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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

サルの脳でロボット動く=科学技術振興機構(デューク大学、国際電気通信基礎技術研究所(ATR))

2008年01月15日 | 脳、神経
 歩いているサルの脳活動を読み取り、その動きをロボットで再現する実験が成功した。米国にいるサルと日本のヒト型ロボットをインターネットで結んで行った。脳情報によってヒト型ロボットがリアルタイムで動いたのは世界初。脳梗塞(こうそく)や脊髄(せきずい)損傷などで歩けなくなった人々の機能回復などにつながる技術だという。科学技術振興機構(JST)が15日発表した。

 米デューク大学と国際電気通信基礎技術研究所(ATR=京都府精華町)が実験した。動くベルトの上を歩くように訓練したサルから脳の電気信号を読み取り、つま先の位置を計算。デューク大学からATRにあるヒト型ロボット「CBi」に情報を送り、リアルタイムで動かした。

 CBiは、脳情報で動くように開発した新型ロボット。身長155センチ、重さ85キロで51個の関節を持ち、油圧で動く。

 研究総括の川人光男ATR脳情報研究所長は「人間の脳の情報によってヒト型ロボットを制御する実験を5年以内に行いたい」と話す。

(写真:サルの動き(中央画面)を再現するロボット。左は米国と連絡を取る研究リーダーのゴードン・チェン氏=15日午後、京都府精華町で)

[朝日新聞 / 2008年01月15日]
http://www.asahi.com/science/update/0115/OSK200801150077.html

The New York Times - Science
"Monkey’s Thoughts Propel Robot, a Step That May Help Humans"
http://www.nytimes.com/2008/01/15/science/15robo.html


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