本日のコーヒーとホットチョコレート

生まれたての春の匂いに、咲き誇る桜の花びらを感じる季節です。

buzzer beater

2006-11-30 00:44:14 | 本日のコーヒー
久しぶりにスラダンを読んだ。
最後の山王戦のところ。

何回も読んでるから。
もう慣れてるはずなのに。
いつでも感動する、あの場面。

残り10秒を切って。
1点ビハインドの状態。
エンドラインから動きだしたボールは。
最後の最後まで諦めなかった人たちの思いをこめて。
相手ゴールに吸い込まれる。
buzzer beater。

最後まで諦めないあの姿が。
いつまでも印象的で。
いつでも勇気をもらえる。
もしアナタが同じ状態だったら。
そこで、アナタは諦めますか??


たとえ勝てる見込みがなかったとしても。
たとえ成功しないとしても。
動かなかったら何も始まらない。
動かないなら。
そんな試合、最初からやらなきゃいい。
でも、ボクはもう始めた。
だから、もう後ろには下がらない。
下がれない。
どんな結果になっても。
上を向いていたいから。
下は向かない。
のこり1秒になったって。
0.001%でも望みがあるのなら。
ボクは絶対、諦めない。


もう、覚悟は出来た。

またあした

2006-11-26 16:11:31 | 本日のポエム
夕暮れ時の街を歩いていて
僕たちを掠めていった風は
寒さと共に冬のかおりを運んできた
もう、すっかり冬なんだなって
身をもって感じる瞬間
それと同時にボクをつつむ
なにもなさ
やるせなさ
虚空のなかを漂うボクの抜け殻は
一体なにを見つけたというのか
掴むこともなく
遠くで輝く一粒の光に
一体いつになったら
近づくことが出来るというのか
一体いつになったら
掴まえることが出来るというのか

別れ際の言葉が、ふと、頭を過ぎる
「また、あした」
その言葉にキミは、どんな意味を含んでいるの??
僕のコトバは、ちゃんと届いているの??
知りたいこと
でも
知りたくないこと
けど
いつかは知らなくちゃいけないこと
近いうちに...

そんなことを考えていた
夕暮れ時の街の中
ふと、気づけば
僕の抜け殻は
まるでこれから向かう壁に立ち向かうかのように
身体を打つ風に必死に抵抗していた
この曲と共に





またあした / Every Little Thing
作詞:持田香織 / 作曲:小幡英之

何をするワケじゃなくても
こんなに愛しい時間が ほら
今ココに流れてiるよ
いたずらに笑う
仕草も、口癖も全部
君らしいと思う程、好きになった

恥ずかしくてまだまだ言えそうにはない
けど...
君が思うよりもきっと、君を
大事に想うから

「またあした」で終わる今日
ずっと一緒に、いれたらイイネ。
夕暮れが映し出した
2つ並んだ影を見つめながら
そんなコトを、思ったんだ...

「あんまり得意じゃなくて」と
俯きながらも 君はくれた
僕にだけ愛の心地

ホントのホントは、きっと
君だけしか知らない
それでも僕は君のすべてを
ずっと信じるから

もうじきね 巡りあえて
2つ目になる 冬が来るから
寒がりな君に僕が
してあげられるコトがあるといいなぁ~

転がってゆく季節の中に
今 僕らが見つけたものは...

平凡な「当たり前」を
ずっと大事に出来たらイイネ
君がいて 僕がいれる
相も変わらず今日も愛してる
「またあした」で終わる今日
ずっと一緒にいれたらイイネ
夕暮れが映し出した
2つ並んだ影を見つめながら
そんなコトを思ったんだ

人よ

2006-11-24 21:41:53 | 本日のポエム
人よ
自分を愛せ
何事を始めるにも
まず自分を愛せ

人よ
人を愛せ
人を愛せずして
自分を愛せはしない

人よ
人を憎むな
決して人を憎むな
人を憎むくらいなら
その前に見返してみろ

子よ
身を投げるな
先を諦めるな
君の知らない世界が
この世界には詰っている

子よ
世界に属すな
この世界に属すな
アナタが住む世界は
あなた自身が切り開け

大人よ
世界を救え
自分たちの行いに気づけ
この世界を知っているのは
アナタだけなのだから

人よ
弱きものであれ
強くなろうとするな
この世の中は
常に平等なのだから

CHEMISTRY ALL THE BEST

2006-11-24 01:00:24 | 本日の音楽
先日発売しました。
CHEMISTRYのベストアルバム「ALL THE BEST」。

彼らの5年間の音楽活動の集大成。
デビュー曲の「PEACES OF A DREAM」から最新の「遠陰 feat. John Legend」や「Top of the World」まで、全26曲を収録。
その他初回版はツアーのDVD付き。

もう買うしかない!ってことで買ってしまいました。
僕がまだ中学生の時にデビューして、もう5年も経つんですね。
時間が過ぎるのは早い。。。
この5年間で彼らの曲はなんだかんだでずっとに聞いてた気がする。
5年間の思い出とともにいた曲。
そんな思い出の曲がいっぱい詰ったこのアルバム。
皆さんもぜひ聞いてみてください。

