バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2017年5月定例デモと申し入れ書

2017-05-21 | 日記

夏を思わせる暑さの中、14人で座間キャンプへの定例デモ。
共謀罪の衆議院法務委員会での強行採決の傍聴の報告横須賀港を母港している原子力空母の動向や自衛隊の米軍との軍事一体化の現状等、静かな市街地を進むデモですが、仲間からの話は現在の情勢を反映し厳しいものでした。
途中で星条旗、国連旗、日章旗と3本がひらめいているのが良く見える場所がありますが、星条旗がポールの下のほうに下がっていました。
 基地が市民に返される日、3本の旗全部が下げられ取り払われる日を一瞬思い描きました。

                                       


 申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第1軍団前方司令部司令官  ジェームズ・パスカレット少将 様

陸上自衛隊中央即応集団司令官   小林 茂 様

座間駐屯地司令   豊田 真 様

 72年前の地上戦の記憶を抱え、現在も続く軍隊とその被害に苦しむ島沖縄はこの季節、怒りと悲しみに包まれます。今年は、元海兵隊員・米軍属の男性による性暴力を受け殺害された島袋里奈さんの一周忌を迎え、より深い悲しみのただ中です。日本政府はその気持ちを踏みにじるかのように、425日、辺野古新基地建設の本体工事の第一歩である護岸工事を開始しました。3月末で県の岩礁破砕許可が切れているにも関わらず、県民の反対の声を無視して無許可で工事を強行しています。

キャンプ・シュワブのゲート前に座り込む人々を排除して、力ずくで進めるこの暴挙を許すことはできません。

米軍基地だけでなく、安倍政権は宮古島や石垣島、奄美大島、与那国島への大規模な自衛隊とミサイル基地の配備を進めています。南西諸島の防衛を名目に、実際には要塞化と言える計画で、アメリカの極東戦略の中には沖縄を戦場にした新たな戦争の準備だと明確に書かれています。すでに米軍が自衛隊を指導する形で離島奪還を想定した共同訓練が行われています。

キャンプ座間でも来年度に向けて陸上自衛隊の組織改編が進んでいます。3年前に移駐して来た陸自の中央即応集団司令部は来年3月で廃止、来年度「陸上総隊」として朝霞駐屯地に戻り、キャンプ座間には「陸上総隊」の下、新たに「日米共同部」が設置されると言います。横須賀に米海軍司令部と海上自衛隊の自衛艦隊、横田には米空軍司令部と航空自衛隊の航空総隊がおかれ、そして陸上総隊の新設と米陸軍司令部のある座間への日米共同部設置。安保法制化、米軍と自衛隊の一体化は杞憂ではなく現実のものとして着々と進んでおり、その最前線が沖縄だということは明白でしょう。私たちは、座間に置かれる日米共同部に反対します。

 国会ではまともな議論もないまま、共謀罪の委員会採決を強行しました。数々の悪法の成立は、治安維持法や軍機保護法などの下、民衆が戦争に動員されていった時代と重なります。安倍首相が改憲を明言した今、私たちは戦争に繋がる一つ一つのことにNO!の声をあげ、全力で安倍政権と対峙します。平和な社会を創り出すために私たち一人一人が「風(かじ)かたか*」になり、政権の目論見を粉砕します。                                *「風よけ」とか「防波堤」のこと。

 2017年5月20日

                    バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

    



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