福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆静岡新聞に掲載されました☆

2013-07-07 00:10:58 | 日記
医療用かつらでがん患者支援

治療前向きに、心もケア

「全ての女性にいつもきれいでいてほしい」-。静岡市駿河区の美容師松井文子さん(45)は、

「再現美容師」として、抗がん剤治療で脱毛した女性の髪が戻るまで、かつらの調整や心のケアに当たり、

 患者に笑顔を届けている。


再現美容師はNPO法人日本ヘアエピテーゼ協会(東京)が認定する。同協会によると、現在、

全国で36人が活動している。県内では松井さん一人だという。

治療前のカットから、”地毛デビュー”に至るまで、1年を通してサポートする。

定期的な手入れでは、伸びる髪に合わせてかつらを調整したり、患者好みの髪型にしたりする。

 美容歴23年の松井さんが認定を受けたのが今年1月。常連客が乳がんを患ったことがきっかけだった。

触るたびに髪がごそっと抜け落ちる。ストレスで苦しむ姿を見て、何もできない自分が歯がゆかった。

そんな時、再現美容師の存在を知った。「せめて髪のことは安心してもらえたら」と、

かつらの手入れ方法や病気、治療について学んだ。今は2人目の患者を支援している。

「つらい治療を受けているので頑張ってとは言えない。どこまで踏み込んでいいのか日々勉強」

と接客の難しさも口にする。「女性は髪型一つで明るくなり、生活も変わる。自然で前向きな

治療生活が送れる手伝いをしたい」。

髪のケアを通して今後も患者にエールを送り続ける。

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