湿疹、アトピー肌のスキンケアソリューション

2009-10-07 | LEARN

湿疹は私にとってとても深刻な問題です。
私は8歳から30代前半までこの問題で悩んでいました。今までも時々湿疹ができ、とても強いコルティーソンクリームをいつも近くに置いています。
私が若かった頃、最悪のことが起きました。体中の70%以上がかゆかったりひりひりして、赤くなって、荒れた肌になりました。色んなことを試すために皮膚科に何回も行きました。そしていつの間にか自然に治った後にも、やはり最善の方法は探せなかったのです。ですから私はこのような問題で悩んでいる人の気持ちがよくわかります。現在は、最も肌についての情報がたくさんある時代と言えますが、湿疹は今も謎です。
薬品はこの分野で一番発展した部分ですが、この巨大でしかも辛い肌の悩みを扱うにはまだ物足りない感じがします。

湿疹(またはアトピー性皮膚炎症と知られている)は、理由が不明確な色々な肌の発疹を説明するために使われる一般的な用語です。肌発疹は少しかゆい程度から、慢性的に体全体に炎症ができ、肌がひび割れるまで、ある程度乾燥し続けると、刺激を受け続けて継続的にかゆく感じる症状があります。興味深いことは、幾つかの類似点はありますが、湿疹は人によって完全に違う、様々な形になっています。湿疹になる最も一般的な部分は腕と足の関節の部分、首の後ろ、手の裏面、足の甲、手首などの部分です。

何年にもかかる研究にもかかわらず、この症状についての本当の原因は明らかになっていません。主な理論の中の一つは、湿疹を持っている誰かが、免疫反応を持っているということです。それは、特定物質が肌に触れる場合に肌が異常に反応するということです。深刻な湿疹の場合には、このような特定物質が水であるの場合もあります。他の場合の原因には衣服、洗浄液、石けん、のり、食品、アレルギーを起こす物質(ほこり、ダニ含め)から低い湿度、多様な成分の結合など、たくさんあります。私たちをがっかりさせることは、このような症状が何の理由も無く規則的ではなくて突発的に現れる可能性があるということです。そして湿疹が遺伝的な要素によることだという研究もあります。例えば、湿疹で悩んでいる人の子供の80%が湿疹を持っているということです。そして、大人でも子供でも、ストレスを受ける状況が湿疹を引き起こし、長く引きずることにより、症状が悪化する傾向があります。

原因に関わらず、湿疹のある肌は統制力を失い、かゆみを誘発する状態、または深刻な炎症の原因になり、問題を起こす物質や環境に反応を起こします。

湿疹のタイプは次のようになります:

アトピー湿疹 (アトピー性皮膚炎と呼ばれるときもある)
: おそらく一番致命的でつらい種類の湿疹でしょう。絶えられないほどかゆく、刺激的で、肌がひりひりし、荒れ、感染に抵抗できないということが主な特徴になります。

アレルギーまたは炎症接触皮膚炎
: この特別な形の湿疹は、特定の物質が肌と接触して免疫システムが過敏反応することで、炎症ができたり、敏感になることで起きます。一般的な場合は、香料、ニッケル、洗浄液、羊毛、掃除用クレンジング製品、酢が原因となります。一度特定物質が発見されたら、それを避けることで問題が解決します。まぶた皮膚炎がその一つの例となります。
普通に又は深刻に腫れてしまい、肌の表皮が魚のうろこのようにはがれてしまったり、腫れた肌に見えます。
ヘアースタイリング製品の使用、メイクアップ、ネイルケアなどによってひんぱんに現れ、一番一般的な場合、ネイルケア製品、香水、防腐剤などが目の周りに触れるとこの症状が現れます。
この問題を解決する一番良い方法は原因になる製品の使用を止め、問題を起こさない他の方法を探すことです。

幼児脂漏性湿疹
: 頭皮脂漏性湿疹と知られていて、一般的に生後1年までの赤ちゃんに影響を与えます。肌の表面が硬くなり、厚くて赤くなるなどの問題もありますが、それ以上は何も感じないかもしれません。

成人脂漏性湿疹
: 20歳代と30歳代のたいていの人から現れます。柔らかいふけのような、肌の角質に見えますが、顔、耳、胸に広がる可能性があります。肌が赤くなり、炎症ができ、ニキビができ始めます。この状態は酵母菌の成長によって起きると考えられています。発病時には、抗菌類クリームを含んだ軟膏薬での治療が必要となります。

貨幣上湿疹
: 普通足に現れる貨幣上湿疹はピンク色または赤い色のコインの形の斑点が肌にでき、腫れ物やうろこなどがあればオレンジ色になる特徴があります。
もし治療をしなければ、乾燥して、うろこ状の部分の肌色が暗くなって厚くなります。
このようなタイプの湿疹は若い女性と50代から60代の間の女性に一番一般的にでき、冬場によくできる傾向があります。

