シネマ ア ラ モード

福山駅前シネマモード(広島県福山市)の映画&イベント情報。

6月のモード・セレクション

2008-05-14 | Weblog
6月のモード・セレクション(劇場イチオシ作品)は
6/21(土)~6/27(金)に「東京物語」を
シネマモード・アネックスで上映します。
1953年の小津安二郎監督作品。世界が絶賛する日本の至宝です。

6月にと考えていた「やわらかい手」「ミスター・ロンリー」が、
いずれもフィルムが少なくて7月にズレこんでしまったので、
趣向を変えてみることにしました。

もちろん、他にもたくさんの新作を観たんですが、
私のハードルを超える作品がなかったので…。

私にとって「東京物語」は、最高に上質の娯楽映画です。
名画といわれる作品もたくさん観ましたが、
「今、観てもフツーにおもしろい」作品は意外と少ない中、
どんどん物語に引き込まれました。
小津作品の中でも「東京物語」は、洗練を保ちながらも
かなりドラマチックなストーリーになっていますし、
小津監督の人生観や哲学が作品をとても深いものにしています。
初めて小津作品を観る人にもオススメです。

ちなみに小津監督へのリスペクトを表明している有名監督には
下記の人たちがいます。

ジム・ジャームッシュ、アキ・カウリスマキ、
ヴィム・ヴェンダース、ヴィンセント・ギャロ、
フランシス・コッポラ、ジャン=リュック・ゴダール、
フランソワ・トリュフォー、アン・リー、周防正行

私の思う小津映画の魅力についても、おいおい書いてゆきます。


シネマモード上映スケジュール

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しかったです (お早兎)
2008-05-14 21:49:29
「ダージリン急行」
面白い映画でした。なかなかな90分でした。大笑いする訳ではなく、「クスッ」という笑いが好きな私には、お気に入りの映画になりそうです。
岩本さんのお勧めコメント、かなり参考になりそうです(ブロスと同じ位かな)
これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。 (岩本)
2008-05-15 14:59:44
昨日、映像と音声のチェックのために、冒頭の場面を観ていたら、
エイドリアン・ブロディが列車に乗り込んで、
自分たちのコンパートメントに向かう途中の
めちゃくちゃ狭苦しい安い席にブレンダン(長男の助手)を発見!
こういう小ネタ(しかもお客が気づかなそうな)がウェス・アンダーソン監督らしい。
ほんとに、コメディ・センスは世界一と思います。

意外にジェントルマンな車掌さん (黄色い自転車)
2008-05-16 23:56:57
『ダージリン急行』
岩本さんの
「ギリギリまで追い詰められてる三人」というコメント
「なるほど!」でした。

次回は世界の小津 「東京物語」 一度も拝見したことはないんですが
お噂は、よく聞いております。しかも映画館で見れるとは!恐縮です。
コメントありがとうございます。 (岩本)
2008-05-17 13:09:55
「東京物語」って、すごく深くて洗練された映画なわけですが、公開当時はたくさんの庶民が娯楽作品として観ていたわけで、そう考えると、当時の文化レベルが高かったというか、今の文化レベルが下がったのか…、複雑な思いです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。