「ゆき」の情報館

”クリント・イーストウッドの一ファン”

危ない“アキバ”を払拭、防犯カメラの設置体制の強化

2006-11-25 | Weblog

1.おタク狩り26件、メードも標的

 アニメグッズを買い求める少年などから現金を脅し取る「オタク狩り」が今年に入り26件発生し、メードが襲われる被害も発生している東京・秋葉原。メード喫茶や大型家電量販店の出店、つくばエクスプレス(TX)の開通などで街は変ぼうしつつあり、専門家は「人が増え、にぎわうと犯罪者が紛れ込みやすくなる。この事の犯罪はさらに増える危険性がある」と警鐘を鳴らす。“危ないアキバ”のイメージをぬぐい去りたい地元住民は11月22日、防犯カメラの設置に向け、千代田区や警視庁と協議する。

 オタク狩りが相次ぐ秋葉原。メードを見に来る観光客も増え、ここ数年で街は様変わりした。


2.住民結束設置訴え

 アニメフィギュアを見に来ていた男子中学生(14)を脅し、現金3000円を奪ったとして、恐喝などの疑いで15~16歳の男子高校生3人が9月、警視庁少年事件課に逮捕された。
 「オタクは弱いし、金を持っているので脅し取りやすかった」。3人はこう供述した。 同課によると、秋葉原周辺では今年に入り若者を狙った恐喝事件が未遂を含め26件発生。被害金額は計約35万円に上るという。
 オタクの“聖地”では先月中旬、メード喫茶のアルバイト女性が男に刃物を突きつけられ、わいせつな行為をされる「メード狩り」も発生した。
 「今後、オタク狩りのような犯罪は増える危険性がある」と指摘するのは『犯罪は「この場所」で起こる』(光文社新書)の著者、立正大学文学部の小宮信夫教授だ。
 ここ数年、メード喫茶が相次いで開店した秋葉原。TXが開通し、大型家電量販店もオープンした。10年前から通っているという男性(29)が「オタク的な人だけでなく、普通にパソコンを買いに来る客や、オタクやメードを見に来るような観光客が増えた」と話すように、街は様変わりしつつある。
 小宮教授は「さまざまな人たちが行き交うようになると、犯罪をしようとする者が心理的にも外見的にも紛れ込みやすくなるので注意が必要だ」と呼びかける。
 地元町会や秋葉原を管轄する万世橋署、千代田区などは現状を踏まえ、繁華街から死角となる路地などへの防犯カメラの設置に向け、22日に初会合を開催。今後、連用形態や台数、設置場所なども含め協議していく。万世橋町会の小暮敵士会長(田)は「抑止力になるでしょう。秋葉原が怖いとは思われたくない」と話す。

3.万世橋署の犯罪認知件数を昨年と今年の1~10月比較、

増加傾向
「強盗」:(3→6),「強制わいせつ・強姦」:(5→15)

減少傾向
「侵入盗」:(54→50),「ひったくり」:(10→9),「車上狙い」:(112→60)は減少している。

 同署は今年3月、JR秋葉原駅前に秋葉原交番を新設した。 来年度からは秋葉原交番を増員し、巡回を強化する方針だ。




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