9/3~10/19 秋涼の特別展…【高台寺】
10/1~10/10 御香宮神幸祭…【御香宮神社】
10/8~10/12 法然上人八百年大御忌記念五重相伝…【百万遍知恩寺】
10/9・10・15 粟田神社大祭…【粟田神社】18:30
10/9~10/10 春日祭…【西院春日神社】13:00
10/9~10/11 壬生狂言…【壬生寺】13:00
10/9~12/5 銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/10~10/11 議員大祭…【伏見稲荷大社】13:00
10/10 平岡八幡宮例祭…【平岡八幡宮】9:00
10/10 秋季金比羅大祭…【安井金比羅宮】10:00
10/10 例祭…【梨木神社】11:00
10/10 今様歌合わせの会…【法住寺】15:00
10/10 八瀬赫免地踊…【秋元神社】
10/10 曝涼展…【大徳寺】
10/10 例大祭…【野々宮神社】
10/10(第2日曜) 大祭…【北白川天神宮】
10/10 例祭…【木島神社】
今日は京都一年間の中でも特に祭事が集中している日で、どこへ行けばいいか全く迷う。
まあ以下のように落ち着いたが、ああ疲れた。
【梨木神社】→【春日神社】→「国際ホテル」→【粟田神社】
例祭…【梨木神社】
10:50着。例祭は11:00から本殿で。
結果から先に言うと、極めて「普通の」神事だった。
凄い、なんか、教科書のような。「これが神事です」と言い表すにふさわしい。
御扉の開扉、神饌のお供え、祝詞奏上、玉串奉奠、宮司一拝など。
雅楽は鳴るが、舞などは一切なし。
神事を見慣れている身としては退屈な、通り一辺倒な内容だったが、神事は観客用ではないのでこれはこれで正しい。
まあわざわざ時間を割いて見に行く程じゃあないよ、と。
社務所から、蘇芳の直衣に指貫、冠を着けた宮司、並びに白い狩衣に烏帽子姿の神職が登場。
崇敬者数名(10人位)を伴い、門をくぐった先の境内で禊。
ちなみに禊の道具はコレ↓
神職が桶から柄杓で水を掬い、それを受けて両手を洗い口の中をすすぐ。
白い紙で手を拭いて、それを写真手前の箱の中に入れるのだが、中には紅葉の葉が敷き詰められている。
いいなあ、そういうの。いいなあ。
普段は閉じて、閑散としている拝殿の扉が開放され内側を見ることが出来る。
見学者は最多で10人程だったかな。
なぜか外人さんが4,5人居たのだが、相当マニアックかまるで逆か…。熱心に写真撮ってたが。
鈴を鳴らす紐が、大きくしなって左側に縫い付けられているのが面白い。
雅楽の音はそこそこ…。龍笛がかなり音外してたなぁ。
楽器は三管(龍笛、篳篥、笙)のみ。太鼓系はなし。
最後の宮司退場の際に「長慶子」が鳴ったことだけ、嬉しかった。しかも超短く。
どうでもいいっちゃどうでもいいのだが、感じたことなので書いておく。
この例祭に於いて解説役の神職さんがひとり居て、崇敬者達に「頭をおさげ下さい」とか「お立ち下さい」とか指示をする。
で、御扉(みとびら→本殿の扉)を開ける時は座ったまま低頭。
しかし祝詞を奏上する際は、立って低頭。
批判とかそういう気では全然ないのだが、これってなんでなんだろ~? 単純な疑問。
時間としては祝詞奏上の方が長い。
御扉ってのは、多分宮司さん以外触ってもいけないような禁忌。だって神様がいるんだもん。
それを開けることよりも、神様に祝詞を奏上することの方が重要ってことなのかな?
