毎年恒例の花邑の新年会。
今年は酉年ということで、鳥柄を取り入れたコーディネートの方も。
意外と自分で仕立てた帯をお締めになっている方が少ないのは残念。
自作は普段着志向、新年会は華やかフォーマルに装いたいから、という理由からかもしれない。
私は、自作帯にこだわって、ラオス布から仕立てた名古屋帯を角出し結びにした。
着物は久米島紬。
写真にはないが、半襟は竹に雀の刺繍で。
去年は振袖を着ていたことを皆さんよく覚えていてくださっており、「今年はあの赤い振袖ではないんですね。」と何人かから声をかけられた。
今年は日本髪を結って振袖をお召しの方がいらして、とても可愛らしくお似合いだった。
帰りに銀座松屋で開催中の白州正子展へ。
彼女が店主をしていた銀座の「こうげい」という店は、今まさに興味を持っている類の品揃えがあったと思われ、閉店してしまっているのが残念だ。
素朴で美しい紬キモノに、型染めやイカットなどの絣の半幅帯を締めている普段着姿がいいなあと思った。
今年はもう少し、半幅帯の仕立てを続けてやってみようかという気になった。