「ソル薬局の息子たち」４４話まで

ジンプンの結婚問題で。

結納の日に、家族に自分が断るからと、母の夢見た結婚をおじゃんにした長男のジンプン。

今度は本当に好きなスジンとの結婚を何よりも母に許してもらわなくてはいけません。

頭に鉢巻を巻いて飲まず食わずで寝込む母。

その扉の前で正座して飲まず食わずのジンプン。

それを見守る？　家族の対応。

この家族のそれぞれが面白くて。

ジンプンを叩いて叱る母を叱ろうとしたおじいちゃんですが、逆襲に会い、「この子は私が産んだ子です。」　あまりの迫力に引くおじいちゃんです。

このドラマが今までのホームドラマと違う所は　こんなところでしょうか？

徹底的に人を追い込んだり、年長者だけが考えを通したりするのではなく、　この家族は　皆が人格者ではなく、　それぞれが何だか足らない部分を持っていたり、許しあったり、分かり合ったり・・・・そんなところがあるから、この登場人物達がとても可愛く思えちゃうところです。

家が暗いから帰りたくないと全員一緒に帰って、ご近所には「おしどり家族」と思わせたいおじいちゃんだったり。　　ああ、そうそう、結納の日に、食堂で作っていた小麦粉がドタバタでひっくり返ったり・・・
男同士で夜集まって密談があり、デプンがジンプンが長男として今まで母の思うとおりにする為に色んなことを諦めてきたことを話したり。

お母さんは、お母さんで小学校３年生の時の「ダイアモンドを買ってくれる」って約束も果たしていない・・・・などと言い出したり（どの家族も同じだなあと・・・・納得）

おじいちゃんもお母さんにとって長男は特別だったのだから、思いが強くて、嫁としてみた場合に反対なのもうなずけるなどと・・・

お母さんの籠城をどうやって突破するかと思ったら。

流石のお父さん、

庭で焼肉パーティを始めました。　いくら断食してもこの匂いにはたまらないことでしょう。　　そして、かかってきた慈善団体からお母さんへの電話。

「今、鉢巻して寝てます。　　以前は、嫁に来るならどんな人でも良いなんて言っていたんですが、いざとなったら、欲が出て、気に入らないからと食事もせずに寝込んでいるんですよ。　そんなわけですから、高齢者のお宅のキムチ漬けなどお手伝いできる状態ではないので、　会の皆様にもその旨宜しくお伝えください・・・」などと。　言っちゃうお父さんです。　

ここまで言われたら、出てこないわけには行かないではありませんか～～

もちろん怒りパワー全開で飛び出して来ましたが。

イルイルドラマでありますが、「頑張れ、クムスン」では、徹底的に話し合って、許しを請う場面が多く登場します。　そのとことんさにビックリしたのですが。

今回は、人間の生きる知恵で持って、克服していきそうでたくましさや日常性があって生き生きしています。　　皆、素晴らしい人格者って訳ではないのですが、お説教臭くなくって、良いです。

その辺りが人気の秘訣かなあ。

今週も見終わってパワーを沢山もらえました。