教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
学校の授業の一環で、3週間の法律事務所での研修

きのう、第52期文演第7回目が終了しました。
今回といままでとの大きな違いは、8回終了後の受講アンケートを(とりあえず書けるパートを)7回受講前までに、メールで送ってもらうことにしたことです。
そのなかの、現在、中央大学の法科大学院に通うHさんのメール。
メールを読んだスタッフみなが「オオッ」と声を上げました。
ご本人の了解を得ましたので掲載します。
添付されたアンケートの中身も面白いものでしたが、まずはメールの送付状についてです。
「松田様
お世話になっております。Hです。
文演を毎週楽しみにしています。
2月の1週目に期末試験が終わってから、学校の授業の一環で、3週間の法律事務所での研修がありました。
研修中はたくさんの訴訟記録を読みます(訴状だけでA4用紙100枚くらいあります。そのほかに答弁書、準備書面などなど……)。
私が、一緒に研修をしている学生さんの5倍くらいのスピードで、次々と訴訟記録を読んでしまうので、「Hさんは、すごい特技がある」と話題になりました。
研修先の弁護士の先生方も速読に興味をもたれたようだったので、ちょうど先日松田さんにいただいたご本を、事務所に差し上げました。
速読の効果を体感している毎日です」
本来は、司法試験受験生よりは、読むことが仕事の大半の弁護士さんたちが受けるべきプログラムなのかもしれません(公認会計士の方たちは、ずいぶん動き出しています)。
「先日松田さんにいただいたご本」というのは、最新刊『試験に受かる1日15分速読勉強法』です。
本が出たときに文演が開催されている場合は、毎回、進呈しています。今回も、海外出張で休んだYさんは、次の週でしたが、18名全員にプレゼントしました。
ビジネス書などわかりやすい本の5倍の速さということではなく、「訴訟記録」というシビアな世界の5倍速ですから、弁護士の「先生」たちが驚くのも無理ありません。
掲載の許可を得るとき少し話したのですが、「一緒に研修を受けている学生さんがかわいそうなんです。というか悪くって」と、神妙な表情をしていました。
学生同士の人間関係もありますから、ただ速いと喜んでもいられないようです。
しかし、痛快な話でした。
もちろんHさんには、もう1冊進呈しました。
他の本も持っているから、イイというのですが『また宣伝しておいてください』と無理やり手渡しました。
ところで、そのHさんの速読のスコアはどうかといいますと、下記になります。
「Hさんの体験レッスンの主なスコア08/7/1」 たてサッケイド19 数字ランダム19、21 漢数字一行〇→360、四→165、一→108 たて一行ユニット41・35 スピードチェック27(1分)・29(1分)ロジカルテストAタイプ14/15(3分)・20/20(3分)イメージ記憶18/40(2分)34/40(2分)初速529字/分
「字を読むのが遅いと感じるので」と、体験レッスンアンケートの受講理由欄に。たしかに、初速529字/分では、「遅いと感じる」はずです。
Hさんは、3か月後に入会。
「Hさんの体験レッスンアンケート08/10/9」・単に速読ではなく、論理力が弱いので、その強化もできそうな点が良かった。説明を一つ一つしていただいたので、混乱せずにできました。
Hさんは、このときは旧司法試験受験生でした(2008-11-28「とてもハードで、頭の栄養をつかいまくった気がした」のHさんであり、「反復継続は力なり。」のポニョカさんの紹介です)。
最新のスコアです。といっても、もう3か月前のものですが。
「Hさんの受講70回目の主なスコア09/11/20」たてサッケイド50 かなランダム63 数字ランダム55 漢数字一行四→4,320、三→2,592、一→1,800 たて一行ユニット104 スピードチェック40(52秒)・40(57秒)ロジカルテストDタイプ 34/37(3分)・28/32(3分)イメージ記憶20/40(30秒)36/40(30秒)イメージ読み96個(30秒)倍速読書『1Q84 BOOK2』5,600字/分 理解度A「かなランダムが練習のおかげで広くみれた。久々に一番前の席でキンチョーしてできた」
たてサッケイド・漢数字一行は、70回目に実施していませんので、69回目のスコアです。倍速読書は、A-なら69回目、同じ本で8,000字/分までいっています。
13か月で70回ということは、月5.4回。週1回は必ず教室に足を運んでいたことになります。
スポーツと似た世界ですから、もともと読むのが速い人が速くなるのは時間の問題です(もちろん、プログラムを素直に受け入れた上でですが)が、「遅いと感じ」ている人が速くなるのは、時間がかかります。
Hさんは、それを集中的に通うことでクリアしました。
最後に、Hさんが文演を受講した理由です。文演終了前に、一部でも公開というのは初になります。
〈文演アンケート〉
①当講座をどんな目的で受講しましたか。
直接のきっかけは、学校のテストで白紙答案を出してしまったことです(笑)。
文章を読んでも内容が頭に入ってこない、ポイントをつかめないことがありました。松田さんに相談したら、迷わず文演を勧めていただいたので、その日に申し込みました。速読とあわせて事務処理能力のアップにつながることを期待して受講しました。
文章を読んだり書いたりするのは好きなので、論文の勉強ばかりしてしまい、択一に受かったことがないという苦い経験があります。クリエイトに通い始めた頃は、択一を乗り越えたい一心だったので、文演など論文関係の対策はなるべく避けていました。松田さんに、文演を断る口実で「論文は得意だから」と言ってしまったのは、今では大後悔。恥ずかしいです。これは、択一が苦手だからそっちの方をやらなきゃいけない、くらいの意味だったのです。
文演に目を向けさせるほど、ロースクールの勉強が難しくてよかったです
真
・Hさんとは、2011年司法試験合格者の室岡裕美さんです。
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