Motor Rock Life!!南方見聞録

Cannonballrush!!Vo/g,Captain,JerryのMotorRockな徒然帳。

private pool

2017-08-08 11:22:01 | 日記
夏になるたび、様々なプールで楽しむ絵がSNSやら、なにやら、
もう、そりゃ楽しそうでさ、
水着の女の子が弾けそうな笑顔で!な、TVCMも手伝ってか、

プールこそ正義!な、いけない感覚になりがちだが、

何も、夏はプールが全てじゃない!
海!山!川!
自然が俺を呼んでいる!

いや、呼んでいなくても行くのさ!

行っても、実際には見るだけだが…

そりゃそうさ!バイクでブーン!じゃ、なかなか無理があるだろ?

川に飛び込んだり、海で波と戯れるためには、世の中水着や着替え!ってのがスタンダード必須!

そんなもん、俺の積載量なら世界最小クラスのバイクじゃなかなかやれる芸当じゃないわけでさ。

ま、

どのみち泳げないんだし…と、

体感温度は40度を超える真夏のガレージでバイクのオイル交換なんてしてると……だんだん気が遠くなってくるわけさ…そんな時…

さすがに今年はプールに入りたい!
リゾートしたい!

欲の導火線に火がついたわけ!


蝉が大合唱!台風は初めてのお使いのごとく太平洋でぐるぐると迷子になって迷走してるなか、

夏を楽しむため、人生初!プライベートプールをGET!!する!
そう決めたんだ!

ここからが男のこだわり炸裂!

梅雨が明けた平日!
近所のアピタへ出かけ、以前から狙っていたスペシャルなビニールプールを購入!
ズバリ!(¥2980)

実にお手頃価格!

林家ペーによく似た店員さんの不思議そうな視線が痛いが、
とにかくプールは手に入れた!

次!

流石に自宅リゾート気分!という名目上、そして自分の肺活量にたとえ自信があったとしても、ここはやはり電動エアポンプが必須!
なんたって60秒でプールを展開できるスピードこそ!

リゾート感への第一歩じゃないか!

プールを膨らましたが、自分はヘトヘトに凹んでしまった!なんて、enjoyのeの字も感じられない夏にはしてはならないのだ!

25年間、封じられてきたプール遊びというものは、俺にとってはそんじょそこらのビニールプールでさえ、ドバイの高級リゾートコンドミニアムに常設されているリゾートプールを凌ぐ勢いがあるのだから!

帰宅後、自宅庭にプールを設置(置くだけ)しようと外へ出て気がつく…

実に味気ない……

庭がコンクリート感ありすぎじゃないか!?


こちとら一世一代のサマーリゾート感を満喫する心算と、勢い!

これではあまりにも残念だ!


一旦プールとポンプを置き、

俺は再び車を走らせる。
そうさ!外気温は体感温度38度の午後だ!

かまうもんか!プールがあるんだぜ!(¥2980)スティーブ!
俺は自宅プールを持ってるんだぜ!(¥2980)ピープル!

ホームセンターへ着くと、真っ白なコンクリート用塗料!ローラー!ハケ!
おもむろにカートに乗せ、レジへ!

なんとなくライオネス飛鳥によく似た店員さんに塗装屋と勘違いされながら、

俺は心の中でなんどもこう唱えていた。

クラッシュギャルズ…
年齢が重ねられてもギャルズのままでいけるのか…?


まぁいい。
リゾート計画は着々と進行してるんだ!
やはり白がいいな!
コンクリートの灰色は何かリゾート感が無いじゃないか。
真っ白にしてしまおう!

こうして、外気温が34度の真夏の午後、再び太陽の下、庭の外壁塗装を開始する。。。

白く塗られていく外壁は、そりゃ美しい!

美しいが、反面、照り返しの強さは3倍だ!
ジオンの赤いモビルスーツのように3倍だ!

みるみる日焼けで俺自身がグラブロのように茹で上がったカニよろしく赤くなっていく。

恋するティーンのように照れてるわけじゃない。

日焼けだ。。。。

ガチガチの日焼けだ。。。

かまうもんか!!

