地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

秩父三十四観音霊場 巡礼の旅 -1日目- その1

2011-04-09 19:24:01 | ☆巡礼編
秩父三十四観音霊場巡礼のスタートは、一番札所に程近い秩父鉄道の大野原駅を選びました。
大野原までは電車を使います。

本来、江戸から秩父札所に入る道は、東秩父を経由するのが一般的だったそうです。
東秩父村の皆谷地蔵堂で初めて巡礼道の道標が登場する事から、それを江戸巡礼古道の出発点とするそうです。

今回は、徒歩で札所の順番どおりに廻るのを基本にしました。
順番どおりとせずに、効率の良い廻り方もあると思いますが、そこはこだわってみます。


2011.4.6 


自宅から大野原駅に降り立つまでに、既に昼近くになっています。
もっと早朝に出発すれば良いのでしょうが、初日から飛ばすと後が続かない恐れがあります。
まあ、初日だし足慣らしと言う事で。

天気が良いので気持ち良く歩きます。
途中で案内板を見つけます。





大野原駅から30分位で、一番札所に到着です。
『秩父第一番 誦経山 四万部寺(しまぶじ)』曹洞宗のお寺です。
ご本尊は、聖観世音菩薩です。





秩父巡礼の第一歩です。
何となく厳かな気持ちになってきます。







最初が肝心なので、ローソクと線香を供え、震災で亡くなられた方のご冥福を祈ります。






納経所へ行き、納経帳を求め、巡礼に際し詳しくお話をお聞きします。
平日で、ちらほらとしか巡礼者がいないので、充分時間をかけて色々お聞きする事が出来ました。

たくさん種類のある納経帳でしたが、選んだのは、





ごく普通のものです。
もっと大判の豪華なものもありましたが、この先の持ち運びを考えて小判のものを選びます。

戴いたご朱印は、

 



納経所の方に丁寧にお礼を言って一番札所を後にして、二番札所へ向かいます。






二番札所へは、のどかな山道を登って行きます。





途中から結構キツイ上り坂になってきます。





40分ほど歩くと、ようやく下り道になります。





見えて来ました。
『秩父第二番 大棚山 真福寺』曹洞宗のお寺です。
ご本尊は、聖観世音菩薩です。






ここでも震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

このお寺は、どうやら無人のようです。
ご朱印は、山を下りた『光明寺』の納経所で戴くようです。
一休みして水分をしっかり補給してから出発です。







巡礼道には、このような「道標石」などがあり、迷わずに廻る事が出来ます。
有難いことです。





今度は山道を下って行きます。
下りの方が登りよりも、膝には負担です。
左膝がギシギシと泣いて、かなりしんどいです。





途中、散歩中のお年寄りの方から光明寺までの道順を丁寧に教えて戴きました。
道標もあるので、決して道が分からないで迷っていた訳ではありません。
歩いていたら、話しかけて戴いたので、素直に分からないフリをして聞きました。
地元の方の優しい心に触れた一瞬でした。
深謝です。





「光明寺」が見えてきます。





札所のお寺ではありませんが、ここでも震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

戴いたご朱印です。


 



三番札所へ向かう道は、平坦な舗装道を行きます。

案内看板や、





道標石が心強い味方です。





三番札所が見えてきます。





『秩父第三番 岩本山 常泉寺』 曹洞宗のお寺です。
ご本尊は、聖観世音菩薩です。






震災で亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、今日は最後まで左膝がもちます様にとお願いします。

ここまでで、おおよそ6km程歩いていますが、距離ではなく山を一つ越えた事が響いているようです。


痛む左膝を気にしながら、納経所でご朱印を賜ります。


 



四番札所へは、平坦な道です。





距離も比較的近いです。





人と自転車専用の橋を歩いて渡ります。
程なく四番札所が見えてきます。





『秩父四番 高谷山 金昌寺』 曹洞宗のお寺です。
ご本尊は、十一面観世音菩薩です。





大きなわらじです。長さは2mはあるでしょうか?
感動しつつ、石段を登って行きます。





ここでも、震災で亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、左膝の事をお願いします。
左膝を庇いながら歩いているので、右足まで痛みが出てきます。
最後まで大丈夫かなあ?





それならばと、慈母観音にもお願いしておきます。





石仏群にもお願いを...。



納経所で賜ったご朱印です。


 



左足を庇いつつ、第五番札所へ...。





道標にはお世話になります。
今日は全く迷わないで、ここまで来られました。

そう言えば、昼ご飯を食べていない事に気が付きました。
コンビニやその他の飲食店が全くありません。
仕方なく、看板が見えたドラッグストアーで、パンと飲物を買います。
次の札所のベンチで食べよう、っと。


しばらく歩くと道路沿いに、かなり遠くから門が見えます。





『秩父第五番 小川山 五歌堂』 臨済宗のお寺です。
ご本尊は、准胝観世音菩薩です。





震災で亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、左膝の事をお願いします。
ここも無人のお寺のようです。

さっき買ったパンをベンチで食べます。
少し元気が戻って来ました。

ご朱印を貰いに、五番の納経所のある「長興寺」に向かいます。
少し離れていますが、ここからも見えています。





長興寺でも震災で亡くなった方のご冥福をお祈りすると共に、左膝の事をお願いします。


納経所で賜ったご朱印です。


 




今日の初日は、この後第九番札所まで廻ったのですが、記事も永くなってしまいましたので、続きは次回の記事と言う事で。




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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-06-18 10:51:35
天気が良くて素敵な写真。
私も是非後に続こうと思いました。
☆Unknownさん (礼次郎)
2015-06-18 19:02:23
コメントありがとうございます。

この巡礼の旅の間は好天に恵まれ、事故もなく無事終えられました。
歩くのでしたら天気の良い時をおススメします。
自然の中を歩く巡礼。
とても清々しいですよ。

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