父が散歩にでかけたとき。
お寺の参道の梅林を剪定している知り合いがいて。
「母ちゃんに持って行ってやれ」と
ひと枝の梅を見つくろって手渡してくれたのだそうで。
「つぼみがいっぱいついているのをもらった」と父。
「それは、それは」と、母はテーブルの上に梅の枝を
工夫して活ける。
しばらくして。
梅はひとつ、ふたつと花弁をひらきはじめた。
父が散歩にでかけたとき。
お寺の参道の梅林を剪定している知り合いがいて。
「母ちゃんに持って行ってやれ」と
ひと枝の梅を見つくろって手渡してくれたのだそうで。
「つぼみがいっぱいついているのをもらった」と父。
「それは、それは」と、母はテーブルの上に梅の枝を
工夫して活ける。
しばらくして。
梅はひとつ、ふたつと花弁をひらきはじめた。