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ゼロ・グラビティ

2013-12-19 23:13:58 | 映画
前評判の高かったこの映画、サンドラ・ブロックの久しぶりに主演映画ということもあり、楽しみにしていました。

が結果は

🍎🍎

でした。

宇宙で遭難したらどうなるか、とその後の救出劇にとても期待を持たせてくれた映画(予告編がとても見る気にさせてくれましたね。)ですが、映像以外は案外普通じゃん、と思ってしまった。

確かに映像はすばらしい。映画館の大きなスクリーンでみるべきものです。
いったい、このシーンはどのように作ったのか、考え考え見てしまいました。
ある程度はハラハラドキドキする場面もあり、それなりに面白いとは思いましたが、さて、もう一度見たいかと聞かれれば、どっちでも、と答えそう。
そういう感想です。

要するに、映像に凝った分、ストーリーが軽すぎる映画。印象に残りません。宇宙でたった一人取り残されているはずなのに、その恐怖心というのが、サンドラ・ブロックの演技からは全く感じられないのです。しゃべりまくっているだけで。緊迫感が全く感じられません。
サンドラと言えば、「スピード」ですが、まだそちらの映画の方が何回見ても面白いと思う。

宇宙での遭難ものと言えば、トム・ハンクスの「アポロ13」が挙げられますが、こちらの方が数倍、ストーリー性もあり緊迫感が伝わってきて、印象に残るとても面白い映画です。

今回の「ゼロ・グラビティ」は映像だけで、「アポロ13」に見られるような面白みが全くないですね。ちょっと残念。

ジョージ・クルーニーの扱いも軽すぎて、別にジョージ・クルーニーでなくっても良かったのでは、と思ってしまうような役柄です。

まあ、ちまたでは評判も良く、興行的には成功しているようなので(どうして、あれほど高評価なのかよくわかりませんが。)、それはまあ、サンドラにとっても良かったんじゃないかと思います。


ですが、アカデミー賞の作品賞って、絶対無理だと思います。良くて映像に関連するものでしょう。サンドラの主演女優賞も無理。





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