私としては、御扉の中なんて一般の人間は絶対見ちゃいけない大事なモノだから、
神事に直接関係のない身(つまり、崇敬者でも支持者でもない観光客)だけれども思わず目を伏せちゃう。
でも祝詞って結局は人間の行い、言葉だから、重要なのは分かるんだけど正直そこまで? って思うのね。
これが自分が崇敬者だったら違いますよ、ちゃんと頭下げるよ。
だから客観的に見て、御扉開扉と祝詞奏上のどちらが重要なのかなって思ってしまう。
……まあいいや。神道の勉強をもっとしてから考えよう。
そこから一気に下って【春日神社】へ。
奈良のではなく、京都西院にある神社。
さすがと言うかなんと言うか…。藤原氏って今でも強いんだなぁ…。
祭りの盛り上がり方が凄かった。神社の前の通りには露店がズラリだし。
神輿の行列などもある。
春日祭…【春日神社】
12:30着。
露店。
こういう出店では一切商品を買わないわたくし。
この日は気温も高く、一個150円のアイスにフラフラと並んでしまったが、
お金を受け取ったその手でコーンを採り出している店員さんを見て冷静になった。
気になるのね、そういうところは。潔癖症でもなんでもないのだが、やっぱりねぇ…。
13:00に神輿が担ぎ出される、とサイトにあったのでちょっと早めに…と到着したつもりが!
境内にゃ人がひしめきあっていた。驚いた。もうね、後から来た人が立ってられる場所なんてないよ。
神輿の周りには屈強な男どもが腕を組んで待っている。
左には剣鉾が立て掛けられている。かっちょいい~~!
拝殿前に宮司さん。
宮司さんの後ろに、御幣を持った人がさりげなく立っているのが可笑しい。
12:40
先の行列が帰って来たらしい。
その先頭を行く人が、手に持っている物。これは楽器なのか?(写真左)
コの字型の、鉄だか銅だかで出来た物で、両端に金具がついている。
それを掲げ持ってジャンプすると、金具の部分が先端に当たってガチャンガチャンと音が鳴る。
なんなん、これ?
とまあ、よく分からんが、彼らの帰還を祝って? 神輿出発の儀。
なんとなんと、神輿の担ぎ手以外、つまり我々見学者にもその場にしゃがむように要請され、
担ぎ手の取り締まり役かなんかの人が拡声器で御挨拶。
いやあ…しゃがむの辛いなあ…。年よりもぎょうさんおりまっせ…。
【晴明神社】のお祭りでも、神輿が帰還した際に宮司さんが祝詞奏上とかして、
担ぎ手はみんなしゃがんで低頭してたけど見学者は立ちっぱだったな、と思い出す。
長い御挨拶ののち、本殿から神様を神輿に移す作業が行われる。
の、だがっ!!!!
これはか~~~なり面白かった。
これまでの経験で、色んな神社の神輿行列を見て来たが。
そして、神様を神輿にお乗せする作業も見て来たが。
ここは、凄いぞ。
普通はですねえ、宮司さんが手袋にマスクをして、御神体を持つのですよ。
で、御神体ってのはもちろん他人に見せてはいけないものだから、白い幕とかで覆うんですよ。
↓(左)【北野天満宮】摂社の【文子天満宮】、ならびに↓(右)【吉田神社】の例。
したっけ、ここでは、まず神輿に宮司さんが座ってですねえ(この時点で驚き)、
本殿の方からマスクに手袋の神職さんが御神体を持って、ダダーッと凄い勢いで走って来て、
宮司さんにバッ! と渡すんですよ。
神輿は2基あるから、それを2回。
見てておっかしくって。
ああ、その写真や動画をお見せしたいよ。でも「神事ですので撮影は御遠慮下さい」ってお触れが出ちゃって。
ああ~~、記録に残せないのが惜しい。どっかで映像見られないのかなあ? 公式に撮影しているのは、あるだろうに。
走って渡すなんて、神社っぽくないって言うか、もう私としては大好きで大笑いだったんだけどなあ。
知らない人は度肝抜かれますね、「!?」って。「なにした、今!?」って。
――という、映像でお見せ出来ないが非常に面白く珍しい一幕。
いよーってなもんで神輿が出御。
境内の、拝殿のまわりを3回ぐるぐる回る(有名な「西院拝殿回り」と言うらしい)
宮司さんってお祭りの時によく馬に乗ってるが、やはり乗馬の練習するんだろうか。
13:15頃、神社前の春日通の道を北へ進んだところ。信号で止まる。
↓人との比較で分かるだろう、剣鉾の大きさ。そして長さはおよそ7メートル!
