バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2018年2月定例デモと申し入れ書

2018-02-21 | 日記
2月17日バスストップの会定例デモ、参加者18名。
司令部の中に立つ星条旗が半旗に。またもやフロリダの高校での銃乱射事件によって殺された17名の死を悼んでのことでしょう。国内で銃社会をやめられないことと世界各地で戦争し続けることは表裏一体、武器兵器産業の奴隷の国アメリカの姿・・・。
名護市長選で稲嶺進市長を勝たせられなかった原因、なりふり構わぬしかし巧妙に用意周到に取り組まれた自公のやりくち。応援した仲間やデモに参加した藤本幸久監督(最新作「辺野古ゲート前の人びと」)からも貴重な話をきかせていただきました。すべてを洗い出してこれからの選挙に取り組まなければ。安倍自公政権が人権を踏みにじって進める新基地建設を止めるためにも、沖縄と本土の私たちは共に闘いましょう。
岩国に米艦載機の訓練を押し付けたが岩国市民の不屈の闘いは今も続いている、愛宕山の米軍住宅数は大幅に減らされているという報告もありました。
梅薫る一方まだまだ寒風が吹く住宅街を歩きました。




申 入 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官   ジェームズ・パスカレット少将様       
陸上自衛隊中央即応集団司令官             小林 茂 様                    
座間駐屯地司令                    豊田 真 様

今この国で、120万部を超えて大ヒットしている本があります。タイトルは「君たちはどう生きるか」です。80年前に吉野源三郎が書いた永遠の名作が漫画にもなって復活。子供の時に読んだものですが、今読み返してみると、今の時代の人たちに求められている内容です。主人公の少年コペル君と叔父さんの交流を通じて、少年が感じたこと、考えたこと、それらの深い意味が明らかになっていきます。
この本を一番に読んでもらいたいのは、日本政府の安倍首相や大臣たち、アメリカのトランプ大統領。軍拡で競争する超大国のトップの人たち。そしてこの申し入れ書を読んでくださる日米の司令官の皆さんです。そして米軍の皆さん、自衛隊の皆さん、米軍の下で働く日本人のみなさんに。
私達は、働いて日々の糧を得て、休日にはのんびりできて、平和に暮らしたいのに、なんで安倍政権は、私たちの払っている巨額の税金で、生き物(人間も含むあらゆる生き物)とそこに住む環境を破壊して100年200年も使える人殺しの新基地を作り、やんばるの森を壊してポンコツオスプレイのヘリパッドを作り、莫大な防衛予算でポンコツの兵器やオスプレイをなん十機も買うのでしょうか。3・11の原発事故で大変な被害を出し続け、決してなくならない原発の危険な使用済み核燃料を増やして再稼働するのでしょうか。
答えは、この本を読んで一緒に考えましょう。
長い間天動説が信じられてきた世界にコペルニクスの地動説がみとめられるのに長い時間がかかりました。
広島、長崎に原爆を落とし、ベトナムでは枯葉剤で森を焼き尽くし何世代にもわたって被害者を苦しめてきたアメリカ。自国民さえ救えずに、トランプの「アメリカファースト」に惑わされては、地球はもちこたえられません。日本国憲法が、戦後、かろうじて加害の歴史を押しとどめてきた日本。
安倍長期政権の下、この憲法がまさに危機に瀕しています。もう沖縄では、基地はいらないの民意を押しつぶして、金と無法と暴力で突き進むファシズム政治が始まっています。
世界的に見れば、1パーセントの人間が99%の人々の富を奪う政治が圧倒的権力をもって進められ、アメリカや、そこにコバンザメのように付き従う日本政府は、持たざる99%から搾り取るために嘘とごまかしと大きなお金を動かします。民主主義の仮面の下に権力の手先と化した、多くのマスコミ。権力の支配から魂を抜かれた司法。議会を私物化する堕落した与党。
小学生から年寄りまで、自己中心の天動説を抜け出して、このコペルニクスの地動説へと考えを巡らせましょう。今、自分が仕事でやっていることが、地球の滅びにつながっていないでしょうか。
基地にも原発にも未来はないのです。
2018年2月17日
                    バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする