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最近やたらにお問い合わせの多い"ネック用本柾目メイプル材"。
しかし皆さんの多くが"本柾目"と思っている物は実は"本柾目じゃ無い!"と言う驚きの新事実~♪
この説明をメールで1週間に何回返信することか(汗)
と言うのも本当の"本柾目"を使用して製作し"材料が汚い"と言われたら困るのでお問い合わせの度に説明しているんです。
ですから今回は写真付きでブログにアップ!
①が縦に木目が並んでいる皆さんが"本柾目"と言っている"板柾目"、②が本物の"本柾目"です。
本柾目はちょっと汚いでしょう。
茶色いシミのような物が全体に出ているのが特徴です。
塗装をするとまたこれが更に目立ってくるんですよね(汗)
さてさて、本柾目のメリットとは何か?何故みんなが口を揃えて"本柾目"と言うのか?についてです。
一般的な認識では"本柾目は反り辛い!"と言われているからです。
ネックの材料の採り方として一般的なものは"板目"です。
これは丁度"本柾目"の採り方に対して90度回転させた状態となります。
つまり弦の張力の方向に対してネック材の導管が対極になるわけです。
板目は弦の張力に対し導管が平行方向に、柾目は垂直方向に導管が走る為順反り&逆反りに対しては板目よりも柾目の方が確実に強くなります。
しかし、考え方を変えると順逆の反りには強いのですが横方向の反りに関しては板目よりも弱くなってしまうのです、だって木目の走り方が対極になるのですからね。
しかも1弦~6弦まで張力が均等であればネックが左右に曲がるのですが、弦の太さの違いにより縦方向の張力に差がある為に"ネジレ"現象が起こり易いのです。
色々と柾目のメリットを主張なさる方々も多いのですが、その中で実際に材料の状態で長い期間保管をしている方は何人いるのでしょうか?
恐らくそうはいませんよね~、材料の状態で長期保管していると本柾目も板目とは違う方向に結構反るんですよ。
一般的に"本柾目"と言われている"板柾目"は丁度上記2種類の木取りの丁度中間となるのですがこれも反り方の傾向は"本柾目"に近い感じとなります。
ネックはなにせ木で作られている為にどうしても反る物なんです、グラファイトやステンレス等"絶対に反らない"と言われている物でも実際は反っていますし、ネック内に補強として金属板等を入れてあるネックも反ります。
ですから大切なのは"反ったらキチンと調整できる"と言う事なのですね。
そこから考えますとネック調整はトラスロッドで行いますからトラスロッドの特性である"順逆の反りに対応"からすると綺麗に順逆反りをする板目が一番無難な選択となるでしょう。
見た目も綺麗ですしね。
丈夫なネック選びは木目の導管よりも"節が無い"と"しっかり詰まって硬い材料"の2つが大切なポイントですね。
しかし皆さんの多くが"本柾目"と思っている物は実は"本柾目じゃ無い!"と言う驚きの新事実~♪
この説明をメールで1週間に何回返信することか(汗)
と言うのも本当の"本柾目"を使用して製作し"材料が汚い"と言われたら困るのでお問い合わせの度に説明しているんです。
ですから今回は写真付きでブログにアップ!
①が縦に木目が並んでいる皆さんが"本柾目"と言っている"板柾目"、②が本物の"本柾目"です。
本柾目はちょっと汚いでしょう。
茶色いシミのような物が全体に出ているのが特徴です。
塗装をするとまたこれが更に目立ってくるんですよね(汗)
さてさて、本柾目のメリットとは何か?何故みんなが口を揃えて"本柾目"と言うのか?についてです。
一般的な認識では"本柾目は反り辛い!"と言われているからです。
ネックの材料の採り方として一般的なものは"板目"です。
これは丁度"本柾目"の採り方に対して90度回転させた状態となります。
つまり弦の張力の方向に対してネック材の導管が対極になるわけです。
板目は弦の張力に対し導管が平行方向に、柾目は垂直方向に導管が走る為順反り&逆反りに対しては板目よりも柾目の方が確実に強くなります。
しかし、考え方を変えると順逆の反りには強いのですが横方向の反りに関しては板目よりも弱くなってしまうのです、だって木目の走り方が対極になるのですからね。
しかも1弦~6弦まで張力が均等であればネックが左右に曲がるのですが、弦の太さの違いにより縦方向の張力に差がある為に"ネジレ"現象が起こり易いのです。
色々と柾目のメリットを主張なさる方々も多いのですが、その中で実際に材料の状態で長い期間保管をしている方は何人いるのでしょうか?