リゾートのためならシャア専用ゲルググにでもめんたいパークのキャラにでもなってやるぜスティーブ!

しかし、

外壁を塗り終わるころ、

無残にも太陽は沈み、月が見えていた…


なんてこった……

あんなに照りつけていた太陽はきまぐれに西の空から消えてしまっていたなんて…。

いや、
地球の自転なのは知ってるよスティーブ!

よし!
ならば、
明日だ!

明日こそリゾートしてやる!と、ふと足元を見ると庭の一部が土のまま……

だめだ!この一部がリゾートしてないために俺はプライベートプール(¥2980)を台無しにしてしまうところだったじゃないか!


2日連続で同じ過ちを犯すのは本物の馬鹿だ!って昔、二日酔いを繰り返していた親父によく言われたが…

明日は朝一番で、この土の部分にレンガのタイルをひくぞ!

早速夜のうちに寸法を測り、


さぁ!
明けた翌日!
再び体感温度38度の猛暑キターーー!

さぁ、レンガを買いに行くぞ!
首を洗ってまってろ!
と、誰に対して言ってんだかわからない言葉を吐き捨てホームセンターへ!

あるわあるわ!!タイルの数々!30cm四方のいかしたレンガだ!

よし、

屋外で暑いが、眼鏡をかけた大学生のバイト少年にレンガを50個!!と、意気揚々と頼んだところ…

自分でつみこむ…というシステムだった事を知り震えが止まらない…が、

いや、リゾート大作戦!

いいか、大学生!!
仕事というのは、嫌なことも学べる大切な時間じゃないか、
今回は君の生白い身体が夏に耐えられるよう、一緒に筋トレをしようじゃないか!

と、
口車に乗せ、台車にレンガを載せる手伝いに成功する!

やはり、世の中頭を使わなきゃいけない。

賢く楽をするべきだよセニョール!

50枚のレンガを積み終えた大学生は息を切らしながらありがとうございます…と、心にも無いセリフで俺を見送る。

ふっ…

大学生よ。人生はな、ゆとりだけが全てじゃないぜ。
俺が世の中の厳しさってヤツ、お前に最初に教えちまったかもしんねぇな。悪く思うな。
これが賢い大人のクールなやり方さ。



台車を押して、押して、車の場所へたどり着いて俺は本当の恐ろしさに気づく…

なっ!!
なんて事だ!

台車から車へ積み替えるのは…まさか、俺のソロ活動なのか!?

しかも日当たり良好な駐車場、
リアゲートを上げたまま、俺は立ち尽くし空を見上げ、

大学生…

おまえは知っていたんだなぁ…


こうなるってことを…

俺がお前を躍らせている時、

お前はあえて、、、ここまで車を持ってきてください、、、とは、言わず、黙々と台車にレンガ50枚を積みながら…

ただではおわらせんよ!
と、

きっと、俺につぶやいたんだろなぁ。

チラッと、離れたガーデニングコーナーに視線を送ると、

駐車場の陽炎の向こうで、勝ち誇りながらアクエリアスを飲んでこちらを見つめる大学生の姿が見えた。。


完敗だよ…


あぁ。。。完敗さ!


その後、5分かけレンガを積み、帰宅後15分かけてレンガを庭に移動し、

全てが終わった頃…


再び太陽はきまぐれに西の空から姿を消していた…。


なぁ、

親父!

見てくれ…

このていたらく。

同じ失敗の2day's,こいつぁ、随分派手にやっちまった気がするぜ!


なぁに、

心配はいらねぇ。
なんなら、今夜!という時間を使い、俺はリゾートプロジェクトを最終段階まで進めてみせるぜ!


そして明日!

いよいよ、人生初プライベートプール(¥2980)につかりながら、ジョン クレアリーの when you get backをかけて、スムージーを片手に焼け付く8月の太陽に勝ち名乗りをあげてやる!!










翌日、

朝、俺を起こしてくれた目覚まし代わりの音の正体は、

久々に見まごうほどの豪雨だった……。

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