ひさしぶりに、読書をする。
五木寛之の 「晴れた日には鏡を忘れて」という本だ。
私たち人間は、生まれる時代も生まれた国も両親も選べず、暴力的にこの世に投げ出される。そして数々の差別や不平等をうける。また同時に、人を見下したりする。そんな、混沌とした世界をこの作品は見せてくれる。
整形手術により、美貌を得た一人の女性が、パトロンをえて、各国を自由奔放に旅する。インドにたどり着く。
そこには、多種多様な階層が暮らし、混沌とした世界を形成している。
旅をすることは、生活をすることとは違う。もとの、静かな暮らしに郷愁を抱くことになる。
この作品を通じて感じたことは、人間は、すべてを手にできないということだ。
自分がなにかを得ることで失ったものかならずあるのだと思う。
失ったものを嘆かずにまっすぐに生きていこう!
この本を読んでそんな気持ちになりした。
がんばっていきましょう!