ANTI-新P舎

それがぼくには目障りだったから ©[L.Torvalds (et) S.Fujiwara] by 資

新P舎と「地方・小出版流通センター」――死をも凌ぐ発狂の恐怖

2006-12-12 | 駄文
以前から新P舎と取次の関係が気になって居たのだが、どうも実態が掴めない。
2ちゃんねるの過去ログにも在ったが、新P舎は地方・小出版流通センター(地方小)との取引があったという。

「ソースは2ちゃんねる」でも一向に恥じない私だが、他に傍証は無いかと思考的にウロウロして居たら想い出して、書棚へ。何故か手許に「地方小」の図書目録『あなたはこの本を知っていますか(No.10 1992年)』が在った。

新P舎は1994年から株式会社化したそうなので無いと想うて居たが、載って居た(その以前はどの様な形態だったのだろう、法人格の表記(「株式会社」や(有)など)が無いので――それどころか肝心の目録の書誌事項にISBNも無い!――、不明)。

そして結局、M崎氏自らがweb上で言及して居たことにようやく気づき(既にこのサイト内で「提灯記事」として掲げてあった。節穴か?私の眼は)、己の頭の悪さに辟易した。

地方小出版流通センターの川上賢一郎代表を訪ねた。事情を聞いた川上氏は細かいことは何も言わず「会社の銀行口座を作って来なさい」と言った。

ニューヨーク観光&生活情報 - info-fresh.com〔BOOK「表現者に出版の自由を」〕より

ところで、何が「ニューヨーク観光&生活情報(ページタイトル)」なのか一瞬判らなかったが、改めてよく読むと「ニューヨーク進出」という点だけが辛うじて掠って居るだけで、やはりこれは「ニューヨーク観光&生活情報」ではない、提灯記事だ。新P舎側の働きかけで掲載されたのではなかったら、この記事のライターは可也お頭の弱い方だろう。いまいちサイトの趣旨が理解できなかったので、あれこれブラウヂングしてみると、ブックオフ(ニューヨーク店等)の求人が出て居て、噴いた。企業等の広告で成り立って居るのだなこれは。しかし「MoMA」も載って居るのは、広報活動の一環ではないかと一人合点。

そして理解に苦しむのがこの記事の時点(20050915付け)で、「自費出版」として取り上げられて居る事(ちゃんと(?)「共同出版」というタームは出てくるが)。曰く「書店販売を前提とした自費出版」、「本を見ただけでは、自費出版かそうでないのかわからないくらい」――当たり前だ! 「その、時代の先端を行っているのが新風舎」。碧T舎破産以前、つまり「共同出版」と「自費出版」の差異のベクトルを捻じ曲げて喧伝して居た時代だ。新P舎側の意図が色濃いとして……、もう本当に判らぬ。

そして同じく過去ログに、「地方小」は所謂「トーニッパン」と取引口座を持って居る版元は取引しないと在る。「ソースは2ちゃんねる」でも……、と検索して居たら、己の頭の迂闊さに死にたく為った(http://blog.goo.ne.jp/tamio406/e/f81678a1c801d7bcfcc828ca80f01fdd 「出版屋の仕事 地方小」)。よく覘くブログであったから。


では現在、新P舎が「トーニッパン」(若しくはそのどちらか)に取引口座が在ると仮定して、何時の時点で「地方小」を切ったのか、或いは切られたのか。暇の折に図書館ででも『あなたはこの本を知っていますか』を順に繰ってみよう――私の手許のものには無かったが、出版社の広告が80頁に亘って掲載されて居たので、当時の舎の広告があったら観てみたくもある――と考えて居たら、狂うかと想った。


「地方小」のサイトに新P舎が載って居たから。

関連ホームページの紹介(リンク集)
「このページでは、地方・小出版流通センターと取引している出版社、公共・大学図書館、およびお薦め関連ホームページを紹介しています」

だが待て、このリンクページの更新は何時だろう?
ページ内の「NEW」表記の在る弘前大学出版会は発足が2004年6月なので、遡ってもこの辺りか。いやしかしサイトのこの体裁では(未だに自社ドメインでない!)侮れない――やはり、他ページの「新規加入」・「取引中止」の情報が殆ど反映されて居ない。

而して「地方小出版より-新刊メールのデータベース」とやらで新P舎を検索してみると18件のみのHit。2000年8月から2003年11月までの書目がまばらに。
少なくとも2003年までは取引があったと理解して好いのか?

信頼性の欠片も無いから、判らぬ。



激しく自己嫌悪に陥った後、脱力の末に確実に云へるのは、私の頭がスコブル足りない事と、「地方小」のwebサイトが極めて貧弱である事だけだ。

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