昨年までとは異なる植付方法に関してご説明いたします。
なお、画像をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。
今までの物と違い、ジップロックに入ってきました。サンゴは琉球ガラスの円柱のものに針金で巻いて固定されています。
今回のサンゴの全体サンゴの成長具合によっては琉球ガラスや針金の部分を覆うほど成長しているものもありました。サンゴの大きさはさまざまですが、大体3センチ~4センチくらいです。
針金をスカッチブライトで磨いていきます。サンゴは擦らないように注意が必要です。
針金を丸く巻いていきます。最終的に針金の部分をメインにボンドで固定していきます。大きすぎてしまうと、ボンドを多く使うことになります。又、針金はボンドで固定していく土台のメイン部分になるので小さすぎても安定感がなくなる原因になります。目安の大きさは5円玉くらいです。
琉球ガラスの部分を磨いていきます。種苗によってはサンゴが覆っている場合があるので、サンゴを擦らないように、またサンゴに触れてしまう可能性があるので注意が必要です。
今回のサンゴは台座がない為、使うボンドの量が少ないです。写真の物で直径3センチの球です。このくらいの量で1株植えるには十分な量です。
磨いた岩の上に角度を決めて接着します。サンゴが成長する部分を上にして、サンゴの根の部分(切れている部分)を岩につけます。サンゴが成長する先の部分を付けてしまうと成長しない可能性があるからです。サンゴ種苗によっては、どっちが成長する部分か、根の部分か判断が難しいものもあります。又、サンゴの一部分を岩に付けないと根付くまで時間がかかるので、必ず一部分岩に接する必要があります。針金をまいた部分にボンドを付けられるよう角度を調節します。やわらかい針金なので、指で角度を変えられます。何回も変えすぎると折れる可能性があるので注意が必要です。ボンドを付ける前に最終的な形に整えます。
★チェックポイント★
☆サンゴの方向(上下を間違えていないか)
☆サンゴが岩に付いているか
☆針金、琉球ガラス部分にボンドが付けられる状態か
ボンドを針金の上につけます。ガラスにもボンドを付けて固定していきます。サンゴにボンドが付くとサンゴが窒息するので、サンゴにボンドを付けないで下さい。指で伸ばしていき岩にしっかり固定していきますが、ボンドが付いた状態からサンゴの角度を変えたり、ボンドを剥がして付け直したりすると、粘着力が弱まるので、注意して下さい。
完成