巨大だから、もちろん電線が張り巡らされた現代には不釣り合いなのだ…哀しい。
さすまたの様な器具で、電線を押し上げたりどかしたりして剣鉾を通す。
剣鉾は、祇園祭りで有名な山鉾の原型。
上部に飾りがついており、柄の部分に鈴を当てて音を鳴らす。
見ているだけで、相当大変なことだと分かる。伝統芸能に近いらしい。
一応2車線の道路を完全に封鎖! ごったがえし。
よしよし、見たぞと満足気に、四条通を東へ向かおうとしていたら、また違った行列に出会った。
同じ【春日神社】の神事ではあるようだが、あれは…。
そして鼓笛隊。
更に稚児さん。
最後に子供神輿。
目の前を通り過ぎて行って、おお、あれはいったいなんだったのだろう…と放心しつつ、
再び四条通を進む。
そのまま帰るつもりだったのだが、見送ったはずの神輿行列にまたも出会う!
14:00頃
四条通沿いの歩道。
ところどころに設けられている、休憩所で休憩をしていたらしい。
神輿を担ぐ男衆らがまったりしていた。
休憩所で祝詞奏上。
宮司さんの後ろには八乙女ちゃん、横には三管を奏す楽師さん。
人口密度が濃かったので、自転車をちょっと路駐して(すんません)入り込んだのだ、
バシバシ写真撮ってる内にハタと思い出した。
自転車の籠に手提げ鞄を入れたままにしてた……。
サーッと青くなる。金目の物は背負ったリュックの中だが、携帯電話と自転車の鍵が入ってる。
やばいやばい…。自転車盗られたら終わる…。と急いでチャリンコの許に帰る。
ああ、ここが日本で良かった。平和だなぁ…。
全くの手つかずのままだった。祭りだったからかな、そっちにみなさんの意識が向いているから。
しかも自転車の鍵は、自転車にささったままだった。笑えね~。
さてさて、帰宅する際に堀川通を北上していた。
「国際ホテル」の前を通りかかった時、衝撃の光景が…。
平安時代コスプレで、結婚式!!
いいなあ~。
人さまの結婚式(披露宴か?)を撮ってええもんか悩んだが、撮っちゃった。
しかしさすがにベストポジションの時には撮れなかった! うう、哀しい。
ホテルに入ってゆく新郎新婦。
十二単の裾を持ち上げて歩く新婦さんと、袍の裾を上げて歩く新郎さん。
牛車から降りるのに、非常に苦労なさってた(笑)
あ、そういえば後ろから降りてたなあ…。
後半(【粟田神社】粟田祭の夜渡り行列)
10/1~10/10 御香宮神幸祭…【御香宮神社】
10/8~10/12 法然上人八百年大御忌記念五重相伝…【百万遍知恩寺】
10/9・10・15 粟田神社大祭…【粟田神社】18:30
10/9~10/10 春日祭…【西院春日神社】13:00
10/9~10/11 壬生狂言…【壬生寺】13:00
10/9~12/5 銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/10~10/11 議員大祭…【伏見稲荷大社】13:00
10/10 平岡八幡宮例祭…【平岡八幡宮】9:00
10/10 秋季金比羅大祭…【安井金比羅宮】10:00
10/10 例祭…【梨木神社】11:00
10/10 今様歌合わせの会…【法住寺】15:00
10/10 八瀬赫免地踊…【秋元神社】
10/10 曝涼展…【大徳寺】
10/10 例大祭…【野々宮神社】
10/10(第2日曜) 大祭…【北白川天神宮】
10/10 例祭…【木島神社】
今日は京都一年間の中でも特に祭事が集中している日で、どこへ行けばいいか全く迷う。
まあ以下のように落ち着いたが、ああ疲れた。
【梨木神社】→【春日神社】→「国際ホテル」→【粟田神社】
例祭…【梨木神社】
10:50着。例祭は11:00から本殿で。
結果から先に言うと、極めて「普通の」神事だった。
凄い、なんか、教科書のような。「これが神事です」と言い表すにふさわしい。
御扉の開扉、神饌のお供え、祝詞奏上、玉串奉奠、宮司一拝など。
雅楽は鳴るが、舞などは一切なし。
神事を見慣れている身としては退屈な、通り一辺倒な内容だったが、神事は観客用ではないのでこれはこれで正しい。
まあわざわざ時間を割いて見に行く程じゃあないよ、と。