ケニア

2006-11-23 16:14:31 | 本日のコーヒー
すこし酸味の利いたコクのあるコーヒー。
ケニア。
そんなコーヒーを啜りながら考えたこと。

言葉の重要性。
言葉の必然性。
言葉の攻撃性。

「言葉」
「言の葉」
「言」の「葉」
「言」という魂と「葉」という方舟

言葉がどんなに力強いか。
言葉がどんなに脆いものか。
言葉から生まれるもの。
自分にとっても、ここから生まれるものは計り知れない。
すこし、言葉を学ぼう。
そう思って、書き始めた詩と本。
前の2つはすこし前に書いた詩。
嘆きだけではダメなんだけど。
すこし悩みの時期に書いた詩。

そしてこれから書くのは。
13編の詩。
そして陽の目を見ることをなくした。
僕の処女作。
不定期的にではありますが。
更新させていただきます。

アナタ

2006-11-23 16:00:53 | 本日のポエム
一つのものすら守れずに
いつも違うことばかり
嫌いなことから逃げ出して
つらいことは避けて通り
本当は自分のためなのに
人のためと言いかえて
顔色ばかり伺って
本当の自分はいつも見せない
笑顔は無い
怒りも無い
哀しさ
楽しさ
どこにもない
喜怒哀楽が当てはまらない

人にばれないように
周りに気づかれないように
常に作ったポーカーフェイス
気づいてないようで気づいてる
知らないようで知っている
常に作ったポーカーフェイス

知りたくも無い情報を
知りたくも無い感情を
知りたくも無い現状を
道端に落ちた小銭を拾い集めるかのように
一つ一つ丁寧に
掬ってはまた掬い上げ
自分の中にしまい込む
必要の無い行動は
いつしか僕を蝕んで
違う人間に代えていく

周りに写った僕という虚像
誰も気づくことは無い
鏡に映った僕という実像
知ってる人は誰もいない
左頬から伝う涙は
一体誰のため
一体何のため
その意味を知るものは
鏡の中のアナタだけ

蝕まれることを一切拒まず
されるがままにされてみて
ここに残ったものは
嘘のワタシ
もう本当のワタシは
ここには存在しない
本当のワタシは
蝕み続けたアイツの
深く 深く 深くに潜り込んでしまったから
もう本当のワタシは
ここには存在しない
いまここにいるのは
ワタシを蝕んだ
アナタなんだから

一本の木

2006-11-23 15:37:18 | 本日のポエム
私はちいさな 一本の木
あなたの中で眠る 一本の木
陽に当たるでもなく
雨に打たれるでもなく
ただ、あなたの中にそっと生える
小さな小さな 一本の木

私はちいさな 一つぼみの花
あなたの中で宿る 一つぼみの花
咲くことも無く
枯れることも無く
ただ、アナタに積んでもらうことを願う
小さな小さな 一つぼみの花

いつか
陽の目を見るようになって
いつか
雨に打たれるようになって
いつか
綺麗に花を咲かせて
いつか
役目を終わらせて

枯れていくその日を

心の中からそっと願う

ワタシはチイサナ
一本の木

アナタの中にそっと宿る
チイサナ チイサナ
一本の木

外尾悦郎氏 講演会

2006-11-18 07:08:10 | 本日のアート
11月17日。
東京都は四ツ谷にある上智大学にて、彫刻家外尾悦郎氏による講演会が行われました。
題は「アントニオ・ガウディに魅せられて -スペイン精神文化の心と形-」

外尾悦郎先生は、現在スペインはバルセロナにある『サグラダファミリア聖家族教会』の主任彫刻家です。
日本人にして、聖堂の設計者であるアントニ・ガウディをこよなく愛し、ガウディの精神を受け継いでおられる人物です。
彼の代表作品には「ロザリオの間(修復)」や「生誕の門」における数々の天使など、その数を数えるとキリがないほど。
それほど多くのものを手掛け、また多くをサグラダ・ファミリアに捧げていらっしゃいます。
今回の講演ではそんな外尾先生のガウディに対する、またサグラダ・ファミリアに対する精神についてお話しされました。

自分の芸術感をぶつける相手、石。
その石の魅力に惹かれたから、今の仕事をやっているのだということ。
ガウディ亡き今、どうやってガウディの考えに近いものを作っていけるのか。
ガウディとはどんな人だったのか。
ガウディは肉体は滅びたが、魂はまだ生きているということ。
それらのことをお話しになられました。
また、自分の観点から見た人間論や精神論のについても多く語られ、それらの言葉からは普段の日常から考えなければならないことが多くある、ということを気づかされると共に、考えさせられました。
「人間は愚かな生き物だ。持っているときには気づかないが、離れてみて初めて気づく。」
「人間は創造しない。すべては自然の中に描かれていて、人間はその中から様々なものを発見しているに過ぎない。」
「人間に必要なものは自分に対する謙虚さである。」
これらの言葉からは本当に多くのことを考えさえられます。

