産経新聞にこんな記事が載りました。
「爆発的売れ行き 「子供GPSケータイ」大論争」
http://www.sankei.co.jp/news/060415/sha072.htm
実際販売現場に立ってみると、確かにこういった「子供向けケータイ」の問い合わせは急速に増えており、日本もそれだけ物騒な国になったのかと、残念な気持ちにもなります。
そして記事で取り上げられてるのは、「安心のために携帯電話を持たせたい親側と、玩具やカンニング用品としての側面があるため、持ち込みを禁止させたい学校側」の対立という構図です。
この問題、子供を持っていない以上、親心というものを理解することができない僕がとやかく言うのは、あまりいいことでは無いのですが、僕としては、「持ち込み禁止」の方が正しいのではないかという考えです。
これは学校生活に携帯電話は不要、というのもありますが、だいたいそんな機械に頼らないと安全を確保できないように育った子供が、将来大人になってから自分で自分の安全を守れるのか?というように思うのです。
もちろん昔に比べ、近年の犯罪は高度化・凶悪化しているので、子供が自分で身を守るのが困難になっているのでしょう。でも大人になれば、自分で自分のことに責任を持つことが要求されるのが社会というものです。子供のうちから機械に頼らずとも、自分で考え、自分で安全を確保する術を学ばせるのも教育のような気がするのです。また逆に「子供が安心ケータイ持ってるから。」といって、親や地域が安心してしまって、地域の安全確保に無関心になってしまうことも考えられます。
でも、自分の子供を危険に晒して平気、という親というのもおかしいですし・・・この問題、難しいですね。