ちーさんのメモ帳

育児と仕事と音楽と。

有島惣之助

2012-12-12 22:39:41 | 友人のこと
今日、facebook経由で懐かしい友人から連絡がありました。

友人の名は有島惣之助。

性別的には女子。
「有島惣之助」という名前は、彼女が高校時代にペンネームとして使っていたもの。

僕にとって彼女は、詩人:有島惣之助なのです。

高校3年のとき、初めてクラスが一緒になって、どういうきっかけだったかは全然覚えていないんだけど、なんだかとても仲良くなって、いつしかお互いの悩みや迷いをストレートな言葉で語り合えるようになったんですね。高校が茅ヶ崎市だったので、海に行って語り合ったこともあったなぁ。

元々彼女は体育会系の女子だったせいか、僕ら男子に対してとてもフランク&サバサバしていたので、一緒にいても異性を感じることなく、とても気が楽でした。その一方で、彼女自身は感受性がとても豊かで、日々のいろいろな感情を、毎日のように詩に表現していたんですね。

ある日、彼女が書き綴った詩を見せてもらいました。

好きな人への気持ちを表した詩、失恋の悲しみを綴った詩、人に元気や勇気を与える詩、立ち止まって迷ってしまっている詩、本当にいろいろな詩が書かれていました。同じ高校3年生とは思えないほど、センス溢れる言葉の数々が巧みに並べられていて、この詩集が、彼女の人生観・恋愛観の集大成かのように思えてしまいました。

そんな中、1つの詩が僕の中に入ってきました。

「ねえ、この詩、俺に曲を付けさせてよ。」

という流れで生まれたのが「ENDLESS SADNESS」という曲。


~ENDLESS SADNESS~

夏の夜の砂浜降りしきる雨
遠回りして傷付け合って
たどり着いた心を
二人で抱きしめたあの日

あれからまるで何もなかったように
僕たちは歩いて来たけれど
心だけは見えない何かで
つながってると信じてた

「歩いて行けるね 一人で」
君はそう呟く
「友達」を無邪気に口にして
微笑む君が悲しいよ

僕の気持ちを抱きしめたまま
海を見詰める君の横顔は
僕とは違う見えない
何かを探していた

君を好きなままでは
もう進めない
突然すぎる「サヨナラ」は
冷たい冬の朝に
凍りついたままでWOO
I FELT ENDLESS SADNESS

君を好きなままでは
もう進めない
遠回りして傷付け合って
辿り着いた心も
もう二度と出会えない
I FELT ENDLESS SADNESS


僕が生まれて初めて他人の詩に曲を付けた作品
当時(18歳)なりに一生懸命作ったバラードなんだなー。

つまり彼女は、僕の音楽人生の中に、貴重な1ページを作り上げてくれた恩人でもあり、共に作品を作り上げた仲間でもあり、ゆえに彼女は、僕にとって「詩人」であるわけです。

そんな彼女が、偶然にも僕をfacebookで見つけてくれて、今日、実に約20年ぶりにコンタクトが取れたのですが、やっぱり嬉しいですね

今でも詩を綴っているのかな?
近況でも聞いてみようと思います。


ってか「ENDLESS SADNESS」って、残念ながらまともな音源がないんだよなぁ。

近々、音源をちゃんと作ろうかなー

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