湿疹の治療方法
一般的に共通した治療方法はありませんが、症状を軽くする方法がまだたくさんあります。

マイルドで効果的なスキンケア
: 驚くことに、対策の一つ目は炎症を軽くし、肌が潤って傷つかないようにする日常のマイルドなスキンケアです。抗酸化物質、正常で健康な肌から発見される構成物質と似ている成分、抗炎症剤、肌軟化剤などを塗って肌の外部的な構成を改善させると、たいていの湿疹は治ります。特定のアドバイスはこの記事の下の部分にあります。

刺激剤を避けること
: 良質のモイスチャライザー、日常的にマイルドなスキンケア製品を使用し、敏感反応を起こすすべてのものを避ける事が一番重要です。
刺激的な物質を避け、水を使うのも、あまりに長くならないようにすることがとても効果的です。体のどの部分でも洗ったあと、何秒かの内にモイスチュアライザーをもう一度塗ることはとても効果的で、特に手に良いです。
石けんやクレンザーは問題を起こす悪名高い物質です。もしある製品があなたの肌に問題を起こすということがわかったら、その製品は出来ればもう二度と使わないでください。そしてもしバータイプの石けんやクレンザーを使用していれば、必ずマイルドな洗浄クレンジング成分が含有された水溶性リキッドクレンザーに変えてください(ソディウムローリルサルファートやナトリウムC14-16オレフィンサルフォネートが入っているものは全部避けてください)。

部分的に塗るステロイド
:一番一般的で成功率が一番高い医薬品は処方せんを添付した強化ステロイド(コルチゾンクリームなど)を使用することです。
処方せん無しに買うことの出来るコルチゾンクリームは普通一時的な湿疹にとても効果的ですが、それがよく効かない場合には処方せん入りのコルチゾンクリームを塗ることで肌を治すことが出来ます。効能の強いコルチゾンクリームを短期間使用するときには悪い副作用はありませんが、それでも感染部分や必要な部分にだけ塗った方が良いです。
繰り返し継続的なコルチゾンクリームの使用(短期間の治療ではなく、数年間にかけての使用)は肌を薄くしたり、肌の老化を促進させる可能性があります。

ステロイド薬
:湿疹の様々なケースで、塗るステロイド薬が効果が無ければ、飲むステロイド薬を処方します。しかしこの種類の薬品には深刻な副作用がある可能性があるので、必ず医者と相談して使ってください。

塗る免疫調節剤
:2000年と2001年に、プロトピック(テクロリムスの活性成分)とエリデル(ピメクロリムス)が、湿疹を治療する新しい薬物としてFDAから承認を受けました。これはコルチゾンやステロイドではなく、肌の免疫作用を制限できる薬物です。初期の研究はとてもポジティブで、“FDAは12週間行われた3つの研究結果をその根拠として証明しました。この研究はプロトピックを使用した患者の28~37%が90%、又はそれ以上の肌状態改善を経験したという結果があり、一年間行われた二つの研究はこの薬物を長期間使用することは安全だと報告した”(Source: http://www.fda.gov/bbs/topics/ANSWERS/ANS01060.html) エリデルも同じ効果を持っていて、それについての研究はポジティブでした。言い換えると、免疫システムを抑圧することによって肌自体の問題になる、赤くかゆくなり、炎症性発疹を起こす良性物質に対する免疫反応を予防します。
残念ながら、2005年3月、エリデル(ピメクロリムス)クリームとプロトピック(テクロリムスの活発な成分)軟膏についてFDAは公共の健康のためのアドバイスで“健康関連職種に勤めている患者にエリデル(ピメクロリムス)とプロトピック(テクロリムスの活発な成分)の使用が潜在的に発ガンの危険があることを知らせるべきである”と発表しました。FDAは継続して次のように説明しました。この問題は動物研究を通して行った結果、少数の患者に対するケースの研究、そしてこの薬物がどう作用するかをベースとしたものです(免疫システムを抑制すると、そうではない場合に正常に機能する免疫システムによって攻撃されたり、破壊される癌の細胞を増殖させることになります)
エリデルやプロトピックの使用が癌と関連があるかについて決定するためには10年、またはそれ以上人体に直接実験しなければなりません。実験が行われてる間にはこのような危険が確実だとは言えませんし、FDAはエリデルとプロトピックが他の治療方法で失敗した患者のために警告文を張って使用されたほうが良いと勧告しています。(Source: ttp://www.fda.gov/cder/drug/advisory/elidel_protopic.html)

光治療
:肌をUVAやUVB光線にさらすことで慢性的な湿疹症状を減少させることができるという研究の結果があります。医学的に設計された特別に作られたボックスの中に設置した電球を使用して、肌が光線に露出するようにします。より深刻な、又は慢性的な湿疹は、ソラレンと呼ばれる処方薬と一緒にUVA光線で治療します。ソラレンは光線に肌の敏感性を増加させ、薬を飲んだり、軟膏を塗って使います。このような治療法はプヴァPUVA(ソラレン+UVA光線)として知られています。
光治療の方法は複雑で費用がかなりかかりますが、それは一週間に数回、又は一週間に数ヶ月の間、病院の管理下で行われるからです。しかも、肌の老化を加速化させる危険と紫外線光線治療によって皮膚癌発病率が増加する危険はタンニングの時とほぼ同じレベルになります。

