カンボジアの代理母問題を本にしようと思っているので、いろいろ分析中・・・・・基本的には楽しむためと旅行気分で地方に調査に出ているんだけれど、ジェンダー分析もちょっとやってるのである。
ざくっと1500名くらいのインタビューを3箇所でとって(これから8000人くらいのデーターもとる)、だいたい以下のような議論があるなと発見。
↓キプロスでおみやげに買ったパスタ、イタリア産だった・・・
まず、最初の発見は、多分過半数のカンボジア人が代理母に反対。これは最終的な統計をみないとわからないけれど、少なくとも、男性の間では軽く5割を超えて反対論だと思われる。男女を問わず、その理由は、だいたい以下の6つ。
(1)代理母の健康を害する恐れがある
(2)女性の身体を道具化することは問題である
(3)代理母は子どもの売買や人身取引と同じである
(4)代理母をもつ夫は、妻が代理母であることで精神的苦痛を負う (卵子提供がなかなか理解できないのである・・・・・あるいはそういうことは関係ないのかもしれない)
(5)生まれてくる子どもに与える悪影響(代理母から産まれたと知るとショックを受ける)
(6)代理母はカンボジアの伝統に反する (カンボジア人が好きな議論で、一体何の伝統なのか全く理論的バックアップなし)
↓キプロスワイン、5000年の伝統があるだけあって、おいしかった・・・・