これも「平成最後」のお題として投稿しよう。
もう積ん読もないし、本屋に行く時間もないので、この作品が「平成最後」の読書(買ってきて最初に読んだもの)。
サイン本として出ていたもの。
どうしても欲しかったサイン本。同じのを2冊買うのはちょっと不本意なので、コレを購入することにした。
表紙が2枚重ねになっていたので「?」と思ってめくってみたら…。
こちらが本来の表紙らしい。上のは映画公開の記念かな。
両方あるのはなんだかラッキー。
読み始めてすぐ、聞き覚えのある名前が出てきて「ん?」と思った。
確認してみたら、間違いなく過去に読んだことのある作品に名前だけ出てきていた人物。
なるほど、これが後に「デイ・トリッパー」に繋がっていく…のか?
それは置いておいて。
クロノス・ジョウンター。タイムマシン。
好意を寄せる女性を救いたい男性。
他界した母親の真意を確認したい男性。
壊されてしまった建造物を一目見てみたい男性。
事故死した妻の運命を変えたい男性。
少女時代の憧れの青年を助けたい女性。
亡くしてしまった友人たちの運命を変えたい開発者。
独立したエピソードなんだけど、関わるものが同じ「クロノス・ジョウンター」ということで、少しずつ繋がっている。
一貫して感じるのは「大切な人を救いたい」と思う気持ちの強さ。
その気持ちがあるから、多少のリスクは物ともせず動けるのだろう。
いや、「多少」では済まないリスクだとも思うが…。
過去での滞在可能時間が延びた話以降は「間に合うのか?」という、ドキドキ、ハラハラも加わった。
エピソード毎に、「えー…」というラストもあれば、「良かった!」というラストもあり、それぞれに楽しめた。
600ページを超える作品だったが、3~4日で読んでしまえた。
明後日から新しい時代が始まるが、「令和」最初の読書は何だろう?
まだ何を買おうか決めていないので、本屋さんをじっくり眺めてみることにしよう。