足柄の坂の西側、JR足柄駅から峠を目指す道すがらに、唯念大名号碑はあります。
小学校の遠足で僕らが登った山道は大きく削り取られてしまって、今は立派な広域農道(県道78号線)が走っていますが、かつての足柄古道沿いにこの大きな碑は建っていて、薄暗い森の中で独特の存在感を示していました。
遠足の途中休憩で、みんなでこの碑をしばらく見上げていたことを思い出します。
今見ても大きいのだけど、その時は仰ぎ見るようにしていたに違いないのです。
小山町のHPによれば、高さ3.8メートルの巨大なこの碑は「馬頭観世音」なのだそうです。僕が見たことのあるいわゆる「馬頭観音」の中では間違いなく最大です。
「唯念」は富士山麓にご縁があって、山麓各地にたくさんの足跡を残しています。
肥後熊本の出身なんだそうですが、それと知って個人的に親近感を覚えてしまいました。
僕のばあちゃん(父方の祖母)が熊本は菊池地方の出身なんです。明治の女で。
いろいろあって、宮崎県の高原町で一人暮らししていたのを、父が自分の家に呼び寄せて。
晩年は、相模湾が遠くに見える父の家で過ごしていました。
高台の家ですから、もちろん、足柄の山々をはじめ、富士山もよく見えます。
来週はばぁちゃんの13回忌ということもあると、何事かを思うのです。
久しぶりに会って、いろいろ話しながらこの峠を一緒に登った秀春氏。
唯念独特の書体にはおおいに惹かれてしまったようで、「なんだかリズムがよくわからん」と熱心に筆の流れを追いかけていました。
大きいからというだけではなくて、「唯念」という人の筆が持っている「凄まじさ」というしかないような迫力があります。
小学校の遠足で僕らが登った山道は大きく削り取られてしまって、今は立派な広域農道(県道78号線)が走っていますが、かつての足柄古道沿いにこの大きな碑は建っていて、薄暗い森の中で独特の存在感を示していました。
遠足の途中休憩で、みんなでこの碑をしばらく見上げていたことを思い出します。
今見ても大きいのだけど、その時は仰ぎ見るようにしていたに違いないのです。
小山町のHPによれば、高さ3.8メートルの巨大なこの碑は「馬頭観世音」なのだそうです。僕が見たことのあるいわゆる「馬頭観音」の中では間違いなく最大です。
「唯念」は富士山麓にご縁があって、山麓各地にたくさんの足跡を残しています。
肥後熊本の出身なんだそうですが、それと知って個人的に親近感を覚えてしまいました。
僕のばあちゃん(父方の祖母)が熊本は菊池地方の出身なんです。明治の女で。
いろいろあって、宮崎県の高原町で一人暮らししていたのを、父が自分の家に呼び寄せて。
晩年は、相模湾が遠くに見える父の家で過ごしていました。
高台の家ですから、もちろん、足柄の山々をはじめ、富士山もよく見えます。
来週はばぁちゃんの13回忌ということもあると、何事かを思うのです。
久しぶりに会って、いろいろ話しながらこの峠を一緒に登った秀春氏。
唯念独特の書体にはおおいに惹かれてしまったようで、「なんだかリズムがよくわからん」と熱心に筆の流れを追いかけていました。
大きいからというだけではなくて、「唯念」という人の筆が持っている「凄まじさ」というしかないような迫力があります。