社務所から、蘇芳の直衣に指貫、冠を着けた宮司、並びに白い狩衣に烏帽子姿の神職が登場。
崇敬者数名(10人位)を伴い、門をくぐった先の境内で禊。
ちなみに禊の道具はコレ↓
神職が桶から柄杓で水を掬い、それを受けて両手を洗い口の中をすすぐ。
白い紙で手を拭いて、それを写真手前の箱の中に入れるのだが、中には紅葉の葉が敷き詰められている。
いいなあ、そういうの。いいなあ。
普段は閉じて、閑散としている拝殿の扉が開放され内側を見ることが出来る。
見学者は最多で10人程だったかな。
なぜか外人さんが4,5人居たのだが、相当マニアックかまるで逆か…。熱心に写真撮ってたが。
鈴を鳴らす紐が、大きくしなって左側に縫い付けられているのが面白い。
雅楽の音はそこそこ…。龍笛がかなり音外してたなぁ。
楽器は三管(龍笛、篳篥、笙)のみ。太鼓系はなし。
最後の宮司退場の際に「長慶子」が鳴ったことだけ、嬉しかった。しかも超短く。
どうでもいいっちゃどうでもいいのだが、感じたことなので書いておく。
この例祭に於いて解説役の神職さんがひとり居て、崇敬者達に「頭をおさげ下さい」とか「お立ち下さい」とか指示をする。
で、御扉(みとびら→本殿の扉)を開ける時は座ったまま低頭。
しかし祝詞を奏上する際は、立って低頭。
批判とかそういう気では全然ないのだが、これってなんでなんだろ~? 単純な疑問。
時間としては祝詞奏上の方が長い。
御扉ってのは、多分宮司さん以外触ってもいけないような禁忌。だって神様がいるんだもん。
それを開けることよりも、神様に祝詞を奏上することの方が重要ってことなのかな?
私としては、御扉の中なんて一般の人間は絶対見ちゃいけない大事なモノだから、
神事に直接関係のない身(つまり、崇敬者でも支持者でもない観光客)だけれども思わず目を伏せちゃう。
でも祝詞って結局は人間の行い、言葉だから、重要なのは分かるんだけど正直そこまで? って思うのね。
これが自分が崇敬者だったら違いますよ、ちゃんと頭下げるよ。
だから客観的に見て、御扉開扉と祝詞奏上のどちらが重要なのかなって思ってしまう。
……まあいいや。神道の勉強をもっとしてから考えよう。
そこから一気に下って【春日神社】へ。
奈良のではなく、京都西院にある神社。
さすがと言うかなんと言うか…。藤原氏って今でも強いんだなぁ…。
祭りの盛り上がり方が凄かった。神社の前の通りには露店がズラリだし。
神輿の行列などもある。
春日祭…【春日神社】
12:30着。
露店。
こういう出店では一切商品を買わないわたくし。
この日は気温も高く、一個150円のアイスにフラフラと並んでしまったが、
お金を受け取ったその手でコーンを採り出している店員さんを見て冷静になった。
気になるのね、そういうところは。潔癖症でもなんでもないのだが、やっぱりねぇ…。
13:00に神輿が担ぎ出される、とサイトにあったのでちょっと早めに…と到着したつもりが!
境内にゃ人がひしめきあっていた。驚いた。もうね、後から来た人が立ってられる場所なんてないよ。
神輿の周りには屈強な男どもが腕を組んで待っている。
左には剣鉾が立て掛けられている。かっちょいい~~!
拝殿前に宮司さん。
宮司さんの後ろに、御幣を持った人がさりげなく立っているのが可笑しい。
12:40
先の行列が帰って来たらしい。
その先頭を行く人が、手に持っている物。これは楽器なのか?(写真左)
コの字型の、鉄だか銅だかで出来た物で、両端に金具がついている。
それを掲げ持ってジャンプすると、金具の部分が先端に当たってガチャンガチャンと音が鳴る。
なんなん、これ?
とまあ、よく分からんが、彼らの帰還を祝って? 神輿出発の儀。
なんとなんと、神輿の担ぎ手以外、つまり我々見学者にもその場にしゃがむように要請され、
担ぎ手の取り締まり役かなんかの人が拡声器で御挨拶。
いやあ…しゃがむの辛いなあ…。年よりもぎょうさんおりまっせ…。
【晴明神社】のお祭りでも、神輿が帰還した際に宮司さんが祝詞奏上とかして、
担ぎ手はみんなしゃがんで低頭してたけど見学者は立ちっぱだったな、と思い出す。
の、だがっ!!!!
