良い子の歴史博物館

訪れたことのある博物館、歴史上の人物、交通機関についての感想、小論など。

反日感情

2005年04月06日 | 雑談
なんだか、よくわからないのだが、ここ数年、韓国、中国での反日ムードが高まっているらしい。
これに対抗して、日本側の嫌韓、嫌中感情も大きなものになっている。

おい、おい。
何やってるんだか。

お互い仲良くすれば、どちらも大きな利益があるのに。
特に、日本と中国。
現在、互いに最大の貿易取引相手国ではないか。
両国は経済的には完全に依存している関係にある。
対立を深めても両国とも何の得にもならない。
だが、この単純なことが理解できない馬鹿が多すぎる。

私は日本人だが、妻は中国残留孤児の娘で、私の義母は中国人である。
従って、日中両国が対立してもらっては困るのだ。
妻の生まれ故郷は北朝鮮と国境を接する吉林省で、
かなり朝鮮文化が入り込んでいる地域でもある。
従って、中国・朝鮮地域が反日に向かってしまうのは、困る。

私の考えでは、日本の敵は中国や韓国ではない。
日本国内の左翼勢力こそ、各国の反日感情に火をつける元凶だ。
左翼マスコミが、教科書問題や靖国参拝問題、いわゆる従軍慰安婦問題を誇張して書きたてる。
誇張どころか、歪曲報道すら、なされている。
一部の文化人や政治家が、これに同調している。
中国や韓国の立場では、これらに敏感に反応しないわけにはいかない。
しかも中国、韓国の人々には、真実は知らされていない。
さらに日本外務省の無能さが輪をかける。

中国、韓国とも大きな国内問題を抱えているのだろう。
それを直視したくないために、反日感情に向かっているのかもしれない。

なんてまぁ、世の中、馬鹿が多すぎるのか。

今後、どうなるかわからない。
北朝鮮と韓国は、どちらも膨張する中華圏に吸収されるのだろうか?
このまま、日米 vs 韓中 の図式で“冷戦”が始まる可能性を憂慮する。

7 コメント

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お邪魔します (それでも地球は回る)
2005-04-16 14:46:35
左翼勢力が元凶という意見、興味深く読みました。

通常は東アジアの人々の感情を無視する右翼勢力が元凶という見方が多いと思っていましたので。

ただ、これだけの話では、どこまでは事実を認めるか?また、日本が再発防止にどう取り組んでいるかを示していないので、解決策の提案も欲しいところだと思いました。
いらっしゃいませ (ノルト@管理人)
2005-04-24 07:40:46
戦後、日本の首相は毎年のように靖国神社に参拝していました。

しかし問題になったことはありません。

調べてみると、中国が文句をつけてきた最初は、1985年8月15日の靖国参拝のときからです。

朝日新聞がネガティブキャンペーンを始めたからでした。

中国と朝日新聞が相互に記事言及することで、反対運動を始めました。

これがなければ、そもそも、靖国問題なんて、今も存在すらしなかったのです。
こんばんわ (ウヨホイホイ)
2005-04-28 22:41:20
真の安定を作るには共通の歴史認識のすり合わせが必要で、事実の隠蔽は出来ないのですよ。

靖国の事、本当にわかってますか?

日本の内政外交の問題を中韓側の問題に転嫁してガス抜きするかのような体制の態度と、

あなたが「左翼のせいだ」と片づけるのと、似たものを感じます。



ま、根本には東アジアの不安化によりアメリカ統治維の工作があり、ネオコンの下請け孫請けの

統一協会はじめ宗教系右翼に日本が飲み込まれ、反目を演出しているのが最大の問題だと思いますが。

(新しい教科書をどんな勢力が強力にプッシュしているのか、調べてみるとおもしろいでしょう)



安定交流を希望する人が、インチキ世論に流されることを心苦しく思い、書き込みました。
台湾は親日なんですが (田中です。)
2005-05-01 13:55:12
こんにちは。久しぶりに訪問させて頂きました。

いろいろなご意見があると思いますが、本多勝一氏の書籍に、差別される側の論理が書かれておりまして、日本人には理解できない根深い恨みが中国・韓国にあるものと思います。

その国の世論や教育については、その国のかってですから、内政干渉しない方が良いと思いますが、昨年来続いている中国の過激な行動は少し違和感を覚えます。

反日と侮日 (cfsasaki@管理人)
2005-05-02 16:48:31
中国と韓国の反日感情は微妙に違います。

韓国のは、日本に対する劣等感の裏返しみたいな反日と言えるでしょう。

問題なのは中国でして、日本を見下すべき小さな国とみなす侮日が含まれていることです。

恐らく今後、中国は大きく発展します。

アメリカと並ぶ大国になる可能性があります。

部分的にはバブル崩壊みたいなこともあるでしょうが、

今の中国の勢いは止まらないというか、

発展の余地が大きいため、

仮に北京政府がこけて転んでも、

中国各地域の発展は止まらないでしょう。

人民解放軍の動向が気になりますが、

軍の要人は商売上手でして、

軍の維持費を稼ぐため、

軍の傘下企業を使って幅広い経済活動を行い、

一種の産軍複合体を形成しているそうです。

反面、軍需品の横流しも相当レベルあるが・。

どちらにせよ、中華圏の各レベルで一斉に経済発展に血眼の状態です。

中央政府のコントロールがなくても発展しそうです。

そんな中、日中関係が不健全なのは、

日本の未来に関わります。

中国の侮日世代は日本が自分たちの足元にひれ伏すことを象徴を示さない限り満足しないのでは?と考えます。

それが靖国問題であり、教科書問題の本質でしょう。

これは日本の立場からは許されないことです。

従って、両国はのっぴきならない対立と平行線をたどるしかない。

米英両国は靖国を問題にしたことはないし、

教科書検定問題は、某大新聞社の誤報(意図的?)から始まったが、

これも実情を把握できる米英で問題にならない。

だが、中国はこれに食らい付いて、

日本に頭を下げさせようとします。

戦勝国たる中国に逆らうなと言いたいのです。

そのシンボルになっています。



ネオコンやら、勝共連合やらを取り上げて、

陰謀史観で遊んでいる人もいるようですが、

巨視的には、大陸国家(かつてのソ連、明日の中国)vs海洋国家(米英・アングロサクソンとそれにくっつく日本)の対立の表れかもしれないと、私も夢想して楽しんでいます。
朝鮮半島における反日運動について (野田です)
2006-01-24 14:54:47
タイトルのテーマで、レポートを書こうと思っています。なぜ、反日運動が起こったのか、基礎の部分から書きたいです。あと具体的な問題についても書きたいです。
Unknown (Unknown)
2006-01-24 14:56:37
書き忘れましたが、アドバイスがほしくて書きました。よかったら教えてください。