神奈川近代文学館で開催されている「夏目漱石展」に行く。
初めて入る文学館だが、県立でこれだけの施設を持っているだけで、横浜、神奈川の厚みを感じてしまう。
平日というのに長蛇の列。
改めて漱石の家庭環境、育った背景を知ると、それが複雑な性格を形成したのかなと思ってしまった。
初めて展示された資料から、作家・漱石が誕生するまでの過程が年代順によく理解できた。
鏡子夫人がロンドン留学中の夫にあてた手紙には、ジンときた。小さな文字でびっしりと、夫の健康状態を心配し、
家と子どもを必死で守ろうとし、「あなたに会いたい」と訴えている。
また、正岡子規が漱石に出した手紙。「君が日本に帰ってくる頃は、ぼくはもういないだろう」という
哀切な文章にはホロッとさせられた。
それにしても、作家として大量の作品を世に送り出したのはたった10年の期間だったとは。
またゆっくりと漱石の小説を再読しなくては、と思った一日。
初めて入る文学館だが、県立でこれだけの施設を持っているだけで、横浜、神奈川の厚みを感じてしまう。
平日というのに長蛇の列。
改めて漱石の家庭環境、育った背景を知ると、それが複雑な性格を形成したのかなと思ってしまった。
初めて展示された資料から、作家・漱石が誕生するまでの過程が年代順によく理解できた。
鏡子夫人がロンドン留学中の夫にあてた手紙には、ジンときた。小さな文字でびっしりと、夫の健康状態を心配し、
家と子どもを必死で守ろうとし、「あなたに会いたい」と訴えている。
また、正岡子規が漱石に出した手紙。「君が日本に帰ってくる頃は、ぼくはもういないだろう」という
哀切な文章にはホロッとさせられた。
それにしても、作家として大量の作品を世に送り出したのはたった10年の期間だったとは。
またゆっくりと漱石の小説を再読しなくては、と思った一日。