峠にある足柄明神。
足柄神社が遷座する前の神社跡。
石の祠の脇には絵馬がかかっていたります。
ここは足柄城趾と万葉公園をつなぐ道すがらに位置しています。
言い伝えによるとヤマトタケルは「明神嶽から足柄山を越えようとしたときに進路に迷う」のですが、ひろく解釈するとこのあたりもその定義に適う場所ではある。そこに一匹の「白鹿」があらわれます。古事記では「蒜」でもって打殺された「白鹿」は、山中で迷っていたヤマトタケルを導いてのち、姿を消します。「白鹿」が消えたところで「神霊を齋祀させた」といいますから、足柄明神のあるところには「白鹿」の気配があってもいいようなもの。そう思っていたら、足元になにやら丸っこい、ころころしたフンを見つけました。う~ん。なかなか出来すぎのきらいがある発見です。
神社跡地には、その古道側の入り口に大きな岩もあったりします。
それから、ちょっと立派な松の木。石の祠の真っ正面にそびえています。
なんとなく「斜面にある境内」を彷彿とさせるのですが、石垣などの遺構はありません。
この松の向こうに、足柄平野と相模湾が見渡せるはずなのですが。。。
眺めのよいときに、また来てみなくちゃね。
ゴールデンウィークの足柄峠(1)
ゴールデンウィークの足柄峠(3)