*この日記は被災した相方が以前、ブログに書いたものです。
相方の了承を得て掲載してます。
(まだ、この時は2人とも出会ってません)
今は料金所が無くなってしまったが
有料道路を登り 下る途中に
神戸を見渡せる場所がある。
それはテレビでしか見たことのない空爆でもされたかのように
大きな黒煙が2本 あっちとこっちに
立ち登っていた。
空恐ろしい恐怖に駆られながら
車を走らせた。
暫くは幾つかのトンネルが続き
長いトンネルを抜けると
新神戸駅下から 地上に出て来た。
街はまだ静かで
何事も無かったかの様に見えた。
しかし1つ1つ目を凝らして行くと
ハッとして 目を疑った。
国道沿いの信号が皆消えていた。
ヘッドランプを点けたまま大きな交差点を窓から手を上げ
止まってくれ 何とか渡った
渡った先のビルの一階は普段見慣れた大衆食堂だった。
しかしあの日は違った。
看板が地面の位置にまで下がり
崩れた瓦礫から足だけが出ていて
仲間がその足を引っ張っている。
そんな光景を車を走らせながら
唖然と見ていた。
信じたくはない光景だからだ。
しかし
僕はまだ その時は 普通に仕事へ行かなきゃ…
と思っていた。
車のラジオは地震が起きたことしか 伝えてはいなかった。
街が どうなっているかも知らないで。
続く
相方の了承を得て掲載してます。
(まだ、この時は2人とも出会ってません)
今は料金所が無くなってしまったが
有料道路を登り 下る途中に
神戸を見渡せる場所がある。
それはテレビでしか見たことのない空爆でもされたかのように
大きな黒煙が2本 あっちとこっちに
立ち登っていた。
空恐ろしい恐怖に駆られながら
車を走らせた。
暫くは幾つかのトンネルが続き
長いトンネルを抜けると
新神戸駅下から 地上に出て来た。
街はまだ静かで
何事も無かったかの様に見えた。
しかし1つ1つ目を凝らして行くと
ハッとして 目を疑った。
国道沿いの信号が皆消えていた。
ヘッドランプを点けたまま大きな交差点を窓から手を上げ
止まってくれ 何とか渡った
渡った先のビルの一階は普段見慣れた大衆食堂だった。
しかしあの日は違った。
看板が地面の位置にまで下がり
崩れた瓦礫から足だけが出ていて
仲間がその足を引っ張っている。
そんな光景を車を走らせながら
唖然と見ていた。
信じたくはない光景だからだ。
しかし
僕はまだ その時は 普通に仕事へ行かなきゃ…
と思っていた。
車のラジオは地震が起きたことしか 伝えてはいなかった。
街が どうなっているかも知らないで。
続く
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