永遠の0
百田尚樹
2013年に映画化。ものすごく話題になった映画で
「観たいな」って思ったけど
「戦争の映画ってこわそう」そう思ったから観なかった。
それがテレビで放送されていたのでDVDに撮って観た。
感想。「素晴らしい作品だ~!!!」
本当に素晴らしい作品だと思った。
そして小説も読みたいと思って読んだ。
「なんて素晴らしい作品なんだろう!!??」
本を読んでここまで深く深く深く感動したのは3冊目。
この本を書いた百田尚樹さんに感謝の気持ちでいっぱいになった。
ものすごく考えさせられる内容だった。
【内容】
0とは太平洋戦争中、日本が世界に誇る名戦闘機として
その名を轟かせた海軍零式戦闘機。
そのパイロットで優秀な人物がいたが
彼は生きて帰ることに執着する。
その彼が終戦直前に特攻に出て帰らぬ人となる。
なぜ、生きて帰ることに執着していた彼が
特攻で亡くなったのか?
彼の孫が当時の事を調べていく物語。
【感想】
小説や映画は人によって受け取り方や考え方が違うと思うけど
私の思った感想を書きます。
日本人がなぜ戦争に負けたのか?
いろんな理由があると思う。
人口人数の問題、武器の精度の問題、体型の問題。
この本を読んでいて知ったのは、
「考え方の違い」だと思った。
アメリカ人は戦地に出ていく人を日本人と比べると大切にしていた。
日本人は「人」としての扱いではなく完全に「道具」扱いしていた。
日本人はどれだけ有能でも、階級が下なら全く意見が通らなかった。
アメリカ人は有能な人が上に立つシステムだった。
現代もその傾向があるような気がする。
今後、戦争を繰り返さないために必要なことは
「考え方」なんだろうなって思った。
人を大切にする。
優秀な人を妬まず尊重する。
考えの違う人がいたとしても、自分の考えを押し付けない。
私自身も自分を顧みて気を付けようと思った。
平和な世界へ。
この本を読めたことに感謝。