金融庁は8月23日、アコムに、貸金業規制法に違反した貸し出しを
していた疑いがあるなどとして立ち入り検査に入りました。
同社は今年1月に定例の検査を行っていて、今回の再検査は異例です。
再検査したのはアコムが、貸し出しの際に貸金業規制法で義務付けられて
いる利用客への契約書面を交付していなかったことや、強引な勧誘で
顧客の希望額より多額の貸し付けを行うなどの苦情が同庁に寄せられて
いたからです。
多重債務問題の解決を目指す金融庁は今年4月、違法な取り立てを行って
いたアイフルの全店に一部業務停止命令を出すなど、消費者金融への検査
を厳格化し、業界全体の内部管理体制を向上させようとしています。
また、貸付上限金利の引き下げや貸付額の制限など規制強化に向けた法改正
作業も進めており、アコムの検査結果は法改正論議に影響を与えると思われ
ます。
アコムは貸付残高が1兆5962億円(06年3月期)で現在業界1位、
そして三菱UFJフィナンシャル・グループとの提携やクレジット・カード
の発行など、他の貸金業者をリードする手法で業績を伸ばしてきました。
金融庁の対応をみていると、今後は銀行並みの内部管理体制の構築を
求められているようです。
していた疑いがあるなどとして立ち入り検査に入りました。
同社は今年1月に定例の検査を行っていて、今回の再検査は異例です。
再検査したのはアコムが、貸し出しの際に貸金業規制法で義務付けられて
いる利用客への契約書面を交付していなかったことや、強引な勧誘で
顧客の希望額より多額の貸し付けを行うなどの苦情が同庁に寄せられて
いたからです。
多重債務問題の解決を目指す金融庁は今年4月、違法な取り立てを行って
いたアイフルの全店に一部業務停止命令を出すなど、消費者金融への検査
を厳格化し、業界全体の内部管理体制を向上させようとしています。
また、貸付上限金利の引き下げや貸付額の制限など規制強化に向けた法改正
作業も進めており、アコムの検査結果は法改正論議に影響を与えると思われ
ます。
アコムは貸付残高が1兆5962億円(06年3月期)で現在業界1位、
そして三菱UFJフィナンシャル・グループとの提携やクレジット・カード
の発行など、他の貸金業者をリードする手法で業績を伸ばしてきました。
金融庁の対応をみていると、今後は銀行並みの内部管理体制の構築を
求められているようです。