栃木発「ちゃりあん」ブログ

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栃木県北・那須周辺 桜開花情報2013! 「定点観察」第3週目 3月23日 その②

2013年03月24日 08時43分06秒 | 日記
桜の定点観察はひとりで行います。

移動距離は約130キロ。

休憩を含めて約9時間の行程。



いわゆる「尺」は

毎年、毎週のように繰り返していれば

だいたい体が覚えているもの。


だから

「ケツカチ」の時などは

観察を抜かす場所もある。



3週目ともなると

サクラには大きな変化があり

その①のように


品種によっては「開花」を確認する時期。


時間は前週に対して必ずといっていいほど「押し」気味になる。


その調整も


移動中や観察の時に


勘を頼りに行われる。



後半は


その調整がありました。


那須町・芦野御殿山





別名「桜が城」。

芦野の街から

山がここだけピンクに見える春。




駐車場から歩き出すと

大きなサクラの木の股の部分にキノコが生えていた。


蚊が人間の血を吸うように

キノコは桜の木から養分を吸い取る。

サクラが弱る原因であり

何らかの対策が必要だ。




かと思えば

別のサクラの木の股の部分には

飛んできた種子によって

キレイな一輪の花が咲いていたりする。


ある意味

「これぞ自然」ともいえなくもないのかなぁ・・・




芦野御殿山の木は

正直、荒れている。


木は年輪が空洞になっているものが多く目につく。


枝には「つる」が絡まり


伐採された切り株の跡も多くみられる。


「防ぐ」のではなく「守り」の状態。


サクラが老いてゆくのを待っているとしか思えない。


「山城」であるがゆえ

その管理が大変なのはよくわかる。

だが


皮肉にも

那須町では先日、「千本桜植樹祭」が行われていた。


僕にとっては「???」という話だ。


芦野のサクラは放置されていて

また、新たに寄付によって1000本のサクラが増えるのである。


管理、できるのですか?


善意の寄付で植えたサクラが

「病気で伐採」なんてこと、ないのですか?


定点観察で思ったことは

「手入れができないなら、サクラは植えない方がいい」

それに尽きます。



自然に倒木したサクラです。


たぶんに先日の強風で倒れたモノでしょう。


仮に人が歩いていたら

事故になるんです。


たかが「倒木」と思わないでください。


これが芦野のサクラの現状です。





定点木A




隣接する

定点木B



今年初めてのつくし発見。



シダレ。




サクラではありませんが

また倒木です。

枝が細かく切れています。

意図的に倒したものでしょうか?



なんとなく

悲しい思いを持ちながら

移動します。


なにもできない自身の無力さを感じます。


大田原市黒羽・芭蕉の館前シダレ



さすがに昨年に比べると

進みが早いことがわかります。

大田原市黒羽・大宿街道/道路右




いちばん日照時間が少ない定点A 

大田原市黒羽・大宿街道/エドヒガン



「ここで一番早く咲く」という目印。

見事に開花しておりました。



大田原市黒羽・大宿街道/道路左



学校側は進みが速く

先端はピンク色に。


那珂川町・馬頭公園/定点A



那珂川町・馬頭公園/定点Bシダレ





那珂川町・馬頭公園/定点C



枝が特徴的。

恥ずかしながら品種不明。



ソメイヨシノとは明らかに進度が遅い。

咲いてから判定してみるとする。

さくら市・早乙女の桜並木



土手の東崖に菜の花が目立ち始めた。

僕が到着するのは夕方なので

明るく写せないのが残念。



東野バス「連城橋」バス停近くに

河津桜らしきもの発見。



一足早く

開花していました。

さくら市・早乙女の桜並木/定点



県道との立体交差付近。

日当たりが良いこともあり

ここだけが

ピンクにまで進行していた。

基本的に

土手上は強い風が通り抜けるため

進行は遅い。





たんぼにいる常連さん。

今週も

また会えましたね・・・



荒川右岸のシダレ。


観察の追加です。



来週は

開花特別態勢の予定。

お花見のスタンバイは

お早めに。




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