これはか~~~なり面白かった。
これまでの経験で、色んな神社の神輿行列を見て来たが。
そして、神様を神輿にお乗せする作業も見て来たが。
ここは、凄いぞ。
普通はですねえ、宮司さんが手袋にマスクをして、御神体を持つのですよ。
で、御神体ってのはもちろん他人に見せてはいけないものだから、白い幕とかで覆うんですよ。
↓(左)【北野天満宮】摂社の【文子天満宮】、ならびに↓(右)【吉田神社】の例。
したっけ、ここでは、まず神輿に宮司さんが座ってですねえ(この時点で驚き)、
本殿の方からマスクに手袋の神職さんが御神体を持って、ダダーッと凄い勢いで走って来て、
宮司さんにバッ! と渡すんですよ。
神輿は2基あるから、それを2回。
見てておっかしくって。
ああ、その写真や動画をお見せしたいよ。でも「神事ですので撮影は御遠慮下さい」ってお触れが出ちゃって。
ああ~~、記録に残せないのが惜しい。どっかで映像見られないのかなあ? 公式に撮影しているのは、あるだろうに。
走って渡すなんて、神社っぽくないって言うか、もう私としては大好きで大笑いだったんだけどなあ。
知らない人は度肝抜かれますね、「!?」って。「なにした、今!?」って。
――という、映像でお見せ出来ないが非常に面白く珍しい一幕。
いよーってなもんで神輿が出御。
境内の、拝殿のまわりを3回ぐるぐる回る(有名な「西院拝殿回り」と言うらしい)
宮司さんってお祭りの時によく馬に乗ってるが、やはり乗馬の練習するんだろうか。
13:15頃、神社前の春日通の道を北へ進んだところ。信号で止まる。
↓人との比較で分かるだろう、剣鉾の大きさ。そして長さはおよそ7メートル!
巨大だから、もちろん電線が張り巡らされた現代には不釣り合いなのだ…哀しい。
さすまたの様な器具で、電線を押し上げたりどかしたりして剣鉾を通す。
剣鉾は、祇園祭りで有名な山鉾の原型。
上部に飾りがついており、柄の部分に鈴を当てて音を鳴らす。
見ているだけで、相当大変なことだと分かる。伝統芸能に近いらしい。
一応2車線の道路を完全に封鎖! ごったがえし。
よしよし、見たぞと満足気に、四条通を東へ向かおうとしていたら、また違った行列に出会った。
同じ【春日神社】の神事ではあるようだが、あれは…。
そして鼓笛隊。
更に稚児さん。
最後に子供神輿。
目の前を通り過ぎて行って、おお、あれはいったいなんだったのだろう…と放心しつつ、
再び四条通を進む。
そのまま帰るつもりだったのだが、見送ったはずの神輿行列にまたも出会う!
14:00頃
四条通沿いの歩道。
ところどころに設けられている、休憩所で休憩をしていたらしい。
神輿を担ぐ男衆らがまったりしていた。
休憩所で祝詞奏上。
宮司さんの後ろには八乙女ちゃん、横には三管を奏す楽師さん。
人口密度が濃かったので、自転車をちょっと路駐して(すんません)入り込んだのだ、
バシバシ写真撮ってる内にハタと思い出した。
自転車の籠に手提げ鞄を入れたままにしてた……。
サーッと青くなる。金目の物は背負ったリュックの中だが、携帯電話と自転車の鍵が入ってる。
やばいやばい…。自転車盗られたら終わる…。と急いでチャリンコの許に帰る。
ああ、ここが日本で良かった。平和だなぁ…。
全くの手つかずのままだった。祭りだったからかな、そっちにみなさんの意識が向いているから。
しかも自転車の鍵は、自転車にささったままだった。笑えね~。
さてさて、帰宅する際に堀川通を北上していた。
「国際ホテル」の前を通りかかった時、衝撃の光景が…。
平安時代コスプレで、結婚式!!
いいなあ~。
人さまの結婚式(披露宴か?)を撮ってええもんか悩んだが、撮っちゃった。
しかしさすがにベストポジションの時には撮れなかった! うう、哀しい。
ホテルに入ってゆく新郎新婦。
十二単の裾を持ち上げて歩く新婦さんと、袍の裾を上げて歩く新郎さん。
牛車から降りるのに、非常に苦労なさってた(笑)
あ、そういえば後ろから降りてたなあ…。
後半(【粟田神社】粟田祭の夜渡り行列)