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山梨大学医学部地域医療臨床研修学講座

地域医療臨床研修学講座(寄附講座)の活動状況・最新情報をアップしています。

GID治療の見学と視察 (タイ、バンコク)

2013-10-25 22:52:11 | 形成外科

こんにちは 形成外科の百澤です。

10月15日~18日までの日程で、タイのバンコクにGID治療の見学と視察に行ってきました。

今回は、当初は、PAI(プリーチャ先生のクリニック)でMTFSRSの見学ができる予定だったのですが、急きょキャンセルになってしまい、見られなかったのが残念でした。

しかし、 同行した岡山大学の先生方、関西医大の織田先生と親睦を深めるとともに 日本大使館の医務班の先生方、プリーチャ先生とその部下の先生方、 ガモン先生、

最後に、ゲント大学のモンスレー先生にまで、 お会いすることができ、実りあるタイ出張でした。

こっちも力を入れないといけないと確信して帰国しました。

日本医師団(?)全員

日本大使館の前で

PAI(Preecha Aesthetic Institute)で

KAMOL(ガモン)病院で

信じられないほど立派なガモン病院のパーティールームで

右は、非常に気さくだったガモン先生

私と一緒であまり英語は得意ではないようでした。

 百澤 明

 


SRS術後経過

2013-09-25 21:45:57 | 形成外科
こんにちは
形成外科の百澤です。

17日実施のSRS(性別適合手術)の患者様の術後の経過は順調です。
ドレーンも抜去し、普通に歩いていらっしゃいます。


さて、
今後ですが、すでに順番待ちの当事者の方が多数いらっしゃるので、この医療はすすめて行きたいと思っています。

もう一つ、押し進めたいGID治療があります。
それは、FFSです。
FFSとは、Facial feminization surgeryの略で、顔面女性化手術と訳されます。

FTM(女性→男性)の方は、結構格好いい男子になれるのですが、
MTF(男性→女性)の方の場合は、なかなか、普通に女子トイレに入れる方は多くありません。
やはり、顔面も骨格が男性ですので、骨格から女性型にしていかなければなりません。

必要に応じてですが、そこまでしないと、社会生活を女性として送れるようにはならないのです。
そこまでのお世話をしたいと思っています。

形成外科 百澤 明

百澤准教授が行った手術の件が新聞に掲載されました。

2013-09-24 18:18:26 | 形成外科
ぎぶ@事務室です。


山梨県内初となる性同一性障害を持つ患者様への性別適合手術が、本講座所属、附属病院形成外科で診療に従事している百澤准教授執刀のもと9月17日に行われました。

18日夕方のNHK甲府放送局のニュースで放映されており、19日付けの山梨日日新聞に記事が掲載されました。




山梨日日新聞 平成25年9月19日(木) 社会面


この障害に悩んでいる方が一人でも多く、この手術によって生きやすくなればいいですね。

GID(性同一性障害)の手術

2013-09-19 21:27:43 | 形成外科
こんにちは
形成外科の百澤です。

9月17日(火)に、山梨大学医学部附属病院では“初”となる性別適合手術を実施いたしました。
これは、私の前任の埼玉医科大学総合医療センターは、GID治療のパイオニアであり、
私は、ここ数年、形成外科、再建外科の診療を行うとともに、GIDの外科治療にも取り組んできました。

私が昨年4月に山梨大学に赴任した後は、毎週(木)に埼玉医科大学総合医療センターまで客員准教授として、
勤務して、これを担ってきました。

しかし、
徐々に山梨大学での業務が忙しくなったため、手術治療の場を山梨大学に移すことにしたというわけです。

本邦での合法的な性別適合手術の実施には、日本精神神経学会の示すガイドラインに従う必要があります。
本学では、治療適応判定委員会を組織することは困難ですので、
現在は、埼玉医科大学のGID治療推進員会で、治療の承認が得られた当事者の方を対象にしています。

今後は、ガイドラインに準拠したその他のジェンダー委員会の承認症例も受け入れて行く方針でおります。


今回の件は、NHK甲府支局で取り上げられ、報道されました。
これにより、山梨大学医学部附属病院形成外科のPRにもつながればいいなと思っています。

形成外科 百澤 明

常設情報

山梨大学医学部附属病院に「形成外科」が新設されました。