Charudon bijoux

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創業61年になりました。

ドッピオゼロのネックレス、イタリアから

2010年02月21日 | ネックレス
Collana,DOPPIO ZERO Minidress,BiancoLevrin

まずネックレスから
イタリアからのネックレスです。写真は小さいのでみずらいですが、赤く見える真ん中のパーツは金属を染めてシルクの様に細くして織り上げた生地で包まれたベネチアンの玉です。
しかし本当のお勧めどころはチェーンで、映えが最高のチェーンです。チェーンは使われている金属の種類で分類分けされる事が多いのですが、自分はそれに加え出来映えの善し悪しを足して判断しています。簡単な見分け方として真っすぐ吊るしてチェーンがひねくれるかどうかとか柔らかさとかです。何本も束ねると良いチェーンは全部がすーっと、絡む事なく落ちます。このチェーンはさすがヨーロッパ物、安いのに良いチェーンを使っています。チェーンは機械で作るのですが、コストばかりを追求するアジアのチェーン(日本も)はまだまだヨーロッパ物に届いていませんね。その分安さの勝負は軍配が上がりますけど。w
このネックレスは動きが奇麗なんです、アクセの善し悪しは付けて動くと見えて来るのもあるんです。

そして、ミニドレスはちょっと前にご紹介したバックと同じイタリア ミラノのビアンコレブリンのドレスです。これはやっぱ日本プロデュースじゃあまり見かけないスタイルではないでしょうか? この胸のVの深さがかっこよく思えます。まあうちは服屋ではないのでマネキンとしての使用目的なのですが、欲しい人が居れば譲っています。ちなみにサイズSですが、ユーロサイズで40~42位ですね。日本にはビアンコレブリン本人が持ち込んだうちのオーダー分の2枚だけです。これこそ人と違う物が欲しいの一品ですね。w

ラインストーンの極

2010年02月14日 | ブレスレット
ラインストーンの極といえばデザインですが、自分はやっぱり職人の溶接技術だと思います。

20×10 200ヶ所の溶接、ずれると終わるラインストーンの溶接。
ラインストーンは職人の技術によって見え方がかわりますが、これだけの数の溶接は、治具を使ってもアクセは軽いので、熟練していても決して容易ではないでしょう。これはスワロフスキーの本場オーストリアからのブレスレットですが、さすが本場この程度の技術を持った熟練工はごまんといるんでしょうね。

それにひきかえまだまだ歴史の浅い日本のアクセサリー職人はこの不況でどれだけの数に減ってしまっているのでしょうか?
どの街のアクセサリー屋を覗いてもジャパンメイドを見かける事がほとんど無くなってしまったこのごろ、意識を持ってジャパンメイドを残そうとしているメーカーはもう無いのかもしれません。
昭和40年代に乱立したアクセサリー問屋ももうほとんどなくなり、その問屋に依存していていたメーカーも消え、日本のアクセサリーの終焉が近づいています。時代なのでしょうけど、当時からコストパフォーマンスを謳っていたジャパンメイドなので、そのパフォーマンスに負ければ消えてしまうのもいたしかたないことでしょう。

はたしてこれからの時代どちらに向かうのでしょう??

自分はもう後先短いので、好きな物を好きな人に手渡す事を目的にしたお店を続ける事で人生を費やすでしょうが、良い風は吹かないかもしれませんね、、w 

寒さも一段落しましたが、また、、、

2010年02月10日 | ネックレス
昨日は寒さも一段落しましたが、また寒くなるんだそうですね。
これを繰り返して春が近付くんでしょうけど、早く春がこないかと
思う今日このごろ、、w

最近外注でオリジナルアクセサリーを頼まれる事が増えてきましたが、
頼まれ物はあくまでベースアイデアは向こうなので、自分の作品とは思えないですね。

このネックレスはもう15年くらい前に作っていたシリーズですが、まだ好きで
売れるとまた必ず作るネックレスです。骨を身に付けるというプリミティブなセンス
が好きだった事がベースとして流れています。当時はまだまだ女性は女性らしくが
根強かったのですが、人とは違う物をという人が手にとってくれました。
これに関しては自分のオリジナルと思えるのですが、外注された物は
やっぱりほとんどが自分のアイデアでも自分の作品とは思えないですね。

タイのシルバーアクセ

2010年02月07日 | リング
タイのアクセサリーのセンスが上がって来た。
かなりかっこいい。でも値段がこのクラスは高くなっちゃったな。
シルバーにGPだからしょうがないと言えばしょうがない。
それに石は(写真がひどいので見えずらいけど)クオーツというのも
なんかいい。キュービックジルコニアやスワロフスキーなっかより
それっぽい。(どれっっぽいのかな??w) 
どこかからのデザインコピーでしょうけど、自分は好きなデザインだから許してあげます!www 

ミラノのオルネラのブローチ

2010年02月03日 | ブローチ
ミラノのアクセサリーの老舗のオルネラ、ネックレスに続いてブローチです。

オルネラ(ORNELLA) はMaria Vittoria Albaniさんによって1946年に母親が経営するPiazza Piolaの会社の片隅でハンドクラフトのファンタジージュエリーの製作を始めました。その後50年代半ばにはVia Calducciに店舗を移し、現在でもそこで一つ一つ手作りでネックレスやブローチなど女性らしいアクセサリーを産み出しています。

このブローチは既に1960年代にデザイン、製作された物と同型のものです。アメリカやヨーロッパで発売されたアクセサリーの本の中に何度かこれ都同型の物をみました。自分の所有する1995年にイタリアで発刊されたBIJOUXという本にも出てきます。オルネラの強みは創業当時からの金型を持っているとの事なので、当時そのままの作品を今でも作る事ができるということでしょう。

そしてアンティークではないので傷みもなく、現行品なのでブローチのウイークポイントのピンの部分も鋭利でしっかりしているので普通に使うことができるというのも強みですね。

そして値段もアンティークのようなプレミアが付かないから、お財布に優しいというのも凄い事だと思いますね。

ただ現在正式な代理店が日本に無い事が気になといえば気になりますね。今のところ商社が中に立って独占して値段を釣り上げる事も今のところないようなので、今現在日本で流通している物は比較的安価に買えると思います。

買い時と言えば買い時なのかもしれませんね。うちももう少しこの不況の今のうちに手に入れたいと思っています。