26日から3日間、ヨーデルフェストというお祭りがルツェルンで開催されました。街の至る所で、スイスの民族衣装を着ている人達が見受けられます。毎年開催されているものの、3年に一度のサイクルでルツェルンが開催地になるという事だったので、私はとてもラッキーでした。よく分からないまま、街をふらふらしてみます。まず、ビールスタンドの前で足を止めます。お祭りと言えば、やはりビールでしょう。でも、あれれ?5フランと書いてあるのに、10フラン出したら、おつりが3フランと変な2フランと書かれたプラスチックのお金が返って来ました。主人が、「多分、ここでしか使えないお金なんだよ。これを使って、もっと色々買えって事じゃない?せこいな。」と言いました。真に受けた私は、その偽2フランを足してハンバーガーを買おうとしました。すると、レジのお姉さんが、「これお金じゃないの。使えないのよ!」とドイツ語で言いました。そして、私の手から2フランを取り出し、再び偽の2フランをくれました。「えっつ!!偽金もういらないんですけど。使えないんでしょ!!」私と主人はびっくり仰天。偽2フランが2枚になってしまいました。400円も損した気分です。するとお姉さんは一生懸命ドイツ語で、指を指しながら「そのビールを飲み終わったら、そのプラスチックの容器を返すのよ。ハンバーガーを食べ終わったら、その紙皿はここに戻すの。そうしたら2フラン返して貰えるわ。」と説明しました。と言うか、そんな感じの事を言われた気がしました。「オッケエー・・・。」私と主人は一先ず退散し、他の人がどうしているかを観察する事にしました。するとどうでしょう。みんな食べ終わったら、ゴミをポイポイせずに、きちんと屋台に運んでキャッシュバックを受けています。やはり、エコ化が進んでいるスイスはすごいです。200円返して貰えるとなれば、みんなゴミは捨てませんよね。お陰で街は、人の割には汚れずにいるようでした。
美味しいカラマリを食べていると、どこからともなくヨーデルが聞こえてきました。ヨーデルと言うと、私は「アルプスの少女ハイジ」の前奏「ヨーロロロヒッヒヨーロヒッヒヨーローヒヨー」しか聴いた事がなかったのですが、今回何とも美しいハーモニーに驚かされました。このお祭りの目玉は、街中でヨーデルが歌われる事です。会場の予約がなくても街を歩いていると、コンテストにやって来たヨーデル隊が仲間同士で歌い始めるのです。その歌声に、心が洗われる気分になり、涙が自然と零れました。主人は「スイスの人って優しい人種なんだね。」とぐすんぐすんしながら感動しています。周りで聞いていた男性も「ズーパだね」と話しかけて来ました。人間には言葉を超えて共感できる物が沢山ある事を実感しました。
さて、花火が見物と聞いていたので、花火を見ずには帰れません。時刻は7時。最近どんどん日が伸びているスイスでは、7時はまだ、3時の日差しです。花火の打ち上げは何時かと聞いてみると、日が暮れてからとの事。一体いつ日が暮れるんだろうかと途方に暮れました。夜10時になっても沈まない太陽に、「もうへとへとだから、今日は沈んで下さい。」と懇願しながら、今か今かと待ちあぐねます。漸く10時半になって、辺りが暗くなり始め、ヨーデルが流れ出しました。アメリカでもそうでしたが、花火の打ち上げと同時に音楽が流れます。湖から上がる花火を素敵な音楽と共に楽しみました。
それにしても、海外はお祭りが本当に盛り沢山。アメリカ在住時も、毎週のようになんらかのイベントが催されていましたが、スイスでも、先々週まではサッカーのユーロ戦の為、街中大騒ぎ。先週は犬の世界コンテスト、今週はヨーデル祭りです。毎週毎週、何かと出費が嵩みます。
美味しいカラマリを食べていると、どこからともなくヨーデルが聞こえてきました。ヨーデルと言うと、私は「アルプスの少女ハイジ」の前奏「ヨーロロロヒッヒヨーロヒッヒヨーローヒヨー」しか聴いた事がなかったのですが、今回何とも美しいハーモニーに驚かされました。このお祭りの目玉は、街中でヨーデルが歌われる事です。会場の予約がなくても街を歩いていると、コンテストにやって来たヨーデル隊が仲間同士で歌い始めるのです。その歌声に、心が洗われる気分になり、涙が自然と零れました。主人は「スイスの人って優しい人種なんだね。」とぐすんぐすんしながら感動しています。周りで聞いていた男性も「ズーパだね」と話しかけて来ました。人間には言葉を超えて共感できる物が沢山ある事を実感しました。
さて、花火が見物と聞いていたので、花火を見ずには帰れません。時刻は7時。最近どんどん日が伸びているスイスでは、7時はまだ、3時の日差しです。花火の打ち上げは何時かと聞いてみると、日が暮れてからとの事。一体いつ日が暮れるんだろうかと途方に暮れました。夜10時になっても沈まない太陽に、「もうへとへとだから、今日は沈んで下さい。」と懇願しながら、今か今かと待ちあぐねます。漸く10時半になって、辺りが暗くなり始め、ヨーデルが流れ出しました。アメリカでもそうでしたが、花火の打ち上げと同時に音楽が流れます。湖から上がる花火を素敵な音楽と共に楽しみました。
それにしても、海外はお祭りが本当に盛り沢山。アメリカ在住時も、毎週のようになんらかのイベントが催されていましたが、スイスでも、先々週まではサッカーのユーロ戦の為、街中大騒ぎ。先週は犬の世界コンテスト、今週はヨーデル祭りです。毎週毎週、何かと出費が嵩みます。