アジア映画巡礼

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ムンバイ再び<5日目>高架鉄と乗り鉄@ムンバイ

2024-03-13 | 旅行

私はいつも書いているように、高架鉄道が大好きな「高架鉄ちゃん」です。ムンバイでは、メトロの路線がじりじりと広がっていて、特にアンデーリーから北では、高架による敷設がイエローライン、レッドライン共に完成しました。こんな路線です。

イエローラインは、従来の東西の路線のDNナガル駅から、アンデーリー・イースト(鉄道の駅名「アンデーリー」や「マーラード」と区別するため、いろんな付随語がついて、とってもややこしい)駅が微妙な形で繋がっていて、北に延びています。そして、ダヒサル駅でレッドラインにつながり、南へと延びる、という形なのですが、現在はアンデーリー・イースト駅からグンダヴァリー駅まで一路線のようになっていて、電車が走っている、という形です。このメトロ、車内には自転車置き場もあって、なかなか工夫しています。そこには折りたたみ式スチール椅子も備えられ、自転車がない時は乗客が座れます。一度、自転車が乗っているところを見てみたいものです。

駅はいずれもきれいで、おまけに駅員さんが皆親切です。私は途中のダヒサルまで行って、マーラード・ウェストにあるイノービット・モールをチェックするため折り返したのですが、構内でお昼ご飯を食べるためスナックのキオスクに立ち寄ったら、どっちのホームに行けばいいのか迷ってしまいました。するとめざとくそれを見つけた駅員さんが、「どこまで行くんですか?」と声をかけてくれ、「マーラード・ウェストです」と言ったら「こっちの2番線ですよ」と案内してくれました。あの時は、口元に食べたばかりのチキンカツの食べかすを付けていたりして、失礼しました(笑)。これがお昼を食べたキオスクです(お昼ご飯代飲み物とで65ルピー)。とても親切な店員さんで、食べやすいよう袋から紙皿に移してくれたり、ナプキンを出してくれたりしました。メトロ界隈の人、親切すぎるなあ、みんな。

そのイノービット・モールでは、メニエル病の発作を起こしてしまい、頭がぼわわん~~~とした世界に突入。目まいはさほどひどくはなかったのですが、ちょうどフードコートの階だったので、大好きなナチュラルアイスがあるのをいいことに、マンゴーとココナツ2弾重ねを買って座ることにしました。こちらは160ルピー。

すると、「アーンティー!(おばさん!)」というかわいい声が。見れば、2、3日前に鉄道の列車で乗り合わせた女の子でした。よく憶えていてくれたわね。この前の時は、チャーチゲート駅からカールロード駅まで行くつもりで、まずは快速でバンドラへ。女性専用車両と知らず、発車間際にあわてて飛び乗った男の子2人が、「しまった!」とばかり扉にへばりついているのがかわいかったのでパチリ。私のカメラに気がついて、ちゃんと目線をくれたいい子たちです。次の駅であわててホームに降り、一般車両の方へ駆けていきました。

その時ムンバイ・セントラルからだったか、額にペイントした女の子たちが乗り込んできたのです。聞くと、マハー・シヴァ・ラートリーというお祭りが2、3日前にあったので、それでペイントしたんだとか。最初、私の前の席に座ったこの子を見て、あらら、額に面白いものが、と撮らせてもらったのでした。

彼女にはお仲間がいて、私の並びに座ったのですが、彼女たちもパチリさせてもらいました。イノービット・モールで声を掛けてきたのは、この右側の女の子です。額の字は「マハーカーラ」、日本語で言えば「大黒天」ですが、シヴァ神の別名ともされています。

しかしながら、この時「カール・ロード駅に行くのでバンドラで乗り換えるんだけど、プラットホームは同じでいいのかしら?」と聞いたら、きっぱりと「そうです。降りたホームで待っていればいいです」と答えてくれたのですが、ちょっと怪しいのでホームに降りてから靴磨きのおじさんに、「カール・ロード駅まで行きたいんですけど、このホームでいいの?」と確認してみました。すると、「いいや、1番のホームに行かないと乗れないよ」という返事が返ってきました。うう~、やっぱり。インド人あるあるですね。

そして今日は、アンデーリー駅の切符売り場の人に「チャーチゲート駅行きはプラットホーム7番」と教えてもらい、行ってすぐ列車が来たので飛び乗ったところ、バンドラ駅の次のダーダル駅でほとんどの人が降りてしまい、しかも長時間とまったままでいます。

また何人か乗ってきて、列車が10分ぐらいして動き出したかと思うと、何と反対方向、今来た方向に走り始めます。ええっ、ダーダルで折り返す列車だったの? あわてて隣の知的なOLという感じの人に聞くと、「そうよ、これはダーダルとボーリーヴァリー間の折り返し運転列車よ」と教えてくれます。「あら、しまった。チャーチゲートに行くつもりだったの。じゃ、バンドラで降りて別の電車にのらないといけないわね」「待って、今、時刻表調べてあげる」と、スマホでナビタイムみたいなのを出して、「バンドラの5番線で6時49分発があるわ。それに乗れるわよ」と画面を見せてくれます。ありがとう、助かりました。というわけで、7時半頃無事チャーチゲート駅に戻ってきたのでした。緊張が解けて、駅のキオスクで飲んだ10ルピーのお茶がおいしかったこと! 18円だなんてねー、スパイスもよく効いているし、極上の味だわ。

この日はほかに、きれいなメーヘンディーを施している女性にも見せてもらったりと、いろんな楽しみがある「高架鉄」&「乗り鉄」の旅なのでした。そうそう、鉄道の方も全車両冷房付きの列車が出現していて、バンドラ駅で停まったのでパチリ。でもすっごく寒くて、私はノンACの方が断然好きなのです。おまけに開放的ではないし、昔ながらの車両は残ってほしいなあ。

 


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