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旅の終わり

2008年09月01日 | その日その日
■ベルリンの空
9月になった。日本はどうなっているのだろうかと思いつつ,ヨーロッパでの最後の日をベルリンで迎えることになった。

今朝,早起きできたのは午前6時頃,ドカン,ドカンという音で目を覚まされたからだ。ロシアが攻めてきたのか,テロ攻撃かと驚いたが,ホテルの隣の建築現場でパワーショベルが地面を掘っていたのだ。辺りは真っ暗,東の空がやっと赤く染まった頃である。日曜日のデパートは6時で閉めるのに月曜日はいきなり夜明けから仕事なのか。しかも騒音大発生。いったいドイツの労基法はどうなっているのか。ドイツ人が勤勉なのは分かるが。道路を見ればもうたくさんの車がヘッドライトを付けて走っている。エコノミックナントカという言葉が懐かしく思い出されるではないか。


鮮やかなベルリンの夜明け。もう街は動き出している。
今日でドイツともお別れだ。

ベルリンの空は今日も澄んで青い。こういうのをエーテル・ブラウというのか。その空を何本か飛行機雲を引きながら旅客機が飛ぶ(トップの写真)。テーゲル空港に離着陸する飛行機のものだろう。私も今日はそのうちの一機に乗って帰るのだ。しかし,暑い。ベルリンが最も暑い。30度近い暑さだ。

今日は最後の仕事と土産物の買い出しである。後はテーゲルからフランクフルト国際空港までの連絡がうまく行くことを祈るだけ。


フランクフルト行きルフトハンザ機(A300-600)。ベルリン・テーゲル空港搭乗ロビーから。

■アウフヴィーダーゼーエン!
昼食を済ませてしまうと,もう,することもなく,飛行機の接続が気になるので予定より1時間早くテーゲル空港に向けて発つ。ドライバーは親切にも抜け道で早く着けてくれたようだが,案の定,空港では早過ぎて待たされた。しかし,逆よりずっとよい。

国際線に不案内な私は,待合所でたまたま隣の席で文庫本を読んでいた日本の男性に接続などを確認してしまう。ああ,もう日本語の世界に入るのだなという感慨が湧く。やっとドイツ語から離れられるわけだ。ドイツ語は好きだが,毎日ドイツ語ばかりでさすがに参ってしまった。もう,これでドイツともドイツ語ともほんとうにさようならだ,と思った。
ところが,フランクフルトから乗り継いだ成田行きの隣の席にはドイツ人のお嬢さんが!(笑) 聞けば,日本で1か月の休暇を過ごすという。明るいフランクフルテリンだ。しばらくドイツ語と英語で世間話をした。そしてこれが私の最後のドイツ語会話となった。九州まで旅行すると言っていたお嬢さん,Gute Reise und Aufwiedersehen!

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