姿が見られること間違いなし。
ひょっとしたら東京オリンピックも?

女子の試合はあまりみなかったのですが、
外国人留学生や日系人の活躍が目立つ中で、
いぶし銀的光彩を放っていたのが東九州龍谷高校の室岡莉乃選手。
身長162cmと、セッターやリベロ的体格なのですが、エース・アタッカーなんです。
垂直跳び70cmという驚異のジャンプ力(私もテニスでインターハイに出た体育会系でしたが、垂直跳びは40cm・・・)。
彼女の周りだけ、重力がないんだろうか?
ハイキューで言えば、主人公の日向翔陽「小さな巨人」ドンピシャです。

いや〜、マンガの世界だけの卓越したキャラクターと思い込んできましたが、
すごい選手って、実際に存在するのですねえ。

バレー放送に一つ注文があります。
アングルをもっと多角的に捉えて欲しい。
ふつう、両チームが映る横からのアングルですが、
トスの左右移動やブロックのマークがよくわかる縦(前後?)のアングルでも見てみたい。
その方が戦術がわかりやすく、そのすごさもわかると思うのです。