立山連峰(2)
立山連峰の中で、一番目立つ、と言えばもちろん「剱岳」。
剱岳
(手前に伸びているのは「早月尾根」)
剱岳の右横の「大日岳」も、立山の前面に堂々として鎮座し、
もう少し右に視点を移せば、「薬師岳」も目に飛び込んでくる。
薬師岳
大日岳
立山は大日岳の後ろで そっと控え目に鎮座している感じだ。
立山の「山名の由来」には、
「本来は剱岳のことであるが、なぜ今の場所を立山と言うように
なったのかはわからない」、という説もあることを紹介している。
剱岳の登山道には、「カニのたてばい」と「カニのよこばい」という
有名な「鎖場」があり、上りが「たてばい」、下りが「よこばい」という
一方通行になっている。
それだけ たくさんの登山者が押し寄せているということでもあろう。
「たてばい」は傾斜70度にもなるが、上を向いて登るので
それほどでもないそうだが、「よこばい」は否応なく下を向かざるを
得ないので、絶壁を見ることとなり、恐怖心がより強いという。
どちらも1つ間違えば、剱岳よりも高いところに行ってしまう・・・(涙)。
ところで、剱岳は国土地理院にとって恰好の題材らしく、
いたるところで「比喩」として採り上げられている。
地理院地図3Dのページでは、
「誰でも・簡単に・日本全国どこでも」地理院地図を3次元で
見ることができます。
ということで、「材料色の立体模型(剱岳)」として採り上げられている。
地理空間情報ライブラリーでも、「地理院地図3D」があり、
「個別サイトで見る」の後半「ギャラリー」の中にある
「剱岳」をクリックすると、等高線の地図が現れる。
右クリックと左クリックを うまく使いこなせば、地図が
左右・上下に動いてくれるので、いろいろな方向からの
姿を楽しむことができる。
剱岳は、やはり、早月尾根からグーっとせり上がっていく姿が
最も麗しい。
(3D)剱岳
本来は何かの研究のための手法なのだろうが、
操作している人たちも楽しんでいる姿が目の前に浮かんでくるようだ。
奥穂高もあった・・・
穂高連峰