チョコボ育成日記
天晶暦100X年X月X日
今日からチョコボを育成出来るようになったみたいだ
日記でも始めてみようと思う。
天晶暦100X年X月○日
先日アトルガン地方でのBFで取得したチョコボの卵を小脇に抱え
バストゥーク共和国に在るチョコボ宿舎の扉を叩く
扉を開くと子供のガルカにチョコボに付いての説明を受ける
子供の癖にオヤジじみた説明が長い、もう少し短く出来ないのか
気づいたら拳を握り締めて、殴りそうになっている。
此処は我慢だ、やっと説明が終わり
飼育係のガルカに卵を渡すと藁の敷いてある部屋に案内される
ガルカが飼育係か・・・・・・・
私の卵を大丈夫なのだろうか、食べられそうだ。
天晶暦100X年X月△日
卵の様子を見に宿舎を訪れる。
飼育係のガルカが体格通りのデカイ声で私を呼んでいる
くそっ
声がデカインダョ、耳が痛くなる。
殺すか?
いや、チョコボが生まれるまで待とう
卵を見守ってこの日とは床に付く
天晶暦100X年X月◎日
また、声のデカイ飼育係に連れられ卵の部屋に
くそっ、耳元でそのボリュームは無いだろう
殺るか?いや殺るべきだろう
早く生まれてくれと思いつつ卵を見守る。
天晶暦100X年X月▲日
厩舎の側を通ると飼育係に呼び止められる
くっう視界に入るな目が腐る
卵は未だ孵らず。
天晶暦100X年○月○日
モグハウスの扉を叩く音がする
おいおい壊す気か?
居留守を決め込もうと思ったが
部屋に居候している白い生物が「僕の部屋が壊れるクポ、早くでるクポ」と
なんだ?此処は私の部屋だぞ
焼くか?煮るか?裂くか?
後で考えよう
扉を壊されるのも嫌なので渋々と返事をすると
奴だ!!!
くそっぅ返事するんじゃなかった
「オイ、卵の様子が変だ直ぐ来い」
なんだ?タメ口か?
言うだけ言って奴は背を向けて厩舎の方に走り去って行った。
寝覚めが悪い奴の大変だを放置して二度寝を決め込む
天晶暦100X年○月X日
朝扉を叩く音で目を覚ます。
「おい、大変だと言ってるだろう早く来い」
なんだ?タメ口聞いて言いと誰が言った?
奴の肩に手を当て耳元で囁く
奴の横にある建物が白い光と共に消滅した。
以後、無言で厩舎まで案内される
厩舎につくと
「こちらです、足元に気を付けて下さい。」
やっと態度がまともになったようだ
藁の上に置かれた卵を覗き込む
何時もと違う音が聞こえてくる
そのまま見守っていると
殻にヒビが入り隙間から嘴が覗く
少しずつではあるが黄色い体が見えてきた
あと少しだ体に力が入る
そして
産まれた
目と目が合う、私を親と認識したようだ
名前を付けなければと、後ろを振り向くと
君の悪い笑顔を浮かべて飼育係のガルカが立って拍手をしている
薄気味悪い・・・・・・・
チョコボの前だ無駄な殺生は辞めておこう
名前の候補名簿を薄気味悪いガルカから受け取る
Q
と
Hanakaze
に丸をつけ奴に渡すと
「こちらで宜しいですか?」
名簿から顔を上げ此方を見る
良いから渡したのだが、言わなければ解からないのかコイツハ
私の眉間の皺に気付いたらしい、慌てて登録しに走り去った。
産まれたヒナチョコボを見守り帰路に着く
明日には名前の登録も完了している事だろう
今後の成長が楽しみだ。