恐らくそうはいませんよね~、材料の状態で長期保管していると本柾目も板目とは違う方向に結構反るんですよ。
一般的に"本柾目"と言われている"板柾目"は丁度上記2種類の木取りの丁度中間となるのですがこれも反り方の傾向は"本柾目"に近い感じとなります。
ネックはなにせ木で作られている為にどうしても反る物なんです、グラファイトやステンレス等"絶対に反らない"と言われている物でも実際は反っていますし、ネック内に補強として金属板等を入れてあるネックも反ります。
ですから大切なのは"反ったらキチンと調整できる"と言う事なのですね。
そこから考えますとネック調整はトラスロッドで行いますからトラスロッドの特性である"順逆の反りに対応"からすると綺麗に順逆反りをする板目が一番無難な選択となるでしょう。
見た目も綺麗ですしね。
丈夫なネック選びは木目の導管よりも"節が無い"と"しっかり詰まって硬い材料"の2つが大切なポイントですね。
やはり材料の選択は玄人の方におまかせが
よろしいようで。。。。
私も習ったもん!中学校の時に!!
そうだね…、任せた方がいいっすね…。
凄く疑問に思ってたんだけど、
ボディーの木目ってきれいな方が音がいいのかなぁ。
むちゃくちゃ初心者じみた疑問なんだけど。
昨日は遅くまですんませんでした~
貴重な体験させていただきました~
ネックですが、ほんと微妙!
今回作っていただいたSTですが
微妙に動くものなのだと感じました。
一度調整していただき、戻ってきたときの
感動ものの弾きやすさ!!!
その時社長の言葉が、「綺麗に反ってくれると綺麗に直る。」
木を見てその木の癖を理解してるんですね~!
もう脱帽!!
最後の社長の一言「ネックは丈夫が一番!永く使ってもらいたいもんね~!」
永く使わせてもらいます!!
一般的な板目って、斜めに木取りしてあるものがあるでしょ?
あれは変に反るってことでしょううか?
いずれにせよ、
オーダーの時に社長に任せてしまった方が賢明って事ですね。
よーく理解できました。
なんか素人がみたら真に受けてしまいそうな書き方のように思います。
ギターの弦の張力、つまり6本の弦による引っ張り荷重は細い、太いに関わらずほぼ均一である事、
この事実を考えればおっしゃるような横方向のからの荷重に対する弱さから来る捻れの原因は見当たらないんですが。
しかも、まるで本柾目の材はトラスロッドが効かないかのようなミスリードをされても仕方ない内容だと思います。
確かに板目の材の方が安くて、それに対する付加価値の創出をしたいという経営者的な観点は理解出来なくは無いです。
しかしながら、あたかも板目の材の方がネック材として優れているように素人を錯覚させるのは公共の福祉に反しやしないでしょうか。
ギター業界は、無垢単板信仰や、代替材を詐称して用いるなど、長らく眉唾ものの似非論理で素人を騙しながら利益をあげて来ました。
ギター人口が減りつつあるいま、コレからはそうした利益主導から来るミスリードへの誘引は避けるべきじゃないでしょうか。
言って見れば優等生的な綺麗な音に聴こえたかな。
木目が90度廻ってるってことは、要は狂うときは横に動くんだろ。まあ指板もくっついてるのでそんなに簡単にはいかないだろうが指板は薄いからね。
あとね、ボルトオン限定の話だけど柾目だとジョイントネジの効きが弱いんだよ。木工では常識中の常識。ネジバカの危険と隣り合わせだ。
もう一つ言うと、柾目オプションで提供される柾目ネックって、直角には結構遠い追柾目が多いようだ。それに木目も板目のものより明らかに開いてるものが多い。20万半ば以上でこんな感じだから、中途半端に柾目柾目言わないほうが宜しいのではないかと。