また、私が一番疑問に思っていたことについても語ってくれました。
それは、「サグラダ・ファミリアは世界中の人々の夢である。出来上がるまでが夢。ならば出来上がってしまったらどうなるのか。先生自身はどう思っているのか。」ということ。
先生は、「作品を作ることが最大の喜びである。その作品を作っているときが一番私のとっての喜びである。だから、教会が完成してしまったら私の仕事はそこで終わってしまい、それは非常に残念なことであって、悲しいことである。」と仰ってました。
やはりそうなのか、と思いました。
しかし、ここからは私の推測ですが、今回の講演の言葉の断片をつないでいくと、この回答に続きを見出すことが出来たような気がしました。
サグラダ・ファミリアはそれ自体が夢そのものである。出来上がっても、今のままでも、サグラダ・ファミリアはサグラダファミリア。それは変わらない。サグラダ・ファミリアは天高く上っていくもの。聖堂がいつまでも続くようにあのような形をしており、また、多くの彫刻に意を、物語を持たしている。サグラダ・ファミリアはそれ自体が夢だから、完成していい。
そう言っているような気がしました。

今回の講演は本当に貴重であると同時に、初めて外尾先生に出会えた運命的なものでもありました。
長年の夢がかないました。
私はキリスト教徒ではありませんが、神のご加護があったからこそ今回の講演に参加できたのだと思います。
私がサグラダ・ファミリアと、そしてガウディを心から好きななるきっかけとなった、外尾悦郎先生。
感動と、興奮と、喜びをいただいたと同時に、今回、すこしですが自分を見つめなおせたことでで成長することが出来た気がします。
もっと自分を成長させたとき、またお会いできれば良いと思いました。
いつかまた出会えることを信じて。

法隆寺宝物館

2006-11-15 23:16:53 | 本日の建築
近代建築の巨匠、谷口吉朗を父に持つ、現代建築家、谷口吉生の代表作品。
場所は東京都上野、国立博物館敷地内。
第一印象は、メインファサ-ドがとっても綺麗。
すごく綺麗にまとまっていて、それでいて落ち着いていて。
現代建築なのに、周囲の昭和の空気に上手になじんでいる。
周囲にある水の動線と、それを使った周辺環境との合致の表現。
細部にまでこだわった造り。
とても綺麗。
自分のなかでは、ここ最近では一番良い建築だと思う。
本当に「良い建築」と思える作品。
内部もしっかりしていて、いくらでも写真を撮りたいくらい。
笑顔がほころぶような、そんな建築。
建築家はこういう作品を作れて一流なんだなと思いました。
一つの建物から、これほど多くのことを感じさせられて、多くを学ばされたのは今回が初めて。
それほどまでに良い建築でした。
現代建築の巨匠、谷口吉生。
恐るべし。

ダリ回顧展

2006-11-15 23:04:34 | 本日のアート
現在上野の森美術館において開催されている、『ダリ回顧展』に行ってきました。

シュールレアリスムの巨匠にして、20世紀美術史上最大の奇才、サルバドール・ダリ。「狂気の天才」とまで謳われた巨匠が、一体どんな作品を残していったのか。
どんな思いでそれぞれの作品を手がけたのか。
今回の展覧会ではそれらのことが断片的ではあるものの知ることが出来ました。

ダリと父親の関係。
ダリとその妻、ガラとの関係。
そこから生まれた、多くの作品。
普通に描かせればそうとうな絵画を描くことが出来るのに、あえてその技術を別の才能に生かしている。
人間はここまで写実的に絵を描けるのか。
自分の感情をここまで表現できるのか。
そういったことを常に思わされる展覧会でした。
関心と感動が常に両隣合せにある状態。
とても、贅沢な時間でした。
海外にある作品がずらりと並んだ今回の展覧会は、なかなか見ることが出来ない貴重なもの。
僕にとって印象的だった『器官と手』『焼いたベーコンのある自画像』『船』『世界教会会議』『生きている静物』『雲で満たされた頭を持つ男』など、他にも多くの名画がここに集っています。
「私でさえ自分の中身を知らないのに、他の人に知れるわけがない」
という言葉が最も印象的に思えるほど、ダリの絵画は難しいと、そう感じました。
それと同時に、ダリの独自性と、奇才ぶりを存分に味わうことが出来ました。
難しいながらも感じるものがある。
見終わった後、疲れよりも満足感と共に、もう1度来たいと思わず感じている自分がいました。
1回だけでは物足りない。
ついダリに対して欲が出てしまいました。
1つ1つの絵画から、どれだけのものを考えられるのか。
そう思いながら見ていくと、すこし普通とは違った展覧会の楽しみ方が出来るような気がします。

「狂気の天才」、サルバドール・ダリ。
彼の考えは彼にしか分かりませんが、すこし、彼の中に入り込んで『サルバドール・ダリ』という人を味わってみるのはいかがでしょうか。
2007年1月4日まで開催中。
詳しくは http://www.dali2006.jp/ にて。