代替治療方法
:上の説明の処方治療と方法以外にも、代替方法を模索する湿疹についての興味深い研究は2001年1月皮膚科学アーカイブ(The Archives of Dermatolog)に掲載されています。この研究は日本で発表されて、湿疹のある2/3の患者がウーロン茶を毎日1リットルずつ飲み、1ヵ月後改善されたという研究があります。この研究によると“118名の患者は…皮膚科治療を受けながら1000mlに10gのウーロン茶ティーバックを入れて5分間沸かしたお茶を飲むように処方しました。1ヵ月後118名の患者の中で74名(63%)の状態がよくなって、治療効果は64名の患者(54%)から観察されました。
また、“ウーロン茶の治療効果はお茶のポリフェノール成分の中の抗アレルギー特性の結果でもあります”と結論を出しました。塗る治療方法を中断した場合、お茶を飲む効果が得られなかった反面、両方行った場合の患者は一定部分の効果がありました。結論的には、塗る治療方法(モイスチュアライザー、可能な限りコルチゾンクリームも)と一緒にウーロン茶を複合的に服用すれば、その効果は増大され、湿疹ができている人は効果が実感できると思います。
月見草オイルとサリヂサオイルは肌の健康に良く、湿疹のところに塗ると湿疹が改善されると言われているガンマ・リノレン酸を含んでいますが、イギリスの医学ジャーナルthe British Medical Journal (December 2003, pages 1358-1359)を含め、様々な研究はその事例に匹敵しないと言っています。しかし、代替治療方法があなたに効果があるかどうかを実験するためには、若干の副作用の危険も受け入れなければなりません。

また発病の原因になる可能性があるため、食べ物に注意をしなければならないと指摘する研究もあります。
もし特定の食品グループ、つまり乳製品、グルテン、架空食品やナッツ類のようなものを取らない事で湿疹の頻度や深刻さが改善できるかを調べるために、その食品をとる事を制限するなどの実験をしてみることも良い方法です。(Other sources for this article: Dermatologic Therapy, September 2004, page 264; Pediatrics, January 2006, pages 118-128; Current Medical Research and Opinion, November 2005, pages 1735-1739; British Journal of Community Nursing, October 2005, pages 453-456; Homeopathy, October 2005, pages 215-221; Pediatric Allergy and Immunology, September 2005, pages 527-533; American Journal of Clinical Dermatology, June 2005, pages 203-213; Journal of Dermatology, May 2005, pages 346-353; British Journal of Dermatology, June 2005, pages 1193-1198; Skin Pharmacology and Physiology, May-June 2005, pages 103-114; Archives of Dermatology, December 2004, pages 1463-1466; and The Skin Sourcebook, Alan S. Boyd, M.D., 1998, pages 45-62.)


湿疹のためのポーラチョイスの戦略

以下のポーラチョイス戦略プランは処方せん入りの薬、肌の管理のための製品などの使用をちゃんと考えて組み合わせたものです。
このような治療方法はジェントルクレンザー、肌を安定させてくれるトナー、保護機能の日焼け止め、最新技術のモイスチャライザーで構成されています。
すべての製品は効果的で、強力な抗酸化物質と再生成分を含んでいます。

顔の湿疹のために
1. Skin recovery cleanger
2. Skin recovery toner
3. 2% BHA Lotion
4. Skin recovery superantioxidant concentrate serum(昼間/夜中)
5. Extracare moisturizing sunscreen SPF15 (昼間用)
6. Hydrating treatment cream または Skin recovery moisturizer(夜中用)
7. Skin recovery hydrating treatment mask(夜中に寝ている間を含めて、必要なときにいつでも使用可能)

体の湿疹のために

1. All over hair&body shampooまたは Skin recovery cleanger
2. Skin recovery toner(クレンジング後、湿疹の部分だけに使う)
3. Slip into silk body lotion(乾燥して、湿疹のあるすべての部分に十分に使用)
4. Beautiful body butter(特に乾燥して荒れた部分だけに使用) ; Lip&body treatment balm を使っても良い。湿疹で硬くなった部分に使用
5. Extracare moisturizing sunscreen SPF15(昼間用、モイスチュアライザー、バーム、またはバターの上に塗る)


*ご注意: もしあなたが湿疹治療のために処方されたの製品を使用していたら、自分が日常的に使用している化粧品との組み合わせを必ず専門医と相談してください。
一般的に処方薬は、クレンジング、トナー、角質除去剤の後に使用します。

コラムURL:http://www.cosmeticscop.jp/



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