最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

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●日韓経済戦争(8月20日)

2008-08-20 07:39:52 | Weblog
●1ドル=1053ウォン!(危機的な韓国経済)
Japan vs Korea, Economic War!

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韓国銀行の「猛烈な」ドル売り、ウォン買いにもかかわらず、
とうとう1ドル=1050ウォンを突破!
(08年7月だけでも、そのため、107億ドルも、外貨を減らしている。)
今朝(8月20日)は、1ドル=1053ウォン前後で、相場が始まった。

「猛烈な」勢いで、外資が韓国から逃げ始めている。
簡単に言えば、そういうことになる。

で、昨年の終わりごろには、900ウォン前後だったから、900ウォン→1050ウォンへと、約17%もウォン安になったことになる。
(この間、日本は、1ドル=120円→110円と、円高方向に推移している。世界的にドル安傾向がつづいているから、これは自然な流れとみてよい。)

で、時はからずも、数日前、キューバが、デフォルト(債務不履行)を宣言した。
手持ちの外貨が不足して、輸出代金が決済できなくなってしまった。
では、韓国はどうか?

先月から今月にかけての「猛烈な」ドル売り、ウォン買いで、手持ち外貨は、そろそろ底をついているはず。
(すでに韓国の手持ちの外貨が、底をついている可能性も高い。)

今週のはじめには、1ドル=1040ウォンが、ひとつの壁になっていたが、それをあっさりと割り込んでしまった。
原油価格がさがったとはいえ、今年度末までに返済しなければならない短期外債(=借金)は、膨らむ一方。

このままウォン安を放置すれば、韓国内の物価は上昇。
輸出代金を決済できなくなれば、韓国は、第二回目のデフォルトを経験することになる。

そこで韓国政府は、公定金利(日本の公定歩合)を、先週、5・0%から、5・25%へとあげた(08年8月)。
苦渋の選択だった。
金利をあげれば、国内企業に打撃を与える。
しかしそれ以上に、外貨の流出がこわい……。

が、こうしてがんばればがんばるほど、つまり無理を重ねれば重ねるほど、そのあとにやってくる「谷」は深い。
1ドルが何ウォンになったら危機……ということは、今の段階では言えない。
すでにその危機ラインを突破している。
1ドル=1050ウォンというのは、そういう数字である。

つまり「今、いくら?」ではなく、「短期間に、いくら変動するか?」をみる。
韓国のばあい、今週に入って、すでに12ウォンもウォン安が進んでいる。
これが今週末から来週にかけて、さらに10~20ウォンもウォン安が進むようなことにでもなれば、韓国経済は、おしまい。
お陀仏!

日本の輸出業者も、今からそのときを覚悟し、準備しておいたほうがよい。

【日本政府へ】

相手が頭をさげて日本に頼みにくるまで、けっして、こちらから救いの手を出してはいけない。
97年に日本がした「愚」を、繰りかえしてはいけない。

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(補記)(先月、7月20日に書いた記事より)

現在の韓国の外貨準備高は、2581億ドル。(=貯金)
今年中に返済しなければならない対外債務は、2156億ドル。(=借金)
原油の高騰で、昨年よりも、500億ドルも、輸入コストの増加が見込まれる。(=負担)
その上、経常収支は、今年(08年)、100億ドルの赤字。(=収入源)
加えてこの7月だけでも、ドル売り、ウォン買いで、107億ドルも外貨を減らしている。

これだけの数字を並べただけでも、現在、韓国がどういう状況にあるか、わかるはず。

加えて現在、外資が猛烈な勢いで、韓国から逃避し始めている。
韓国の株式市場でも、今年に入ってから、すでに20兆ウォン(約2兆円)も、売り越されている。

そこへもってきて、政情不安。
「ローソク・デモ」に見られるように、あの国は、何かが、おかしい。

かんたんに説明すると、こうだ。

あなたには、260万円の貯金がある。
しかし今年中に、220万円の借金を返済しなければならない。
しかし子どもの教育費で、今年は、さらに50万円の負担増。
7月だけでも、11万円近い、臨時出費が重なった。
加えて夫の給料だけでは、赤字。
仕事も減ってきた。
夫婦関係も、おかしい?

あとは、どうなるか?
みなさん、ご想像のとおり!

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