一秒先も

「ﾁﾋﾞﾗ、これなぁに？何を描いたの？」

『きしゃ』

あ

ああ………言われてみれば………(笑)

学校に電話して実状を確認

やはり希望者の受け入れをしていた

ﾏﾏ友たちと連絡を取り合ったところ

何曜日だけとか、この日だけとか、各々の都合で融通してくれるようだ

学校もﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽも、短時間に様々な決断をしなけれはならなかったこと

混乱の中、子供達とその保護者に寄り添った形を提供してくださること

本当にありがたい

ﾁﾋﾞﾗも、週1で登校させていただくことになった

3月のﾒﾄﾞはなんとかたったが

これからどうなるかは、一秒先もわからない

どうしろと!?

現時点では

卒業式(保護者不参加、卒業生と職員のみ)と修了式(校内放送)は規模を縮小して行う予定…との通達がきている

ﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽの方は利用可能だが

こちらも時間を縮小したりする所もある

そんな中

学校からの連絡ﾒｰﾙ

【自宅等で過ごすことが困難な児童・生徒は登校対応します】

…はっ!?なにそれ

ﾏﾏ友たちとLINEで緊急会議するも、詳細が全くわからず

第一、【困難】のﾚﾍﾞﾙがわからない…

とりあえず明日以降、電話して確認することに

現場も相当混乱し、悩んだんだろうなぁ…

急休

いっそのことさ

疑わしい場合は、もう【それ】ってことにして対応なり治療なりすべきなんじゃないかなぁ

検査が〜とか診断が〜とかいうことよりも

治すことが最優先なわけで

…そうか

診断がされないと治療できない、のか

学校は3月まるまる休校になるそうだ

おそらく現場は大混乱

明日は大荒れに荒れるだろう

学校が休みなら、ﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽだって休みになるのかもしれない

1ヶ月以上も休みになって、うかうかお出かけもできず

私とﾁﾋﾞﾗに一体、どうやって過ごせというのか…

ましてや

大好きな学校に行けないﾁﾋﾞﾗは、ｽﾄﾚｽで余計病気ﾘｽｸが高まる

…詰んだ

それでも今日も

不安だからﾆｭｰｽをみる

ﾆｭｰｽをみると不安になる

知らない怖さと、知る怖さ

本当に怖いのはどっちだろう

ﾁﾋﾞﾗは何を描いているんだろう

下の丸いのを【鼻】とみると

ﾋｹﾞのはえたﾈｽﾞﾐみたいにみえるし

　

それを【胴体】とみると

細い手足のはえたあたまでっかちの生き物にもみえる

もしくは

そんなふうにみることができるのは、親の私だけかもしれない

誰かにはもっと別の何かにみえるかもしれない

描いた本人はもっともっと別の何かを思っていたのかもしれない

同じことでも

みえ方、感じ方、考え方は人によって違う

ただ

それは真逆にみえても、どちらも間違いではなかったりもする

自分に都合のいいように解釈しようとしたり

相手を誘導して解釈を曲げさせたりすることもある

そんなことはわかっている

何が正しいのかなんて

わかりようもない

それでも

今日もﾆｭｰｽをみる

ぷー

やだなんかこわい




写真家、ﾁﾋﾞﾗの情熱は止まない

決してうまく撮れているわけではないが

ｱﾙﾊﾞﾑﾌｧｲﾙに残された写真は、ﾁﾋﾞﾗの目線

何を見ているのか

どんな風に見えているのか

そんな秘密を垣間見ているような気分

…そういえば

ﾁﾋﾞﾗ、ﾌﾟｰさんに似とるな(笑)