教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
大変でした……
毎年、このころになるとスタッフが「卒業」していきます。3月で卒業するのは、大西さんとY君。
大西さんは、第1志望先の公務員に。Y君は大手バイオ系会社に。
と同時に、新しいスタッフが教室に講師として立ちます。
清水さんという若者もそんなスタッフの1人です。
先週は、平日の昼を中心に清水さんに毎日1コマか2コマ担当してもらいました。
しかし、日曜の21人は、さすがの彼も「大変でした……」と苦笑いしながらも蒼ざめていました。ふだんは落ち着いてよく通る声を出す清水さんが、21人の生徒さんに気圧されたのか、後ろの席の生徒さんから「よく聞こえませーん!」と言われたそうですから相当の体験をしたようです。
教室でどれほどの数字をたたきだそうと、講師として教室に立つと、しなければならないことがたくさんあり、最初は5人前後でもパニックを起こすときがあります(最近の講師は、むかしの1クラスの生徒さんの倍の人数を相手にしても悠然と対応できるようになっていますから、相当なものです)。
彼は、今年東京大学を卒業し、4月から国立の法科大学院に入学する学生です。クリエイトには、開成高2年のときから通っています。受講生としての歴史は6・7年ですからベテランもいいとこです。
昨年、同窓の、例のAさんと一緒のクラスで文演も受けています。
新人ですので、ちょっと丁寧すぎるところがあるかもしれませんが、能力的に高いひとですから、すぐにバリバリと受講生のみなさんの頭脳を揉みあげてくれるはずです。
「ここの生徒さんはいいひと多いですよね。前から思っていることですが、きょうまた思いました」
清水さんが、日曜日に言っていたこと。
すかさず、
『それはここの一番いいところでしょ ただ、それに甘えないでくださいね』
「はい」
いつの間にか、「いいひと」が伝統のようになってしまっています。
別にこちらの力でなく、気持ちよく学ぼうという生徒さんたちの自制心です
この清水さん、いま2週間ほど、卒業旅行で友達と2人でインドを放浪(?)しています。
なにごともなく、元気に帰ってきて教室に立ってほしいものです(もう、親の気分です)。 真
※追記 清水さんは、平成23年司法試験に合格しました。
※男性講師で当ブログに名前が出ていないときは、性別をはっきりさせるため「君」。氏名が出ているときは堂園さん、大西さん。女性はつねにサンです。クリエイトは、基本的にすべてスタッフ同士は「サン呼び」をしています。肩書きも、先生と呼ぶのも、クリエイト創立時からナシという考えでスタートしています。また、生徒さんに偉そうにもしませんが、ヘンなへりくだり方(お客様扱い)もしません。そんなものなくても、お互いを認め合うことができるようなことが大事なはず、という方針で運営してきました。ご理解ください
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巣立っていかれたんですね。
もう少し早く復学していれば…。
悔やまれます。
私なら、声聞き取れないな……と思っただけで終わってしまうかもしれません。
でも、言った方が絶対親切ですし、教室全体にとっても助かるでしょうし、言葉の選び方も適切ではありませんか。簡潔で、嫌味もなくて、そのまんまで。
さりげないですが、いい生徒さんが多い、というのがよくわかる記事ですね。