とあるプレゼンテーション会場での、あるNPOさんの話。
そのNPOさんは、この分野の重鎮です。
壇上には理事長と理事2名の合計3名が立ちます。
ひとしきり説明が終わった後の質疑応答の時間。
少しイジワルな質問が出ました。
それに理事長が回答をしようとしたとき、
遮るように、理事の1人がこう言いました。
「私がお答えします。
最高決定権者がここで間違えて つまづいてしまったら、
組織全体として 引き返せませんからね。
私が答えて、それが間違えていたら、理事長に謝ってもらいます(笑)
理事長がとちりますと、謝る人がいませんから(笑)」
と、笑いを交えて伝えてみえました。
いやはや、脱帽です!
素晴らしいですよ!
見事です!
このセリフひとつで、この組織の強さを理解できます。
そうでなかったとしても、
少なからず、その人物 個人の強さを理解できます。
「トップは切り札に置いておく」ということですよ。
「俺を倒してから次へ行け」ってことです。
スゴイです。
名参謀です!!
こういうセリフが言える人に憧れます。
部下の立場のときは、
上司が動きやすいように、そして
立派に見えるように仕事をする。
上司の立場のときは、
部下が動きやすいようにし、
もしトラブルになったら、変わって土下座するように仕事をする。
強いです。
個の強さが、組織の強さです。
では、ワタクシは?
ワタクシ、モノ好きってこともあって、
良いことでも、悪いことでも、ホイホイと前に出てしまいがちです。
うぅ…、
これは考え直さないとダメですな…。
理事長として軽すぎます。
皆さ~ん!
名参謀のようにお仕事はできていますか~?
部下のために土下座をできますか~?
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