エスティマ日和

もうすぐ観光シーズンですねー。

青空の元、緑色の風、陽はさんさんとふりそそぎ・・・・

と、いうのが一般的な「観光日和」です。

が・・・・・・、我が家はちょっと違います。

できれば空は曇り、底冷えのするような日。これこそが、最高の観光日和なのです。

我が家は、他所様がせっかく楽しみにしていた日曜日にこういう天気になって落胆する中、家族そろって大よろこび。
突如、観光マップをひろげます。

なぜ？

我が家の愛車

「エスティマのエアコンが壊れたまま」

だからです。

なぁんだ。そんなもん修理すりゃいいじゃないか、と、どなたでもそう言います。

が、そうはいきません。

もとよりこのエスティマ。すでに20万キロという地球5周分も走破した強者なんですが、さすがにこれだけ酷使いたしますと、毎年毎年、修理代がかさみまして、その額は年間30万！いままでの修理代は車両代の半分くらいにもなりました・・・（T T）

そこにきて、このエアコンの故障。
で、当然、エアコンも直しに行きました。
行きましたが、

「あー、エアコンは見積だけで1万円かかるんですよー。コイツはたぶん、安くて15万、いや20万くらいかかるかなぁ」

などとすっかり馴染みになったディーラーのフロントマンに言われてしまいまして

お前、なに言ってんだ？こないだなんとかシャフトで10万もボッたくったばっかりだろう？
20万って、同じ年式のエスティマが中古で買えるじゃん！

もうトヨタのサービスフロントマンが悪徳商法の壷売りみたいに見えているワケです。

私。見栄とかではなく、新しいとんがったエスティマがあまり好きじゃありません。
エスティマはやっぱり天才タマゴでなくちゃいけませんよ。
そうです。あのインパルスの堤下みたいなエスティマ。

それにしても見積出すだけで1万円って・・・・。

というわけで、オークションで買っちゃいました。エスティマもう1台。
そうです。堤下のエスティマです。
ちょうど元エスティマは車検直前。この際ちょうどいい、ということで色違いのモデルを落札したのです。
車検は付いていませんでしたが、元エスティマのエアコン修理代より安かった（笑）。

では、乗り換えましょう、という段になった時。

娘が
「元のエスティマはどうすんの？」と聞きますので
「ああ、廃車だね。たぶん」
と言いますと
「どうなるの？」と、さらにするどいツッコミをしてまいります。
「うーん、年式が古いからなぁ。スクラップだろうなぁ」
と、答えると、なんとも哀しそうな顔をするわけです。

思えば、娘が幼稚園に入った時、ほぼ同時に買ったこの元エスティマ。
たずねた場所は数えきれず、引っ越しもほぼこのエスティマ1台で終わらせました。
家族のアルバムには100％、後ろのほうにコイツが写っていて、もう我が家の「ゴーイングメリー号」みたいになってるわけです。

「ふむぅ・・・・・・」

仕方なく、今はまだ寒いからいいや、ということで、またしても20万キロも走ったエスティマの車検をとりました。
車検代、税込み26万円・・・。

で。エアコンの修理代で、新しく買ったエスティマは、というと、その隣に停まっています。車検はないまま。
まだ乗ったことありません（笑）。

というわけで、旧エスティマはエアコンが壊れたままで復活。

このために、我が家は、週末になるたびに「天気の悪化」を祈るのでした・・・。ん？祈る？・・・呪う？

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