日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

中学生、高校生のための自由主義講座 11 -人は、皆、天から使命を与えられている-

2017年02月14日 | 日記

人は、皆、天から使命を与えられている

 

A.人は、皆、天から使命を与えられている。

 

1.人は、皆、天から使命を与えられています。そして、すべての一人一人の命は等しく、無限の価値を持ち、かつ、天賦(てんぷ)の人権を持ちます。これは私達が社会おいて生き、社会を自由

主義の社会とするために、私達一人一人が持たなければならない信念であり、且つ、社会の信念です。

 

2.この信念の上に、私達一人一人は日々の営みを積み重ね、それは、私達の身の回りの日常を社会と呼ぶなら、小さな社会の営みとなり、そしてこの日々繰り返される小さな社会の営みと繋がり

が、村・市・都道府県・国といった社会の営みとなり、そして世界の営みとなります。ここでは、「天から使命を与えられている」と書きましたが、使命に目覚め、覚醒する人は、「自覚した使

命」、「使命に覚醒する」と呼んでください。「天から使命を与えられている」にせよ、「使命を自覚する」にせよ、「使命に覚醒する」にせよ、これらの信念は、私達が生きて行動する上での勇気

を与えます。

 

3.先日(2月12日・日曜日)、NHKスペシャルで「見えない“貧困”~未来を奪われる子どもたち~」という番組を放映しました。番組の中で気になったことがあり、これを書いています。

 

4.番組では、千葉県の高校(調査:16校、回答:約2500人)、大阪府の小中学生と保護者の約5万世帯(回答数:不明)、東京都の大田区の区立小学校に通う5年生全員と保護者を対象(回

答:約3500世帯)に、自分たちの生活に欠けていると考えているものを答えてもらうアンケートの内容と実際の生活の様子を放映していました。

 

5.アンケートは、アンケートを調査する側が「剥奪(はくだつ)指標」と呼ぶ「アンケートの対象者が自分たちの生活に欠けていると考えると思われる項目」を、あらかじめ列挙し、そこからアン

ケートの対象者に選択してもらうという方法を採るというものでした。そして、千葉県と大阪府のものは不明ですが、大田区のものは、質問に、「頑張れば報われると思うか」という項目と、「自分

は価値がある人間だと思うか」という項目があり、どちらにも「そう思わない」という回答欄が用意されていて、「頑張れば報われると思うか」という質問には、支援が必要であるとされた子供たち

の23,7%が「そう思わない」を選択し、更にこの子どもたちの約半数が「自分は価値がある人間だと思うか」という質問に、「そう思わない」を選択したと言います。

 

6.これを書きながら、この回答を行ったのは保護者かとも思いましたが、やはり子どもたちです。この回答は子どもたちには酷(こく)過ぎます。

 

7.そこで、アンケート調査実施者にお願いしますが、子供たちの未来に対して子供たちが自らの心を閉じてしまうこのような否定回答は準備しないでいただきたい。いつどのような時でも、子供た

ちの未来には無限の可能性が開かれていることを大人(おとな)は示す必要があります。

 

 

B.私達の未来は無限大に開かれている

 

1.私達の未来の可能性は無限大に開かれています。今日のテーマを、「中学生、高校生のための自由主義講座」とした所以(ゆえん)は、君たちに考えてほしいと思ったからです。

 

2.人は誰でもさまざまな困難に直面します。諸君は、その困難に直面したとき、今回のテーマの最初に書きました「人は、皆、天から使命を与えられている。そして、すべての一人一人の命は等し

く、無限の価値を持ち、かつ、天賦(てんぷ)の人権を持つ」という言葉を繰り返し思い出し、前に進んで行ってください。

 

 

(注) このブログを書くにあたって参照したもの:全文書き起こしサイト ー 字幕書き起こし NHKスペシャル 「見えない“貧困”~未来を奪われる子どもたち~」 2017.02.12

 (注2) A-1とB-2に、「無限の価値を持ち、かつ、」を書き加えました。(2017.2.15)

        

          

           遠く内房の海岸を望む

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